『ナイル殺人事件』広瀬彰勇、中村悠一、津田健次郎ら豪華日本版声優が決定
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ケネス・ブラナーが監督・主演を務める映画『ナイル殺人事件』の日本版声優キャストが解禁された。名探偵ポアロ役を広瀬彰勇、友人ブーク役を中村悠一、大富豪の娘リネット役を甲斐田裕子が務める。
【動画】ケネス・ブラナー×ガル・ガドット『ナイル殺人事件』、愛と欲望渦巻く本予告
“ミステリーの女王”の異名を持つ作家アガサ・クリスティが生涯を通して書き続けた“名探偵ポアロ”シリーズの中でも、アガサ自身が“旅行物のミステリーで史上最高傑作”と称するのが、1937年に発表された『ナイルに死す』。この傑作ミステリーを、ケネス・ブラナー監督が前作『オリエント急行殺人事件』(2017)に続き映画化した。舞台は神秘の国エジプトのナイル川を行く豪華客船。数々の難事件を解決してきた世界一の名探偵ポアロは、船内で起きる密室殺人事件に挑む。
主人公の名探偵ポアロの声を担当する広瀬彰勇は「前作、『オリエント急行殺人事件』に引き続きケネス・ブラナー氏自らの監督による本作はエジプトの美しい背景を舞台に愛憎渦巻くサスペンスが展開し、人間の愛と欲望を深く掘り下げた脚本が見事です。『私は知っています……愛のために……人は…人を殺す。』ポアロの言葉が21世紀の現代を生きる我々にも突き刺さる気がします」と見どころを明かした。
前作に引き続き登場するポアロの友人ブーク役は、中村悠一が続投。「前作ではいいポジション取りをしていたブーク。彼が今作また登場できると聞いて、今度は一体どんな役割なんだろ?と思っていましたが…?!驚きのドラマの連続でドキドキワクワクしていただけること間違いなしだと思います!」と語った。
莫大な資産を相続した大富豪の娘リネットの声を担当するのは甲斐田裕子。リネットは夫サイモンとクルーズ船の新婚旅行に訪れるが、ある晩何者かに殺されてしまい、第一の殺人事件の被害者となる。甲斐田は「ガル・ガドット演じるリネットは芯があり賢く優しさも持ち合わせています。ただ資産家ゆえに人を信じられない恐怖と弱さを隠し持つ。その辺りを損なわないように演じようと心掛けました。原作とは設定が少しずつ変化しているので、話を知っている人にも楽しんでもらえると思います」と語る。
リネットの夫サイモンの声を担当するのは津田健次郎。「サイモンは美しさと力強さを同居させた魅力のあるキャラクターだと思っております。名匠ケネス・ブラナーの描く華やかな上流社会の中で更にサイモンは輝きます。エジプトの壮大な景色の中で繰り広げられる華やかで残酷な名作ミステリー、どうぞお楽しみに」とコメントしている。
リネットの親友でサイモンの元婚約者の“謎めいた恋人”ジャクリーンを演じるのは森千晃。「私の中で、現実では関わり合いたくない人、作中No.1はジャクリーンです。心底悪い人間では無いと思うのですが、何をするかわからなくて恐ろしい…だからこそ映画の中ではとっても魅力的で、目が離せない存在になっています」と明かした。
このほか、敏腕マネジャーのロザリーを早見沙織、結婚式でパフォーマンスするために雇われた華麗なるシンガー・サロメを桜井ひとみ、ブークの過保護な母親ユーフェミアを榊原良子、リネットの名付け親であり後見人でもあるスカイラーを小宮和枝、スカイラーの看護師で株の大暴落で資産を失った過去を持つバワーズを一龍斎春水、リネットの友人として結婚式に出席する医師ドクター・ウィンドルシャムを川島得愛、リネットの財産管理人アンドリューを内田岳志、リネットのメイドで自身も上流階級の仲間入りをしたいと強く願うルイーズを潘めぐみが演じる。
映画『ナイル殺人事件』は、2月25日より全国公開。