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ジャン=ルイ・トランティニャン

ジャン=ルイ・トランティニャン 出演映画作品

  • 殺しを呼ぶ卵 【最長版】

    殺しを呼ぶ卵 【最長版】

    制作年:2022年12月02日(金)公開

    ジュリオ・クエスティ監督の猟奇サスペンスが、1968年の公開時に配給された国際版にはない残酷場面・異常場面を追加した105分の最長版として公開される。養鶏場社長の常軌を逸した残虐性を、資本主義社会に潜む利潤追求の非情さに切りこみ描く。主演はジャン=ルイ・トランティニャン。共演にジーナ・ロロブリジーダ、エヴァ・オーリンら。

  • 男と女 人生最良の日々

    男と女 人生最良の日々

    制作年:2020年1月31日(金)公開

    恋愛映画の名作として語り継がれる『男と女』のクロード・ルルーシュ監督、主演のアヌーク・エーメ、ジャン=ルイ・トランティニャンが再び集結した続編となるラブストーリー。1966年製作の第1作から53年後、アンヌとジャン・ルイの愛の軌跡をドラマチックに映し出す。2018年に他界したフランシス・レイの音楽が映画を情感豊かに彩る。

  • 危険な関係〈4Kデジタル・リマスター版〉

    危険な関係〈4Kデジタル・リマスター版〉

    制作年:2018年3月24日(土)公開

    コデルロス・ド・ラクロの同名小説を、『バーバレラ』のロジェ・ヴァディム監督が映画化した愛憎ドラマ。原作の18世紀フランス貴族社会を現代パリの上流社会に置き換え、退廃的な官能美をスタイリッシュなモノクローム映像で描く。本作が遺作となったジェラール・フィリップ、2017年に逝去したジャンヌ・モローらフランスの名優たちが共演。

  • ハッピーエンド

    ハッピーエンド

    制作年:2018年3月3日(土)公開

    世界中の映画賞で絶賛された『愛、アムール』以来5年ぶりにオーストリアの鬼才ミヒャエル・ハネケが放つ衝撃作。それぞれに問題を抱えた3世代の家族の肖像を描く。“良い映画ではなく、今回は不快な映画を作るときだ“とは、本作についてのハネケの弁。観客の心をかき乱してきた鬼才の挑発に加え、フランスを代表する俳優たちの競演も見ものだ。

  • 男と女〈デジタル・リマスター版〉

    男と女〈デジタル・リマスター版〉

    制作年:2016年10月15日(土)公開

    カンヌ映画祭でグランプリに輝き、監督クロード・ルルーシュの名を一躍有名にしたラブ・ストーリーの傑作をデジタル・リマスター化。ジャン=ルイ・トランティニャン演じるレーサーの男と、アヌーク・エーメ演じるスタントマンの夫を失った女が繰り広げる大人の恋を描く。日本初公開となるルルーシュ監督による短編『ランデヴー』を同時上映。

  • 暗殺の森〈デジタル・リマスター版〉

    暗殺の森〈デジタル・リマスター版〉

    制作年:2015年10月31日(土)公開

    『ラストタンゴ・イン・パリ』『ラストエンペラー』などの鬼才ベルナルド・ベルトルッチ監督の日本デビュー作が、公開から40年を経てデジタル・リマスターで蘇る。第二次世界大戦前夜のヨーロッパを舞台に、性的トラウマを抱える青年がファシストの暗殺者へと変貌を遂げる様を鮮烈な映像美で描き出す。主演はジャン=ルイ・トランティニャン。

  • 愛、アムール

    制作年:2013年3月9日(土)公開

    ミヒャエル・ハネケ監督が前作『白いリボン』に続いてカンヌ映画祭の最高賞パルムドールを受賞した重厚な人間ドラマ。年を重ね、人生の最期の時間を共に歩んでいこうとする夫婦の姿を通して、愛の真実を描き出そうとする意欲作だ。フランス映画界を代表する名優ジャン=ルイ・トランティニャンとエマニュエル・リヴァが主人公の夫婦を演じる。

