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小林稔侍

小林稔侍 出演映画作品

  • キネマの神様

    キネマの神様

    制作年:2021年8月6日(金)公開

    松竹映画100周年を記念した、山田洋次監督による人間ドラマ。ギャンブルの借金で家族に見放された男が映画を通じて再生していく姿を、若年期と晩年期を交えながら描き出す。急逝した志村けんの代役となった沢田研二が菅田将暉とW主演を務める他、妻役を宮本信子と永野芽郁が演じる。共演に野田洋次郎、北川景子、寺島しのぶ、小林稔侍ら。

  • 動乱〈4Kデジタルリマスター版〉

    動乱〈4Kデジタルリマスター版〉

    制作年:2020年11月6日(金)公開

    日本を代表するスター、高倉健と吉永小百合が初共演を果たしたことで当時大きな話題を集めた、歴史ドラマ。五・一五事件から二・二六事件までという混迷の昭和初期を背景に、寡黙で実直な青年将校と、その妻が貫いた愛を“海峡を渡る愛”“雪降り止まず”の2部構成で描き出す。監督は『日本沈没』や『八甲田山』などで知られる名匠、森谷司郎。

  • 鉄道員〈4Kデジタルリマスター版〉

    鉄道員〈4Kデジタルリマスター版〉

    制作年:2020年11月6日(金)公開

    高倉健が武骨な鉄道員“ぽっぽや”を演じた1999年の大ヒット作を4Kデジタルリマスター版で上映。直木賞を受賞した浅田次郎の同名小説をもとに、ひたむきに鉄道員として生きてきた男に訪れるひとつの奇跡を描く。監督は、高倉主演で『夜叉』をはじめ数々の名作を生み出した降旗康男。キーパーソンとなる女の子の役を広末涼子が務めている。

  • 海辺の映画館-キネマの玉手箱

    海辺の映画館-キネマの玉手箱

    制作年:2020年7月31日(金)公開

    名匠・大林宣彦が『あの、夏の日』以来20年ぶりに縁の地、尾道で撮り上げたファンタジードラマ。閉館間近の映画館で、スクリーン上の戦争の時代にタイムスリップした若者たちの数奇な体験を描く。日本の戦争史をたどりながら、さまざまな映画表現を展開させた大林監督の手腕を堪能することができる。出演は厚木拓郎 細山田隆人 細田善彦ら。

  • 男はつらいよ お帰り 寅さん

    男はつらいよ お帰り 寅さん

    制作年:2019年12月27日(金)公開

    ひとりの俳優が演じた最長映画シリーズとしてギネス認定されるなど、長年にわたって愛された『男はつらいよ』シリーズの22年ぶりとなる50作目。寅さんの甥の満男が、初恋の人イズミと再会する姿や寅さんとの日々に思いを馳せる姿を描く。主演を『ALWAYS…』シリーズの吉岡秀隆が務め、後藤久美子、倍賞千恵子、前田吟らが共演する。

  • 不能犯

    不能犯

    制作年:2018年2月1日(木)公開

    松坂桃李が魅惑的なダークヒーローに扮するサスペンス・エンタテインメント。原作・宮月新、作画・神崎裕也の大人気コミックを基に、不気味な能力で人の心を操り、誰も立証できない犯罪を犯す“不能犯“こと宇相吹正の姿を描く。社会の悪や、欲望にまみれた人間たちを死に追いやる宇相吹の真の目的とは? 監督は『貞子vs伽椰子』の白石晃士。

  • 星めぐりの町

    星めぐりの町

    制作年:2018年1月27日(土)公開

    数多くの作品に名バイプレイヤーとして出演してきた小林稔侍が76歳にして映画初主演を務めたハートフルドラマ。『蝉時雨』以来12年ぶりの監督作となる黒土三男がメガホンを取り、ものづくりの町、愛知県豊田市で全編ロケを敢行。人と自然に誠実に向き合い、額に汗して働き生きる人々の暮らしを描き出す。共演は壇蜜、高島礼子、荒井陽太ら。

  • 家族はつらいよ2

    家族はつらいよ2

    制作年:2017年5月27日(土)公開

    『男はつらいよ』シリーズ終了から20年ぶりの喜劇となった山田洋次監督作『家族はつらいよ』の続編。今作では“無縁社会“をテーマに、前作で“熟年離婚“の危機を乗り越えた平田家を襲うさらなる大事件を描く。おなじみの平田家の面々には、橋爪功、吉行和子らが続投。ユーモアと感動に満ちた山田ワールド全開の家族ドラマが繰り広げられる。

