
川津祐介
川津祐介 出演映画作品
-
ガメラ3・邪神〈イリス〉覚醒〈4K・HDR版〉
制作年:2021年4月16日(金)公開
平成ガメラ3部作の最終章が、ガメラ生誕55周年記念プロジェクトの一環として4K・HDR版で登場。樋口真嗣監督と特撮チームが正義の味方のガメラを悪役として捉え、ギャオスとの激闘によってもたらされる町や一般市民への被害に焦点を当てた意欲作。撮影監督を手がけた村川聡が監修を務め、最先端の音響技術によってスクリーンによみがえる。
-
動乱〈4Kデジタルリマスター版〉
制作年:2020年11月6日(金)公開
日本を代表するスター、高倉健と吉永小百合が初共演を果たしたことで当時大きな話題を集めた、歴史ドラマ。五・一五事件から二・二六事件までという混迷の昭和初期を背景に、寡黙で実直な青年将校と、その妻が貫いた愛を“海峡を渡る愛”“雪降り止まず”の2部構成で描き出す。監督は『日本沈没』や『八甲田山』などで知られる名匠、森谷司郎。
-
彦とベガ
制作年:2016年7月16日(土)公開
あいち国際女性映画祭2015で、フィルム・コンペティション長編フィルム部門グランプリに輝いた新星、谷口未央監督の長編デビュー作。山間で静かに暮らす老夫婦の姿を通して、老人介護と認知症の現実を温かい眼差しで描き出す。現役介護士の谷口監督が自らの体験を基に作り上げたリアルなドラマが秀逸だ。主演は名優、川津祐介が務めている。
-
ナンバーテンブルース さらばサイゴン
制作年:2014年4月26日(土)公開
ベトナム戦争最末期の南ベトナム全土で撮影され、紆余曲折を経て21世紀に完成した幻の和製ハードボイルドを、戦争終結40周年に合わせて初公開。当時ドラマ『ザ・ガードマン』で人気俳優となった川津祐介を主演に据えて、異国での決死の逃避行をスリリングに描く。『軍旗はためく下に』等の脚本家として知られる長田紀生が初監督を務めている。
-
サッド ヴァケイション
制作年:2007年9月8日(土)公開
青山真治監督による『Helpless』『EUREKA<ユリイカ>』と続く“北九州シリーズ”の集大成的作品。浅野忠信が『Helpless』の主人公健次に再び扮し、幼い頃に自分を捨てた母親との運命的な再会を果たした息子の葛藤を描く。宮崎あおいも『EUREKA…』で演じたキャラクター、梢として登場するほか、オダギリジョーなど共演陣も豪華な顔ぶれ。
-
純愛
制作年:2007年8月18日(土)公開
女優の小林桂子が中心になり進められた、映画と学校を作る市民プロジェクト“純愛プロジェクト“により生まれた作品。'45年、終戦直後の中国を舞台に、生死の淵を彷徨う若き開拓団の男女と、彼らを助ける中国人の母子の、国境を越えた友情と愛を描く。本プロジェクトに参加しているEXILEのATSUSHIが主題歌を担当しているのも注目したい。
-
エリ・エリ・レマ・サバクタニ
制作年:2006年01月28日(土)公開
『レイクサイド・マーダーケース』の青山真治監督が、『Helpless』以来10年ぶりに浅野忠信と再会して贈る、大人のための寓話。正体不明の“自殺病”に立ち向かえるのは、あるふたりの男が奏でるノイズミュージックだけ。そんな設定を基に、荒涼とした風景に“爆音”をかぶせる実験作だ。
-
ガメラ3・邪神〈イリス〉覚醒
制作年:1999年03月06日(土)公開
当初から3部作として構想されていた新“ガメラ”シリーズが3年ぶりに登場、いよいよ完結。ギャオスや新怪獣との決戦に加え、ガメラを巡る少女たちの愛と憎悪の物語が描かれる。
-
地雷を踏んだらサヨウナラ
制作年:
【砲弾が舞うインドシナ半島日本人青年の情熱が燃える】 ベトナムの戦火が拡大したカンボジアを舞台に、実在のジャーナリストの命をかけた取材を描く人間ドラマ。大がかりな海外ロケで本作を完成させた監督は「サワダ…」の五十嵐匠。
-
昆虫大戦争
制作年:
お家芸の女性路線が不調で模索期の松竹が苦しまぎれに発表したSF怪奇映画。核実験の脅威と意思を持った昆虫が、人類を襲う恐怖と並行して描かれる。「忘れ得ぬ慕情」の大型台風上陸の特撮で、日本映画特殊撮影賞を受賞した川上景司が特撮を担当。
-
モナリザお京
制作年:
セクシー女優、渥美マリが美しい女スリにふんした犯罪活劇。リスボンで盗まれた時価数億円のブローチ“海の星“が日本にあることを知り、スゴ腕の女スリ、お京はそれを狙って暗躍。彼女の逮捕に執念を燃やす老刑事、ライバルの女スリの罠をかいくぐりながら、彼女は、謎めいた探偵とともに“海の星“の行方を追い……。
-
黄金花-秘すれば花、死すれば蝶-
制作年:
【91歳、木村威夫監督による長編第2作】 日本映画史上最高齢での長編劇場映画デビューを果たし、ギネスブックにも登録された木村威夫監督の最新作。老人ホームで暮らす植物学者の夢と現実との狭間を行きかう時空を超えた魂のドラマが展開する。91歳とは思えない木村監督のみずみずしい発想力の光る映像表現がユニーク。原田芳雄や長門裕之、松坂慶子らベテラン俳優の競演も見どころだ。
-
ACACIA -アカシア-
制作年:
【アントニオ猪木主演×辻仁成監督の父子物語】 『フィラメント』の辻仁成監督の6年ぶりの作品は、父目線に徹して愛息に発した私信を基に、父と息子の愛情と絆を描く物語。アントニオ猪木が大魔神のリングネームで活躍した過去をもつ悪役覆面レスラーで、現在は団地でひとり暮らしの孤独な初老の男を熱演し、独特の存在感を醸し出している。辻監督が作詞した主題歌を歌う持田香織にも注目だ。
-
島育ち
制作年:
見渡すかぎりの青い海に囲まれた奄美の島を背景に、大島紬の織り子で純朴な島一番の美しい娘・しのぶと、東京から製糖工場の視察にやって来た素朴な男との愛情を描いた田端義夫のヒット・メロディの映画化。岩下志麻が可憐。
-
残侠の盃
制作年:
任侠道を誇った辰巳組が暴力団化するのを嘆いた元幹部で、今は一匹狼の島村吾郎が粛静に立ち上がる。“犬“シリーズや“黒“シリーズのスマートな主演ぶりで人気を博した田宮二郎のバタ臭いマスクは、任侠映画にはそぐわなかった。
-
悶え〈1964年〉
制作年:
結婚初夜に、夫から不能であることを告白された新妻の苦悩を描く異色メロドラマ。満たされぬ日々を送る処女妻は、いつしか若いプレイボーイに心惹かれていくが、どうしても一線を越えることができない。そんなある日、彼女は夫から人工受精で子供をつくろうと提案される……。
-
兇状流れドス
制作年:
時代劇の名匠・三隅研次が初めて撮ったヤクザ映画。市川雷蔵のあとがま的立場にあった松方弘樹が彼本来のキャラクターに戻り、喜々として演じている。大正の末、すご腕だが女好きのトッポイ流れ者・銀次が港の新旧ヤクザ抗争に巻き込まれ、町のダニを一掃していく。
-
つむじ風
制作年:
東へ走ってはホラを吹き、西へ行っては女を口説く一見田舎青年の陣内陣太郎を主人公にした爆笑喜劇。風のように現れ風のように去っていく陣太郎をめぐって、様々な人間模様が展開される。のちの“寅さん“の原型のような作品でもある。
-
眠狂四郎 円月殺法
制作年:
雷蔵の死により12作に及んだ“眠狂四郎“シリーズは終了したが、その3ヵ月後、早くも松方弘樹主演によって復活した。ベテラン監督・森一生も“狂四郎“シリーズは初めての演出。将軍・家斉の世継ぎ・家慶になりすました双子の弟の、陰謀に巻き込まれる狂四郎の活躍を描く。
-
網走番外地・悪への挑戦
制作年:
九州が舞台。鬼寅が働く不良少年保護施設を手伝うことになった橘真一は、暴力団・門馬組が少年たちをそそのかしているのを知り立ち上がる。ギャング映画の名作「汚れた顔の天使」を見事にパクったラスト・シーンが見もの。
-
いれずみ無残
制作年:
白い肌に絢爛たる“天女の羽衣“を彫り込んだ女・小夜を主人公に、それに魅せられてパトロンになった会社社長の殿村、小夜と同じ彫り師の手による刺青を持った男・新之助らが虚々実々の駆け引きを繰り広げる異色ロマン。後半のどんでん返しが見もの。