  • 女性上位時代

    制作年:2000年7月29日(土)公開

    往年のアイドル女優カトリーヌ・スパークが、大胆ヌードを見せつける艶笑コメディ。美しいヒロインのアバンチュールが、ファッショナブル衣装など見どころたっぷりに展開する。

  • ティコ・ムーン

    制作年:

    【鬼才エンキ・ビラルが見せるアヴァンギャルドな映像世界】 月の都市を舞台に、人々の欲望を鮮烈に描いた異色のSFドラマ。「トリコロール・白の愛」のジュリー・デルピーが魅力的な女スナイパーに扮し、研ぎ澄まされた個性を存分に発揮する。

  • モード家の一夜

    制作年:

    ヌーヴェル・ヴァーグの先駆者E・ロメールが、1960~70年代にかけて連作した“6つの教訓話“シリーズ第4話。フランスの地方都市を舞台に、日常の中の男女関係の微妙なニュアンスを、ウィットの効いた会話と洗練された映像であざやかに浮き上がらせた、ロメール映画らしい1本である。クリスマスも間近なある日曜日。カトリックで技師の主人公の男“私“は14年ぶりに再会した旧友に誘われるままに、モード家を訪れる。モードは、離婚経験のある美しく知的な女医。話題も豊富で会話も弾む。深夜、雪が降り出すころ、旧友は“私“を残

  • アンジェリク・はだしの女侯爵

    制作年:

    【17世紀、愛と勇気で激動の時代を生きぬいた少女がいた……】 日本では木原敏江の漫画でもおなじみ。フランスのベストセラー“アンジェリク“シリーズを映画化した往年の1本。波乱万丈の物語展開と勇ましいヒロインの姿勢がたまらない。

  • 愛する者よ、列車に乗れ

    制作年:

    【傷を抱えた者たちの和解を描く感動の群像ドラマ】 「王妃マルゴ」のパトリス・シェロー監督が描く、感動的な群像ドラマ。死んだ画家の遺言に従って列車に乗り合わせたゆかりの面々。彼らのわだかまりが氷解していく様を綴る。

  • バンカー・パレス・ホテル

    制作年:

    フランスのみならずヨーロッパで最高の劇画家として知られるエンキ・ビラルが初監督した幻想的な近未来SF。アンドロイドによって運営される政府高官たちの避難壕“バンカー・パレス・ホテル“。大統領がやって来るその日に反乱軍のスパイがホテルに侵入した。誰が味方で誰が敵か? ホテル内に不安が募る。

  • メルシー・ラ・ヴィ

    制作年:

    B・ブリエ監督が、S・ゲンズブール、A・グランベールという、フランス注目の若手女優二人を主役にすえ、女性の心のさすらいを描く。大学受験を控えたカミーユは、ある日、男に捨てられたジョエルと運命的な出会いをする。二人は意気投合し、冒険の旅へと出発するが……。

  • 天使が隣で眠る夜

    制作年:

    しがない中年賭博師のマルクスは、ヒッチハイクの途中でジョニーという青年と出会う。ジョニーの純粋さに安らぎを感じ、次第に心を開いていくマルクス。ある日、賭博で大損をしたマルクスは組織に多大な借りを作り、借金取り立ての仕事をさせられるようになる。ついには殺しの仕事も引き受けてしまう二人。一方、人生の目的を見失っていた中年セールスマンのシモンは、若い刑事のミッキーと知り合う。年の差にもかかわらず、不思議な親近感を覚えるシモン。しかしミッキーはある事件の捜査中、撃たれて植物人間になってしまう。刑事を撃った二

  • Z

    制作年:

    実際に起こったギリシャの左翼政治家暗殺事件を取り上げ、国際的な注目を喚起した問題作。社会派監督のコスタ・ガヴラスは、この映画1本で政治的映画の作家として名声を獲得した政治サスペンスの力作。ギリシャでは上映禁止となった。

  • 殺しを呼ぶ卵

    制作年:

    マルコは近代的な巨大養鶏場を経営していたが、実権を握る妻アンナに劣等感を感じ、若い愛人との関係に癒しを求めていた。そんなある日、ついにマルコはアンナ殺害を企てるのだが、その完全犯罪は思わぬ陰惨な事態へと発展していく。サディズムやコンプレックスなど、登場人物の屈折した心理をえぐりつつ、随所に異常な残酷趣味を盛り込んだサスペンス・ミステリー。当時スウェーデン出身の新人E・オーリンの美貌も目を惹いた。

  • 歌え!ジャニス・ジョプリンのように

    制作年:

    【伝説の歌姫となった人妻と金に困った夫の珍騒動記】 中年の危機をロックに乗せて描いたフレンチ・コメディ。金に困った保険マンが、偽者の故ジャニス・ジョプリンとジョン・レノンを仕立て上げ、彼らの大ファンである従弟から遺産を横取りしようとする。しかしジャニスを演じた妻は必要以上に、それにのめり込み…。これが遺作となったヒロイン、マリー・トランティニャンの、ジャニスばりの熱唱は必見!

  • 新・七つの大罪

    制作年:

    P・ド・ブロカの「大食い」J・L・ゴダールの「怠け」R・ヴァディムの「見栄っぱり」C・シャブロルの「貪欲」など、個性豊かなフランス映画界の異才たちが一人ワンテーマずつ、聖書が説く7つの大罪をテーマに生み出したオムニバス編。

  • 女鹿

    制作年:

    舞台はパリとサントロペ。父の莫大な遺産で気ままに暮らしているフレデリックと、彼女が連れてきた貧しい画家志望の娘ホワイ、そして建築家ポール。3人の男女が微妙に絡み合うサスペンス・タッチの女性映画。

  • 刑事キャレラ 10+1の追撃

    制作年:

    エド・マクベイン原作の『87分署』シリーズをフランス人監督P・ラブロが映画化。舞台をニューヨークからニースに移して、連続殺人事件を追うキャレラ警部の活躍を描く。現代の病んだ社会を織り込んだ、上質のハードボイルド作品。

  • 暗殺の詩 知りすぎた男どもは、抹殺せよ

    制作年:

    R・アンリコ監督の未公開サスペンス。ある国家機密を知った疑いで、デビッドはニ度と出られない刑務所に入れられる。だが彼は看守を殺し、山中に逃亡。そんな彼を芸術家夫婦が助け、デビッドの無実を晴らそうとするが……。

  • ヴィバラビィ

    制作年:

    C・ルルーシュが、徹底した告知制限を行って製作した異色SF作品。C・ランプリング、M・ピコリといったヨーロッパを代表するスターが多数出演している。同時に行方不明となり、記憶喪失となって戻ってきた二人の男女が、人類の未来を握る謎に迫るSFサスペンス。

  • アンダー・ファイア

    制作年:

    中南米、ニカラグアを舞台にサンディニスタ解放戦線と、ソモサ独裁政権下の軍隊との衝突に巻き込まれた3人のジャーナリストの姿を描く骨太な人間ドラマ。シチュエーションは「キリング・フィールド」と似ているが、感傷に流されず、きっちりと現実を捉えた秀作。

  • スエーデンの城

    制作年:

    次々とスター女優を育て上げた耽美派の鬼才ヴァディムが、F・サガンの原作をもとに描く官能ドラマ。スウェーデンの湖中の島にそびえる城館。城主ユーゴーには妻がいたが、彼は若く美しいエレオノールに惹かれていく。しかし、彼女は実の兄セバスチャンと深く愛し合っていた。やがて城にやって来たユーゴーの従弟エリックも、彼女の妖しい美しさに魅せられてしまう……。

  • 遠い日の家族

    制作年:

    ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番にのせて進行し、最終楽章がそのままラスト・シーンになるという構成の大河ドラマ。ゲシュタポの手から逃れ、田舎に住む友人宅に隠れたユダヤ人一家のしばしの平和な生活と、やがて密告によって一家が収容所に入れられる悲劇を、生き残った娘の回想で綴る。

  • 危険な恋人

    制作年:

    ロンドンに住む俳優のベルナールが、ある日仕事仲間の家を訪れると、そこには男の惨殺死体があった。そして死体の傍には一人の女が。無実を言いはる彼女の不思議な魅力に、ベルナールはいつしか惹かれていく……。サイケ調の実験的映像が印象的なサスペンス。