  • 家族はつらいよ

    家族はつらいよ

    制作年:2016年3月12日(土)公開

    名匠、山田洋次監督が20年ぶりに本格的な喜劇にチャレンジした家族ドラマ。突然の“熟年離婚“問題が勃発した一家に巻き起こる騒動と、家族会議で明かされるそれぞれの不満をユーモアたっぷりに描く。『東京家族』でも家族を演じた橋爪功、吉行和子、妻夫木聡、蒼井優ら8人のキャストが再結集し、息の合った家族のハーモニーを見せてくれる。

  • さらば あぶない刑事

    さらば あぶない刑事

    制作年:2016年01月30日(土)公開

    テレビシリーズの放映開始から30年近く経った今もなお根強い人気を誇る『あぶない刑事』シリーズの劇場版第7弾。舘ひろし演じるタカと、柴田恭兵演じるユージのおなじみの刑事コンビが、暴力団銀星会にまつわる命懸けの戦いに挑む。映画『最も危険な遊戯』やテレビドラマ『大都会』シリーズなどの演出を手掛けた名匠・村川透が監督を務める。

  • 母と暮せば

    制作年:2015年12月12日(土)公開

    人間ドラマの秀作を数多く手がけてきた名匠、山田洋次が、ファンタジー風味のドラマに挑戦。井上ひさしが温めていた舞台劇『父と暮せば』の姉妹編のアイデアに発想を得た感動作。大戦後の長崎を舞台に、母と、死んだはずの息子の数奇な交流を描く。吉永小百合と二宮和也が母子役にふんし、絆の強さを思わせる、人間味にあふれた共演をみせる。

  • 太秦ライムライト

    太秦ライムライト

    制作年:2014年07月12日(土)公開

    日本一の斬られ役として知られ、『ラスト・サムライ』ではトム・クルーズとも共演した福本清三をモデルに、チャンバラ時代劇にオマージュを捧げる感動作。主演は福本本人。かつて時代劇のメッカとして隆盛を誇った京都太秦の東映京都撮影所を舞台に、映画職人たちの意地と誇り、そして熱い生き様や死に様を、うつろいゆく時代とともに描き出す。

  • 小さいおうち

    小さいおうち

    制作年:2014年1月25日(土)公開

    『母べえ』『東京家族』など家族の絆を描き続けてきた名匠・山田洋次監督が、中島京子の直木賞受賞小説を映画化。ひとりの青年が、亡くなった女性が遺したノートを通じて、東京の山の手の郊外に建つ赤い三角屋根の小さいおうちで繰り広げられた様々な出来事と愛の物語に触れていく。昭和から現代を舞台に、多彩な人間模様を描き出す作品だ。

  • すべては君に逢えたから

    すべては君に逢えたから

    制作年:2013年11月22日(金)公開

    間もなく竣工100周年を迎える東京駅を舞台に、10人の男女のそれぞれの愛を描くラブ・ストーリー。JR東日本の全面バックアップのもと、東京駅とその周辺で大規模なロケ撮影を敢行。玉木宏、木村文乃、東出昌大、本田翼、時任三郎、そして倍賞千恵子ら多彩なキャストが顔を揃える。監督は『ゲゲゲの鬼太郎』シリーズを手がけた本木克英。

  • ひまわりと子犬の7日間

    ひまわりと子犬の7日間

    制作年:2013年3月16日(土)公開

    動物管理所に保護された母犬と三匹の子犬。引き取り手がなく7日後には消されてしまう小さな命を前に、ひとりの管理所職員と彼の家族がとった勇気ある行動とは?宮崎県であった実話を基に、堺雅人、中谷美紀出演で描く感動作。山田洋次監督の下で助監督、脚本家として活動してきた平松恵美子監督が、宮崎の美しい自然と人間の絆の物語を綴る。

  • 東京家族

    東京家族

    制作年:2013年1月19日(土)公開

    小津安二郎監督の代表作『東京物語』を現代の設定に置き換えた家族ドラマ。橋爪功、吉行和子、西村雅彦、中嶋朋子、妻夫木聡など実力あるキャストを迎え、監督50周年となる山田洋次がメガホンを執る。田舎から上京してきた夫婦と東京で暮らす子どもたち、生活のリズムが違う家族が再会することで生まれる絆を時に愛おしく時に儚く描いていく。