-
しびれくらげ
制作年:
「でんきくらげ」につづく増村=渥美マリのコンビで放つ第2作。ファッション・モデルが肉体を武器にして大企業をゆすり、巨万の富をせしめるに至る。性の解放と女性の自立を結びつけた増村保造独特の美学。渥美のグラマラスな肢体が挑発的。
-
でんきくらげ
制作年:
俗悪な生活環境のなか、時には性を武器にして体を張ってたくましく生きる女たちを、感傷を断ち切った、いわば乾いた知性を持って描いてきた増村保造の風俗映画。母の愛人に犯され、ホステスとなったヒロインは惚れた男の言いなりに金持ちと結婚し、その男の死後、結婚を迫る男を捨て、堂々と生きていくのだった。
-
夕陽に赤い俺の顔
制作年:
篠田正浩監督、寺山修司脚本によるポップアート・コメディの快作。悪徳土建屋に父親を殺された娘が復讐を誓う。土建屋は8人の殺し屋を雇って娘を殺そうとするが、ガンマニアの青年が娘を救う。全編パロディー精神に満ちた寺山修司の脚本が見事。
-
三味線とオートバイ
制作年:
ボーイフレンドとオートバイでツーリングに出かけた初子はトラックにはねられケガをする。初子の母親・とよ枝は駆けつけた病院で、医師の畔柳と20年ぶりに再会する。初子はとよ枝と畔柳の間の子供であったが、本人は知る由もなかった。桑野みゆきが揺れ動く少女の気持ちを巧みに表現している。
-
眠狂四郎 人肌蜘蛛
制作年:
母の墓参りに甲府に立ち寄った狂四郎は、そこで将軍・家斉の妾腹の兄妹が暴虐の限りを尽くしていることを知る。己れと同じ混血の青年を救うため、その鬼館に向かった狂四郎は毒矢を受け意識を失ってしまう。村人をなぶり殺す闘技場や情欲にふける姫など、猟奇度の高い一編。
-
卍〈まんじ〉〈1964年〉
制作年:
弁護士を夫に持つ人妻が、偶然知り合った独身の若い女の魅力の虜となり、同性愛の関係に陥る。そこに若い女の恋人である青年が絡んできて、夫を交えて奇妙な人間関係と倒錯したセックスの世界が、人妻の告白という形で描き出されている。女同士の同性愛という、その頃の日本映画ではタブー視された題材であるが、増村監督は、“恥も外聞もなく欲望を表現する狂人”たちが繰り広げる饗宴を肯定的に力強く描き、増村流美学をみなぎらせている。なお、この小説の映画化は市川崑監督が長年温めていた企画であるが、市川監督が「東京オリンピック」にかかったために、増村監督が演出を務めたという経緯がある。
-
赤い天使
制作年:
若尾文子が従軍看護婦に扮した人間ドラマ。天津の陸軍病院に配属された西さくらは、毎日、傷病兵の世話に明け暮れる従軍看護婦。彼女はそんな中、軍医の岡部と知りあい、愛し合う。だが、応急看護班を編成し、前線に向かった二人は敵に囲まれ、コレラの流行る部落に取り残されてしまうのだった……。増村ならではの壮絶な愛情描写が忘れがたい佳作。日本よりもヨーロッパで高い評価を得た。
-
風花〈1959年〉
制作年:
女優の岸恵子のために木下監督が書き下ろして監督した、純愛モードのメロドラマ。信州の田園地帯をバックに二世代にわたる身分違いの恋を、差別などの社会問題を取り入れながら描いた秀作。大地主の次男と小作人の娘が心中して娘だけが生き残った。男の子供を妊娠中の彼女は相手方の家に渋々迎えられ子供を産んだ。後にその子が長男の年上の娘に淡い恋心を抱くことに。
-
女の賭場
制作年:
江波杏子主演の大ヒットシリーズ第1作。関東一円の親分たちを集めた盛大な手本引き花会で、名人と言われる胴師、辰造がイカサマを見破られ自殺した。辰造の娘アキは、二度と花札は手にしないと誓う。ところが、ヤクザに憧れる弟、広志が父を死に追いやった男の率いる立花組に出入りするようになったことから、やがて一世一代の大勝負を仕切ることになる。
-
セシウムと少女
制作年:
東京阿佐ヶ谷の個性的な映画館「ラピュタ阿佐ヶ谷」や出版社「ふゅーじょんぷろだくと」を経営する才谷遼が、師と仰ぐ岡本喜八へのリスペクトを込めた世相に楯突く冒険ファンタジーで監督デビュー。17歳の少女の視点を通して、ニッポン近代史をさまざまなスタイルを駆使して駆け抜ける。主演はオーディションで選ばれた17歳の新星・白波瀬海来。
-
剣
制作年:
大学の剣道部の部長・国分は純粋に剣の世界に打ち込み、自らはもとより部員に対しても厳しかった。国分とは考え方が対照的な賀川は、国分が学内ナンバーワンの恵理を誘惑したと部員に説き、皆で厳禁にされている水泳をしてしまう。自らのいたらなさを恥じた国分は自殺する。雷蔵がストイックに剣の道に打ち込む主人公を好演。色濃く漂う虚無感は観る者を圧倒する。賀川を演じる川津もデカダンスな臭いを発散させて、雷蔵とは好対照な持ち味を発揮。三隅監督の演出も三島文学の香りをうまく生かして、硬質なストイシズムで貫かれた映像を作り出している。三隅監督には珍しく現代劇だが、三隅独特の正統時代劇の香りを得て、「斬る」「剣鬼」とともに代表作となった。
-
わが恋の旅路
制作年:
曽野綾子の原作を寺山修司と篠田正浩のコンビで映画化したメロドラマ。有閑マダムとの関係を清算した石原潔は、喫茶店のウェイトレス・千江に恋をし結婚しようとするが、千江は自動車事故に遭い記憶を失ってしまう。技巧派の篠田正浩がうまくまとめた小品。
-
江戸川乱歩の陰獣
制作年:
江戸川乱歩の怪奇・妖艶な世界を、職人・加藤泰が様式美を強調した絵作りで完全映画化。美貌の人妻・静子に届いた一通の脅迫状。そこには淫らな夫婦の痴態までが克明に記されていた。差出人は異色の推理作家・大江春泥。怯えた彼女は、春泥と対立する本格推理作家・寒川に助けを求める。寒川は快く引き受け春泥の足どりを追うが、見つからない。そこに第2の脅迫状が届き、予告通り静子の夫・六郎が隅田川の船着場に死体で浮かび上がる。さらに調査を続ける寒川は、いつしか静子と恋に落ち、深い関係になる……。映像、美術的面白さと同時に、乱歩らしい二転三転するストーリーも楽しめる本格推理劇。
-
笛吹川
制作年:
木下惠介としては珍しく、戦国時代を背景とした作品。しかし木下はこの作品をよくあるような華々しい合戦絵巻などにはせず、むしろ戦乱の中に生きる百姓の一家を年代記的に捉えることで、合戦がいかに退屈で空虚なものかを描くことに成功している。甲斐の国、笛吹川に架かる橋の下に、貧しい百姓一家が住んでいた。うち続く戦乱で男手は次々戦死。そうしたなかで定平はおけいを嫁にする。数年がたち、ようやく二人の男の子が生まれる。子供たちは成人して戦に出るが、高遠城が落ちたために二人は笛吹川に敗走する……。
-
好人好日
制作年:
笠智衆と岩下志麻が父娘に扮し、ほのぼのとした情愛を見せる人情ドラマ。奈良の大学の数学教授・尾関は、数学以外には無関心の変人。その娘・登紀子には竜二というフィアンセがいるが、彼女は父が竜二を気に入るかどうかが気掛かりで……。随所にユーモアを交えながら、娘を温かく見つめる父親を演じた笠智衆の好演が光る。
-
青春残酷物語
制作年:
当時、松竹ヌーヴェル・ヴァーグの旗手として強い支持を受けていた大島渚のデビュー2作目にあたる作品。欲望につき動かされるままにいきいきと行動しながらも、残酷な終末へジリジリと追いつめられていく青年と少女の姿が印象的な一編である。少しグレた女子高生マコこと真琴は、おもしろ半分で中年紳士の車に乗せてもらい、ラブホテルに連れ込まれそうになる。そこへ通りがかった大学生・清は、彼女を助けたうえに、紳士から金を巻き上げる。そんな風にして出会った二人は、その金で遊びまわるうちに深い仲になっていった。やがて、中年男をカモに、つつもたせで金を稼ぐようになる二人。無計画でアナーキーな彼らの行動は、警察に逮捕されてから一気に破滅へ向かう。“おれたち自分を道具や売り物にして生きていくしかないんだ。世の中がそうなっているんだ”。社会への敗北感にうちひしがれ、淋しくつぶやく清。この荒々しい野獣性と繊細さを合わせ持つ青年を川津祐介が好演。桑野みゆきとともに高い評価を得た。