  • 悲しみのヴァイオリン

    制作年:

    ヴァイオリン奏者のシモンは、芸術上の行き詰まりと妻への愛の狭間で苦悩し、アルコールに溺れていく。どうしたらいいのか分からない妻は、シモンを抱きしめ泣くだけだったが……。「インドシナ」のバルニエ監督が大人の愛を描く。

  • 銀行

    制作年:

    突然、発覚した財務的なスキャンダルのために、安定した銀行重役の座をスケープゴートとして無理やり降ろされた男の、名誉回復をめぐる苦闘を描いたスリリングな社会派ドラマ。銀行という情け容赦ないビジネスの現場で孤立し、もがきながらも根源にある腐敗の構造を暴いていく孤独な銀行マンを、J・L・トランティニャンが熱演する。1970年代的な不透明感が全編を覆い、やり場のない怒りが何も解決されないままに放置されるラストシーンに凝縮される。1978年のセザール賞作品賞とルイ・デリュック賞をダブル受賞した。

  • 狼は天使の匂い

    制作年:

    「シンデレラの罠」「殺意の夏」の原作者として知られるS・ジャプリゾが、D・グーディスの小説『暗い金曜日』を脚色し、R・クレマンが監督した暗いパッションに彩られた一編。ヘリコプターの墜落により、ジプシーの子供たちを死なせてしまったトニーは、ジプシーの頭領の執拗な追跡を逃れ、逃亡生活を送っている。ところが彼は、ある殺人現場を目撃したことからギャング一味からも追われるようになる……。R・ライアンとJ・L・トランティニャンという米・仏のスターの異色の顔合わせにも注目したいところ。

  • 男と女 II

    制作年:

    かつて激しい恋に落ちた男と女。アンとジャン・ルイは20年後に再会する。映画の女プロデューサーとして活躍するアンは、二人の愛の思い出を映画にしようと決意する。20年前と同じスタッフ・キャストが組んでの続編。

  • サンチャゴに雨が降る

    制作年:

    1970年から1974年にかけてチリで繰り広げられた、人民連合と軍部反動派の血みどろの争いをドキュメンタリー・タッチで描く。チリから亡命したソトー監督のもと、フランス映画界のスターが結集。ビデオ発売時タイトルは「特攻要塞都市」。

  • ジュ・ヴ・ゼーム

    制作年:

    35歳の彼女は、未婚の母のキャリアウーマンで、常に何人もの恋人がいる。しかし、なぜか恋は実らず、いつも破局を迎えてしまうのだった。人気絶頂期のC・ドヌーヴ主演にもかかわらず、長い間公開されず、1996年ゲンズブール特集の時に初めて公開された。

  • フランスの陰謀

    制作年:

    中近東のある国では軍人が政権を握っていたが、左派のリーダーの存在が目の上のコブ。軍事政権の安定化のためフランスやアメリカの右派グループはリーダーを暗殺すべく、その旧友を操って罠にかける……。目的のためには手段を選ばない非情な政治の世界を豪華キャストで描いたサスペンス。

  • 幻の女

    制作年:

    50歳代にさしかかった中年の映画監督が、社会に出たばかりの青年とともに、理想の主演女優を求めてヨーロッパやニューヨークをさまよい歩く。「白い町」で知られるスイスの代表的監督A・タネールが名優J・L・トランティニャンを使って撮った作品。理想の女を演じるL・モランテが忘れがたい印象を残す。

  • メランコリー・ベイビー

    制作年:

    フランスの大女優J・バーキン。彼女がキュートなセックス・シンボルから知性派女優への脱皮を果たした作品。若くてセクシーな人妻オルガが平穏無事な生活を捨てて自立の道へと歩み出すまでを、女流監督C・ガブスが繊細に綴る。J・L・トランティニャンの好演も光る。

  • パッション・ダモーレ

    制作年:

    19世紀のイタリア。人前には決して顔を見せない“醜女“フォスカは、ハンサムな若き将校ジョルジュに激しい恋心を抱く。それを知った彼は、なんとか彼女から逃れようとするのだが……。恋愛映画の定説を破った設定と演出だが、観る者を妖しく魅了する異色ラブ・ストーリー。