  • 369のメトシエラ~奇跡の扉~

    制作年:2011年1月29日(土)公開

    TVディレクターと劇団俳優座出身の小林克人、小林健二の兄弟が、独立映画会社を作り、一から作り上げた渾身の1作がついに公開。監督によるオリジナルのシナリオ脚本執筆から興行まで、映像作家の意思を尊重した映画作品の製作を目指す彼らが今回紡いだのは、失った絆を再生する人々の姿。都会で孤独に生きる青年と、不思議な老婆との交流を見つめる。

  • おとうと〈2010年〉

    制作年:2010年1月30日(土)公開

    『母べえ』に続く山田洋次監督の新作は、およそ10年ぶりとなる現代劇。生真面目な姉と、いつまでたっても大人になれない弟の関係を主軸に置きながら、家族の絆と現代を生きる人々の姿を描き出す。姉役に吉永小百合、弟役に『ディア・ドクター』の好演も記憶に新しい笑福亭鶴瓶、ほかに蒼井優、加瀬亮らが出演。その豪華俳優陣の競演もみどころだ。

  • 沈まぬ太陽

    制作年:2009年10月24日(土)公開

    『ホワイトアウト』の若松節朗監督が、『白い巨塔』『華麗なる一族』などの原作者として知られる山崎豊子の同名ベストセラー小説を映画化。高度成長から世界経済の頂点に昇る時代の日本を背景に、巨大企業の中で人としての信念を貫く企業戦士の生き様を熱く描き出す。主演を務める渡辺謙をはじめ、実力派俳優が揃った豪華キャスティングも注目。

  • 椿三十郎〈2007年〉

    制作年:2007年12月1日(土)公開

    日本を代表する娯楽活劇として今も愛され続ける黒澤明の名作『椿三十郎』が45年ぶりにリメイク。口は悪いが人情深く、何しろ滅法腕の立つ浪人、椿三十郎の活躍がオリジナル脚本そのままに展開する。この難易度の高いチャレンジに挑むのは日本映画界を代表する俳優・織田裕二と、質の高い娯楽作品に定評のある監督・森田芳光。全映画ファンの期待が高まる。

  • 武士の一分〈いちぶん〉

    制作年:2006年12月1日(金)公開

    『たそがれ清兵衛』『隠し剣 鬼の爪』に続く、山田洋次監督による藤沢周平原作の時代劇三部作の最終編。木村拓哉が、盲目の剣士・三村新之丞に扮し、“視覚”に頼らない凄まじい殺陣を繰り広げているのがスゴい。妻・加世を元宝塚歌劇団のトップスター・檀れい、新之丞が復讐を誓う宿敵・島田藤弥を歌舞伎役者の坂東三津五郎が演じているのも話題だ。

  • まだまだあぶない刑事

    制作年:2005年10月22日(土)公開

    TV放映開始から20年近くを経て、今なおファンの強い支持を受ける刑事ドラマの劇場版シリーズ最新作。タカ&ユージのはみ出し刑事コンビが、今回は横浜を震撼させる核爆弾騒動に対峙する。舘ひろしと柴田恭兵のノリノリのかけあいはますます快調。スケールの大きなアクションも見どころだ。

  • 理由〈2004年〉

    制作年:2004年12月18日(土)公開

    人気作家、宮部みゆきの同名ベストセラーを、大林宣彦監督が映画化。高層マンションの一室で起きた不可解な惨殺事件の真相が明かされる。100名以上の人物の証言で構成されるため、映像化不可能といわれてきた物語を異色のドキュメント方式で描き切った、大林監督の斬新な演出が際立つ。

  • 隠し剣 鬼の爪

    制作年:2004年10月30日(土)公開

    『たそがれ清兵衛』で成功を収めた名匠・山田洋次監督が再び時代劇に挑戦! 究極の暗殺剣“鬼の爪“を修得した若侍が、使用人の娘とプラトニックラブを育みながら、親友との壮絶な果し合いに挑む姿を描き出す。『たそがれ…』とは双子のような設定の作品ながら、より賑やかな魅力を感じさせる秀作。

  • 珈琲時光

    制作年:2004年09月11日(土)公開

    台湾のホウ・シャオシェンが、敬愛する小津安二郎監督へのオマージュも込めて日本で撮り上げた、静謐な逸品。妊娠中の若い女性が過ごす、友人男性とのひとときや、上京した故郷の両親との語らいを、丹念に研ぎ澄ました完璧な映像演出によって描き出す。御茶ノ水界隈からとらえた電車の交錯が印象的だ。