-
やくざ絶唱
制作年:
「兵隊やくざ」以来5年ぶりにコンビを組んだ増村保造監督と勝新太郎の、兄妹相姦願望をテーマにした作品。妹に異常ともいえる愛をそそぐ勝新扮するヤクザは、彼女に近づく男は皆ぶっ飛ばす。妹はそんな兄を嫌い去っていく。絶望した勝新は新興ヤクザのボスを殺し、自らも銃弾に倒れる。
-
黒蜥蜴〈1968年〉
制作年:
怪盗・黒蜥蜴と明智小五郎との戦いを描く、三島由紀夫の戯曲の2度目の映画化。丸山(現・美輪)明宏のために三島が書き改めたという劇だけに、丸山の女装をはじめ、彼女(?)の魅力が十二分に発揮されている作品。名探偵はサシミのツマという感じ。三島自身が特別出演している。
-
ガメラ2・レギオン襲来
制作年:
「ガメラ 大怪獣空中決戦」(1995)で復活した、新生ガメラの第2作。札幌近郊に隕石が落下し、自衛隊科学チームが調査に行くが、隕石を発見できなかった。その後、札幌周辺で怪事件が続発。地下鉄の中で人間大のいも虫が、乗客を襲い、巨大な植物がビルを突き破った。植物がどんどん巨大化し、札幌が壊滅寸前、ガメラが現れる。植物をプラズマ火球で粉砕するが、怪虫の群れが襲いかかり、ガメラは退却。と同時に、巨大なレギオンが出現、仙台を壊滅し、東京に向かい始める。果たしてガメラはレギオンを倒すことができるのか?
-
霧の旗〈1965年版〉
制作年:
柳田桐子は殺人事件の容疑者として逮捕された兄の無実を信じ、高名な弁護士・大塚に弁護を依頼するが、貧しさゆえに相手にされない。そして兄は死刑になってしまう。その時から桐子の、理不尽ともいえる復讐心に火がついた。1977年に山口百恵主演によるリメイクが作られている。
-
化石の荒野
制作年:
終戦直前に行方不明となった5000キロの金塊をめぐって男たちが死闘を繰り広げる角川映画のアクション大作。興行的には今一つだったが、複雑な人間関係の絡みを除けば、かなり楽しめる娯楽アクションになっている。渡瀬と夏八木の格闘シーンなど、見せ場も多い。
-
けんかえれじい
制作年:
鈴木清順の作品には華麗なアクション・ドラマと破天荒な青春ドラマの系列があるが、これは後者の頂点をなす傑作。痛快なアクション、おおらかなユーモア、青春期特有のリリシズムと、そのすべてがうまく融け合い、見事な青春絵巻を展開している。昭和初期、岡山中学の南部麒六は“喧嘩キロク”とあだ名されるほどの喧嘩好き。配属将校にたてついて放校になり、会津へと転校する。そこでキロクは自らの腕っぷしで硬派の頭株にのし上がっていく。一方で下宿屋の娘・道子に想いを寄せるが、道子は修道院に入ると言いキロクに別れを告げる。キロクは敵対する会津中学に大決戦を挑み、勝利するが、“もっと大きな喧嘩をしたい”と東京へ向かう……。当時22歳の高橋英樹が硬派中学生を好演。ヒロイン役の浅野順子はこの作品ののち、すぐ大橋巨泉と結婚し引退したが、彼女の可憐さはこの作品の中で、永遠不滅の輝きを保ち続けている。
-
ゴジラVSメカゴジラ
制作年:
1975年の「メカゴジラの逆襲」から18年ぶりに復活したメカゴジラが、人類のゴジラに対する最新兵器として登場。さらに「怪獣総進撃」(1968)以来のラドン、ベビーゴジラと、キャラクターを盛り込んだ大活劇編。かつて未来人が作り上げたメカキングギドラのテクノロジーを参考に、メカゴジラが完成しつつあった。その頃、アドノア島で核の影響でラドンが誕生。島で調査をしていた大前博士と五条梓は、ラドンの卵の隣りにあった謎の卵を持ち帰る。卵から生まれたのは、ゴジラと同種族のベビーゴジラ。ゴジラはベビーゴジラに誘われて日本上陸。ついに完成したメカゴジラと戦うが……。ドラマ性よりも怪獣同士の戦いに力点を置いて描かれ、その部分では見ごたえがある。ただ、ゴジラは回を追うごとに強くなりすぎている感がある。
最新ニュース
おすすめフォト
おすすめ動画 >
-
X
-
Instagram