  • 流れ者

    制作年:

    フランス感覚派ラブ・ストーリーの旗手C・ルルーシュ監督が手掛けた珍しいアクション映画。法の裏も表も知り尽くしている元弁護士の男が、ある誘拐事件をたくらみ、着々と実行に移していく。ルルーシュ監督の出世作「男と女」の主演俳優トランティニャンが、C級犯罪者を好演。

  • 素直な悪女

    制作年:

    ヴァディム監督の処女作。当時22歳の愛妻バルドーを主役に起用して話題を呼んだ。孤児の娘ジュリエットをめぐって酒屋の主人、プレイボーイたちが繰り広げる恋のさや当てゲーム。バルドーがセクシーな魅力をふりまき世界中でセンセーションを巻き起こした。

  • 激しい季節〈1959年〉

    制作年:

    第二次世界大戦も末期に近い夏、高級避暑地リッチョーネで上流社会の若いグループが、祖国の苦境をよそに青春を享楽している。パーティーの主人公ロッサーナが心を寄せていたのは、途中からやって来たファシスト党高官の息子カルロだった。こんな町にも突然、敵機が来襲。海岸を逃げまどううちにカルロは、小さな女の子を連れた未亡人ロベルタと言葉を交わした。激しく彼女に惹かれたカルロは別荘のパーティーに誘い、二人はいつしか抱擁しあう。イタリアン・ネオ・レアリスモ以後の監督、ズルリーニの苦い青春を描いた傑作。パーティーでかかる『テンプテーション』のメロディーが強く心に残る。

  • 危険な関係〈1959年〉

    制作年:

    ラクロの有名な心理小説をヴァディム監督が映画化。外交官のバルモンと妻ジュリエットは恋のアバンチュールを報告し合い、お互いの恋人をめぐる嫉妬や復讐に協力する。しかし恋のゲームはやがて刃傷沙汰に。

  • トリコロール/赤の愛

    制作年:

    「トリコロール」連作の第3作にして、キェシロフスキ監督の遺作。スイス、ジュネーブに住む女子大生のバランティーヌ。学業のかたわら、モデルとしても活躍する彼女は、イギリスにいる恋人とはすれ違いの毎日。そんなある日、ひょんなことから引退した老判事と出会う。彼の趣味は他人の電話を盗聴することだった。人の電話を盗み聞き、まるで倫理など持たないかのような老判事を許せないながらも、どこか親近感をおぼえるバランティーヌ。やがて仕事でイギリスへ渡ることになった彼女は、運命的な出会いを迎えることになる……。K・キェシロフスキとI・ジャコブのコンビの前作である「ふたりのベロニカ」を思い起こさせるような運命的な物語が展開。また、そここに散見する赤の色彩が見事なアクセントとなり、映画を彩る。「デカローグ」同様、キェシロフスキは「トリコロール」においても、人間の倫理という問題を追求している。DVDは「キェシロフスキ・コレクション(2)トリコロールセット」に収録。

  • 華麗なる女銀行家

    制作年:

    一介の貧しい帽子売りから社交界のヒロインとなり、フランス初の“女銀行家”として絶頂を迎えたエルマ。しかし、敵対勢力による恐るべき陰謀が着々と進行していた……。第一次大戦後の混乱期に名をはせた、実在の女性銀行家マルト・アノーの生涯を豪華キャストで映画化。

  • 日曜日が待ち遠しい!