  • 新・仁義なき戦い/謀殺

    制作年:2003年2月15日(土)公開

    『竜二 Forever』の高橋克典がインテリ・ヤクザを好演するアウトロー活劇。頭脳派の弟分と武闘派の兄貴分。ふたりの友情と訣別を軸に、激化する跡目争いの行方を硬質な叙情で描き切る。

  • たそがれ清兵衛

    たそがれ清兵衛

    制作年:2002年11月02日(土)公開

    ベテラン山田洋次監督が従来のイメージを裏切る時代劇を完成。やもめで子持ちの下級武士がある暗殺を命じられたときに迎える決意と想いを、殺伐としたムードから浮き彫りにする。

  • ホタル

    制作年:2001年5月26日(土)公開

    「鉄道員〈ぽっぽや〉」の降旗康男監督と高倉健が再タッグを組んだ人間ドラマ。特攻隊の生き残りである漁師が昭和の終焉に直面。不治の病に侵された妻とともにある“旅”に出ることを決意する。

  • 十五才・学校 IV

    制作年:2000年11月11日(土)公開

    不登校の少年が旅を通して様々な人々と出会い、成長していく姿を瑞々しく描写。山田洋次監督が物語に日本社会の問題点をさりげなく挿入し、少年の揺れる心境を抽出していく。

  • 鉄道員〈ぽっぽや〉

    制作年:1999年06月05日(土)公開

    浅田次郎のベストセラー小説を映画化した、高倉健5年ぶりの主演映画。廃線の決まった小さな駅の老駅長が、ある少女に出会い、魂を洗われる様を描く。広末涼子ら共演者も豪華!

  • のど自慢

    制作年:1999年1月15日(金)公開

    “歌“を愛する日本人のハートに響く人情喜劇。売れない歌手、転職中のパパ、いまどきの女子高生ら“のど自慢“のステージをめざす人々の奮闘が、笑いと感動を呼び起こす。

  • 学校 III

    制作年:1998年10月17日(土)公開

    学びの場にスポットを当てた、山田洋次監督によるシリーズの新作。人生の再出発を目指して職業訓練校に集まった中高年の生徒たちの人間模様を、温かいまなざしで描き出す。

  • あぶない刑事フォーエヴァー

    あぶない刑事フォーエヴァー

    制作年:1998年09月12日(土)公開

    8月に放映されたTVスペシャルの続編にあたる、刑事ドラマの劇場版。国際的な密輸組織という最強の敵を迎えたハマの刑事コンビ、タカ&ユージの死闘が繰り広げられる。

  • 岸和田少年愚連隊

    制作年:1996年3月16日(土)公開

    かつて「ガキ帝国」で頭角を現した井筒和幸が、今度はナインティナイン主演で1970年代の青春グラフィティーに挑んだ作品。中場利一の同名小説を快活なタッチで映画化している。1975年、大阪の岸和田。悪友たちとケンカに明け暮れる少年二人組、チュンバと小鉄の中学から高校時代を追っていく。遂には鑑別所にぶち込まれてしまうチュンバに扮した矢部浩之の男気ある快演が光る。

  • 日本の首領〈ドン〉 完結篇

    制作年:

    片岡千恵蔵が、政財界の黒幕役で登場する。政財界の黒幕・大山は任侠団体の統一合体を提唱するが、佐倉も大石も乗ろうとしない。そこで……。片岡、佐分利、三船という三大スターの顔合わせが迫力満点。

  • 釣りバカ日誌9

    制作年:

    【マジメ男の恋を応援ハマちゃんのラブラブ指南】 釣りファンの枠を超えて、国民的喜劇となりつつある大ヒット・シリーズの最新作。おなじみの釣りバカ・コンビ、ハマちゃん&スーさんの、仕事と恋の大騒動が軽快に描かれる。

  • しあわせ家族計画

    制作年:

    【夢も希望もなくなった家族にチャンス到来! 結果は?】 現在も放映中の人気TV『しあわせ家族計画』を物語の背景に、家族の絆を描写。リストラされた中年の父親が、『しあわせ…』で出された難題をクリアするために大奮闘する。

  • ホーム・スイートホーム

    制作年:

    【現代の老人問題を明るく描くハートウォーム・ストーリー】 介護保険の導入でクローズアップされる老人問題を、心温まる視点で描いた家族ドラマ。ひとりの老人を軸に、介護問題や老人の社会での在り方などをしっかりと見据えていく。

  • HERO?天使に逢えば…

    制作年:

    【いつかきっと運気は上昇! ツイてない男女の奮戦記!】 本作は、藤原竜也主演の『ムーンライト・ジェリーフィッシュ』(8/7(土)公開予定)でも注目を集める鶴見昴介監督が、『仮面ライダー龍騎…』の“仮面ライダー王蛇“役で知られる萩野崇を主演に迎えて映画化した恋愛ドラマ。世界一“ツキ“のないボクサーと日本一“運“の悪いOLが、様々な“不運“に見舞われながらも、絆を深めていく過程がハートウォーミングに描かれる。

  • 西遊記〈2007年〉

    制作年:

    【『西遊記』がパワーアップして登場!】 TVドラマで高視聴率を獲得した『西遊記』が映画化。3匹の妖怪とひとりの僧侶の旅を、本場中国でのスケール感ある撮影によって描出していく。物語は『西遊記』の中でも有名な金角&銀角との戦いと、ひょうたんのエピソードが登場。金角を鹿賀丈史、銀角を岸谷五朗が演じ、ほかにも新キャストとして多部未華子などが参加、パワーアップした『西遊記』が期待できそうだ。

  • 漂流教室〈1987年〉

    制作年:

    小学校が校舎ごと異次元にタイム・スリップしてしまった。そこで起る奇怪な出来事とパニックに、子供たちは独力で立ち向かっていく。楳図かずおのスケール大きいコミックが原作ゆえ、映画化が可能か興味が持たれたが、大林宣彦色が大きく出た作品になった。

  • バカヤロー!2 幸せになりたい

    制作年:

    オムニバス喜劇の第2作。今回はCM、演劇界などから4人の新人監督を起用した。藤井郁弥が、山のようにレコードを抱え、CD全盛の世に取り残された男に扮し、微妙な世代のズレを感じさせる「新しさについていけない」、加えて、オールドミスのOLが年齢のために再就職できない、山田邦子主演の「女だけトシとるなんて」の2話が、都市生活の心の痛みを映し出して、他のエピソードの群を抜いている。

  • サーキットの狼

    制作年:

    矢田部モータースで働く風吹裕矢は、休日にはいつもサーキットに出かけていた。ある日、偶然から出場したレースで優勝したことがきっかけとなり、次から次へとレースに出場し賞金を稼ぎ続けていく。そして、ロータスの技師であった、今は亡き父の達成できなかった夢をやりとげるべく名車ロータス・ヨーロッパを入手する……。当時、スーパーカー・ブームの火付け役となった同名の漫画の映画化。

  • 戦後秘話 宝石略奪

    制作年:

    闇屋の大原を助けたことから彼の相棒となった山田慎一。大原は政界の黒幕、岡村に政治献金を流して、製鋼会社の社長におさまる。ひょんなことから時価50億のダイヤ“大蒙古“を手に入れた岡村は、彼の理想とする大アジア主義のために使おうと、“大蒙古“をシンガポールに届けるよう、山田に頼むのだが……。戦後の動乱を背景に描く、色と欲に目がくらんだ人々の、ドロドロとした人間ドラマ。

  • ちょうちん

    制作年:

    ロールスロイスを乗り回し、3人の若衆を率いてはいるものの、組の幹部たちからは小突かれ、町ではカツアゲなどチンケなことをやっている“中堅ヤクザ“村田千秋。彼が、クラブのホステス・新子と恋に落ち、彼女の連れ子のために足を洗おうと努力していた矢先に、ガンに倒れて無念の死を遂げるまでを描いた異色のヤクザ映画である。やはりガンに倒れた金子正次の原作を忠実に映画化、病と闘いながらも図太く生きる千秋役を、陣内孝則が好演している。妹の誕生日に大きなバースデー・ケーキを買って帰ったり、連れ子の父親参観日に顔を出したり

  • 愛欲

    制作年:

    麻井食品の宣伝課長・江崎は銀座の高級バーのマダム奈津子を愛していたが、京都に出張した時に知り合った未亡人の由喜と、にわかに相愛の仲となる。仕事と愛に悩み、江崎は行きづまるが……。タイプの違う女を演じる佐久間良子と三田佳子が美しい。二人の美女の間で苦悩する男を三國連太郎が好演。

  • 花の季節

    制作年:

    ともすれば象徴的な存在としてしか映らない“花“を、人の心と心を結ぶ一つの命として捉え、そこに老人や親子、夫婦、兄弟など人間関係の様々な問題点をオーバーラップさせて描き出した作品。登場人物の心の動きの中に、何らかの形で“花“を意識せざるをえない設定がもたされており、斬新だ。

  • ギャング対ギャング 赤と黒のブルース

    制作年:

    東京オリンピックの射撃選手候補・加納信之はささいなケンカから人を殺して将来を踏み誤る。出所後横浜を仕切るヤクザ組織・菊栄会の凄絶な跡目争いに利用された彼は……。鶴田浩二が孤高の暗殺者を演じた、実録タッチの任侠アクション。ハードボイルド風の筋立てだが、描写はかなりウェット。

  • 武士の一分

    制作年:

    「たそがれ清兵衛」の山田洋次監督が、木村拓哉を主演に迎えて撮り上げた時代活劇。盲目となった武士と、その妻の深い愛情が丁寧に描かれる。藤沢周平の原作ならではの、名もなき武士に焦点を当てた物語が心に沁みる。下級武士の新之丞は毒見役を務め、失明してしまう。夫を案じた妻の加世は番頭の島田に藩に残れるよう口ぞえを依頼、代わりに島田に体を奪われる。この事実を知った新之丞は復讐を誓うが……。盲目の武士に扮し、これまでになかった表情と佇まい、見事な殺陣を見せる木村拓哉の熱演は必見だ。

  • 海へ See You

    制作年:

    世界で最も過酷なレース、パリ~ダカール・ラリーを背景に、メカニック兼ドライバーの主人公、スポンサーの依頼でレースに参加する人気歌手、彼を追いかけてきた女性歌手らが繰り広げる人間模様を描く。倉本聰脚本による高倉健主演映画の3作目。

  • 四十七人の刺客

    制作年:

    元禄14年(1701年)の春。江戸城で播州赤穂藩主・浅野内匠頭が勅使響応指南役・吉良上野介と刃傷沙汰を起こし、浅野は即日切腹、藩は取り潰しと処断された。しかし吉良は無罪。この一方的な処遇の裏には、時の宰相・柳沢吉保と上杉家江戸家老・色部又四郎の策謀があった……。「十三人の刺客」などの脚本家・池上金男が、別名で発表した時代小説の映画化で、おなじみ「忠臣蔵」の物語に新解釈を施し、一種の情報・経済戦争として扱っている点が異色。吉良邸討ち入りを胸に誓った大石内蔵助が、まず塩相場を操って資金を得るくだりや、意図的な流言で“吉良憎し“の世論を高めるなど、これまで“涙“や“義理“でごまかしていた部分を合理的な解釈で埋めている。高倉健が挑む4度目の時代劇で、市川崑との初顔合わせになる。日本アカデミー賞では色部を演じた中井貴一が助演男優賞に輝いたほか、美術・録音・編集の計4部門で受賞。

  • 極道の妻〈おんな〉たち 最後の戦い

    制作年:

    関西の広域暴力団が跡目相続で真っ二つに割れ、5年にも及ぶ激烈な長期抗争のさなか妻(おんな)たちにもその波が及んで……。人気シリーズの第4作。今回は妻同士が契りを結ぶ“盃“ごとや、拳銃を握っての妻の殴り込みなど大胆なシーンを盛り込んで、妻たちの心情と行動をダイナミックに描き出す。

  • 人生劇場〈1983年〉

    制作年:

    明治の気概に生きた父と子の、波乱に富んだ生涯を描いた、尾崎士郎不朽の名作の映画化。主人公・青成瓢吉と、彼を取り巻く人々の青春期にスポットをあて、原作の『青春編』『愛欲編』『残侠編』を一つにまとめた、3人の監督による共同演出の一編。

  • いこか もどろか

    制作年:

    人気TV番組『男女7人夏物語』の明石家さんま、大竹しのぶ、それに脚本の鎌田敏夫のトリオがスクリーンに登場。暴力団の裏資金に手をつけた男と、ギャンブルで会社の金を使いこんだ女の珍道中が軽快なテンションで描かれる。福島、青森、北海道とロケを敢行、その景観も見もののジェット・コースター的ラブ・コメディ。

  • 日本の首領〈ドン〉 やくざ戦争

    制作年:

    飯干晃一の原作をオールスター・キャストで映画化した東映久々の大型シリーズ。全国制覇を目指す暴力団中島組の首領・佐倉一誠の苦悩の日々を描く。

  • 日本一短い「母」への手紙

    制作年:

    母親への様々な思いを込めた手紙を1冊の本にまとめた、同名のベストセラーを映画化。秀作の中の1編で30字の短い手紙をモチーフに、一つの家族のドラマを描く。18年前に両親が離婚。母親は家族を捨て男の元へと走り、服飾デザイナーの真紀と大学生の宏の姉弟は男手一つで育てられた。そんな生活を送る中、父親が急死。真紀は自分の気持ちをワープロに綴り、それを見た宏はこの手紙を“日本一短い「母」への手紙コンテスト”に応募。そして、作品が秀作に選ばれたのを機に宏は母親探しを始める……。

  • 十階のモスキート

    制作年:

    崔洋一監督の骨太なデビュー作。「水のないプール」に続いて内田裕也が企画した実録犯罪ものの第2作にあたる。離婚した現職警官が、慰謝料、子供の養育費などのためにサラ金から金を借りる。しかし、支払いが滞り、交番にまで催促の電話がかかってくるようになる。悩んだ末に男は郵便局強盗をするのだが……。主人公の姿を執拗に追いかけるカメラワークが堕ちていく男の姿を見事に捉え、内田裕也も初の脚本とは思えないほどの堂々とした語り口だ。歌手デビュー前の小泉今日子が竹の子族姿で特別出演している。

  • マークスの山

    制作年:

    第109回直木賞を受賞した高村薫のベストセラー小説を、崔洋一監督が映像化したサスペンス大作。猟奇的な犯行を繰り返す犯人のはかない半生、命を狙われたエリートたちの憔悴、そして事件の核心に迫る刑事たちの生身の姿をリアルに描く。1976年南アルプス北岳、将来を約束された5人のエリートは殺人の事実を葬りに山へとやってきた。そして同じ日、同じ山中に一家心中の車から辛うじて助かった少年・裕之がいた。それから19年後、元暴力団員、畠山と検事の松井が殺害される。松井は19年前の殺人事件に関係するエリートの一人だった。畠山と松井を結ぶ線上に弁護士の林原が浮かび上がり、一匹狼の刑事・合田は捜査妨害を受けながらも事件解決に全力を注いでいく……。

  • ビルマの竪琴

    ビルマの竪琴

    制作年:

    1956年に映画化された竹山道雄の「ビルマの竪琴」を同じ市川崑が、前作と同じ故・和田夏十の脚本のもとに再映画化。今作品ではカラーで撮影され、タイでロケが行われた。市川はこれまでにも1971年に、当時の東宝製作担当重役・藤本真澄に「ビルマの竪琴」をカラーで再映画化したいと企画を提出しているほどで、相当に執着した企画だったのだろう。前作と同じ役で北林谷栄、前作では軍曹役の浜村純が村長役で再度出演している。

  • 女獄門帖 引き裂かれた尼僧

    制作年:

    女郎のおみのはつらい生活にたまりかねて逃亡する。彼女は現世と縁を絶つため噂に聞いた駆け込み寺、愁月院を探し出し、世話になることに。だがその寺は裏でアヘンを栽培する悪の巣窟だった……。島守俊夫の『女地獄獄門帖』をもとに、駆け込み寺に渦巻く陰謀と狂気を赤裸々に描き出していく。

  • おいしい結婚

    おいしい結婚

    制作年:

    女性が、身長、学歴、給料の“3高”を男性に求めるといわれる1990年代の結婚事情をテーマに、本当に幸福な結婚とは何かを描いたホームドラマ。未亡人、美枝子は一人娘ののんを条件のいい見合いで結婚させようとするが、自分の結婚観に合わないのんは、会社の同僚・川又を恋人に仕立てる。ところが美枝子や亡き父の友人たちが彼に会いたいと言い出し、それがきっかけで二人は本当に結婚することになるが、今度はその結婚式をめぐって両家に様々な出来事が起きる。母娘家庭、その母をめぐる亡き夫の友人3人組など、小津安二郎監督による「秋日和」を思わせるキャラクター設定も取り入れ、森田芳光監督のユニークな視点が冴えわたる好編。

  • 夜叉

    制作年:

    今は漁師となって、家族とともに幸福に暮らす元ヤクザの男が、飲み屋の女の妖しい魅力に惹かれ、そのヒモのヤクザの存在によって再び暴力の世界に引き戻されていく様子を描いた人情アクション。わがままなヒモのヤクザにビートたけし、飲み屋の女に田中裕子が扮して、それぞれ好演。

  • 暴走パニック 大激突

    制作年:

    銀行強盗がジャックしたバスを、それぞれに因縁のある連中が追跡するという往年のスラップスティック・コメディを思わせる一編。深作欣二は実録路線との融合を試みたが、成功には至らなかった。主演の渡瀬恒彦を尻目に室田日出男、川谷拓三らの“ピラニア軍団”が画面を席巻。

  • 柳生一族の陰謀

    柳生一族の陰謀

    制作年:

    徳川二代将軍秀忠の死後、次期将軍の座をめぐり、幕府内部、柳生一族、浪人、朝廷など様々な人間の策謀が交錯するという大型時代劇。本編が時代劇初演出となる深作欣二監督は、跡目争いを骨子に据え、ある大きな流れの渦に飲みこまれていく人々の姿を、「仁義なき戦い」と同様、群集抗争劇として捉えている。三代将軍に家光を擁立しようとする柳生但馬守を演じた萬屋錦之介は、大時代がかって重々しいながらも、腹黒く権力に執着する男を怪演。息子・十兵衛を演じた千葉真一の奔放さと好対照をなす。千葉にとっては一世の当たり役といえるだろう。ラスト、権力争いに勝ったと思った但馬守の前に、十兵衛が家光の首を投げ捨て、これを拾った但馬守が“夢じゃ、夢でござる”と叫ぶ、凄絶なシーンは衝撃的。

  • 疑惑

    疑惑

    制作年:

    死者に3億円の保険金がかけられていたという実際の事件にヒントを得た、松本清張の同名小説の映画化。野村監督作品の傑作の一つ。清張自身が脚色を施し、容疑者も弁護士も女性に変えて、女同士の感情の葛藤という要素を付加している。桃井かおりと新聞記者役の柄本明が好演。

  • 生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言

    生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言

    制作年:

    チェルノブイリの原子炉爆発事故以降、世界中で反原発運動の気運が高まったが、この映画はそれを先取りしたという意味で、森崎東の時代感覚の鋭さを改めて見直させる作品だ。とはいえ決してマジメ一直線にはならず、森崎監督独特の“人間模様”となっている。原発問題、ジャパゆきさん、修学旅行積立金強奪騒動など面白い事件や現象を、やや多少盛り込み過ぎて全体に未整理なところが目につくが、はみ出し人間たちの生き方は、“総中流階級”となった当時の日本人に痛烈なパンチを浴びせていて小気味良い。旅回りのストリッパー、バーバラは、原発を転々と渡り歩く原発ジプシーの宮里とは腐れ縁の仲。彼女はそろそろ二人で堅気の仕事について結婚したがっていたが、そこに事件が起こる。原発作業中に廃液漏れで被爆し、事故隠しのために命を狙われる安次が逃げ込んできて……。物干し台でのセックス、墓場での結婚式など、エキセントリックでありながらどこかもの哀しいアウトローの心情を共感を込めて描いている。

  • さびしんぼう

    制作年:

    「転校生」「時をかける少女」に続き、大林宣彦の故郷・広島県尾道を舞台に、少年と少女の初恋物語が繰り広げられる。ヒロキはひそかに恋心を抱いている美少女に“さびしんぼう”という名をつけて、いつも遠くから眺めていた。そんなヒロキの前に、突然現れた道化姿の女の子。彼女も自分のことを“さびしんぼう”と名乗る。ヒロキは煙たがったが、道化の“さびしんぼう”は度々現れて、騒動を起こすのだった。そんな折、ついにあの美少女と話をする機会がやってくる……。大林映画のなかでも特に思春期の感傷に彩られた作品。二人の“さびしんぼう”と別れるシーンは、それぞれロマンティックで感動的だ。

  • 新幹線大爆破〈1975年〉

    新幹線大爆破〈1975年〉

    制作年:

    新幹線に爆弾を仕掛けた犯人と警察、国鉄の息づまる駆け引きをテンポ良く見せる一流のサスペンス映画。フランスでも劇場公開され、大ヒットした。走行中のひかり109号に爆弾がセットされており、その爆弾は時速80キロ以下になると自動的に爆発する。そんな脅迫電話が国鉄に入った。犯人は500万ドルを要求。警察は取引に応じるが失敗、犯人の一人を死亡させてしまう。止まることのできないひかり109号は、何も知らずに終点・博多に向かって疾走していた……。カット・バックにより犯人、警察、国鉄、車内のそれぞれを見せる演出とトリッキーな魅力にあふれるシナリオがうまくマッチした最高の娯楽作。英語・仏語音声を収録したDVD「海外版」もリリースされた。

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