    制作年:

    南フランスの小さな町の不動産屋で働く女秘書。殺人事件に巻き込まれた彼女の名探偵なみの活躍が、フィルム・ノワールばりのモノクロームのナイト・シーンに描き出される。雨の打ちすえる路面、謎のナイト・クラブ……。みずみずしい映像にあふれたトリュフォーの遺作。

  • 暗殺の森

    暗殺の森

    制作年:

    ファシスト支配下のローマとパリを舞台に反ファシストの教授暗殺の指令を受けたインテリの“体制順応主義者”(原題)の姿を描く。若い哲学講師のマルチェロは13歳の時、彼を犯そうとした同性愛の男をピストルで射殺し、それ以来、罪の意識に悩んでいた。そして、少年時の悪夢から逃れるため彼はファシストとなった。ある日、ファシスト政府は、マルチェロに彼の学生時代の恩師で、パリ亡命中のクアドリ教授の調査を命じた。新婚旅行を口実にパリに向かった彼は、首尾よく教授に迎えられ、教授の若い妻、アンナに惹かれる。彼女は、マルチェロの目的を知って彼に敵意を示すと同時に彼に身を任せた。5年後の1943年、ファシスト政府は崩壊した。大混乱のローマの街でマルチェロは、昔、彼が殺したはずの男の姿を目にして愕然とする。全編、華麗にして官能的な映像にあふれたベルトルッチの代表傑作。ダンスホールのシーンや雪に覆われた森での暗殺シーンは圧巻。

  • 男と女〈1966年〉

    男と女〈1966年〉

    制作年:

    妻に自殺されたレーサーの男と、スタントマンの夫と死別した女が、お互いの子供が通う寄宿学校で出会う。過去のつらい思い出に引きずられながらも、惹かれあっていく男と女の心の揺らめきが、モノクロームとセピアの映像を織り交ぜて、切なく美しく情感豊かに描き出され、そこにフランシス・レイのボサノバ調の甘美なメロディーが繰り返し流れてくる。色彩と音楽を心憎いまで駆使した手法で新分野を開いたクロード・ルルーシュを一躍有名にし、世界的に大ヒットした作品。

  • パリは燃えているか

    制作年:

    第二次大戦末期、ドイツ軍占領下のパリ。パリ市民側では、ドゴール将軍の部下たちと過激派が街の防衛計画をめぐって対立していた。そこへ双方とも期待していた連合国軍が、パリを通らないという情報が入り……。パリ市民によるレジスタンス活動から、連合国軍によるパリ解放までの最後の2週間を、当時の映像も交えたドキュメンタリー・タッチで描いた超大作。英米仏独から、まさに“超豪華”と呼ぶにふさわしい俳優陣が結集している割に、誰も個性を発揮できなかったきらいがあるが、それがかえって中心となるヒーローがいない戦争の現実を表している。なお脚本には若きF・F・コッポラが参加している。

  • 殺しが静かにやって来る

    制作年:

    戦後イタリア娯楽映画の土台を支えたコルブッチ監督のマカロニ・ウエスタンの異色作。悪徳判事と彼に操られるロコをボスとする殺し屋集団に支配されている辺境の町、スノーヒルに、かつて判事たちに両親を殺されたサイレンスが復讐のためにやって来た……。C・ルルーシュ監督の『男と女』で当時人気を博していたJ・L・トランティニャンが、口の利けないヒーロー、サイレンス役を演じている。スタイリッシュな決闘シーンや、強烈な残酷描写、斬新なストーリー構成が話題を呼んだ。

  • フリック・ストーリー

    フリック・ストーリー

    制作年:

    フランス史上まれに見る凶悪犯と、彼を追う国家警察きっての敏腕刑事ボルニッシュとの息詰まるような戦いを、冷静な目で描いた実録小説の映画化。いつもは善良な役ばかりのトランティニャンが凶悪犯に扮し、冷徹ですご味のある辛口の演技を見せる。

  • 離愁〈1973年〉

    制作年:

    第二次大戦下、北部フランスの村に住むジュリアンは、戦火を避けるため、故郷を去らねばならなかった。村人たちとともに列車に乗ったジュリアンの家族。女子供たちは客車へ、男たちは貨車へ……。列車の行く先々で避難民が乗り、ドイツ生まれのユダヤ人アンナも乗り込んできた。身動きできない列車の中で男と女は道ならぬ恋と知りつつ愛情を深めていく。やがて引き離される運命の時がくる……。ジョルジュ・シムノンの原作で、戦時下の宿命的な悲しい恋を綴ったドラマ。ドフェール監督は、カメラのほとんどを列車内に置きながら、飽きさせることなく描写。緊張感みなぎる映像も見事である。

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