桜井日奈子、振り切った“怪演”への転機となった意識の変化 20代ラストを憧れの劇団☆新感線に捧げる

――今回演じられる沙霧というキャラクターはどんな人物だと捉えられましたか?
桜井:清野菜名さんが演じられていた少年っぽい沙霧が好きなんです。一族を髑髏党に殺されて恨んでいるけど、自分は非力だからどうすることもできない。でも、非力さを嘆いているような弱い子ではなくって、なんなら啖呵を切って立ち向かうような、そういう強いところが好きですね。
今までこういう役をやったことがないんです。どちらかというと、ちょっと女の子っぽかったりする役が多くて。
――正統派ヒロインが多い印象です。
桜井:世の中的には沙霧のようなイメージはないと思うんです。でも実は今、私の中で「世の中のイメージを裏切っていこう!」という期間で(笑)。そんな中で沙霧という役はやりたかった役だったし、「私ならどう演じられるだろう?」と楽しみに感じている役でもあります。
沙霧にはカッコいいだけに収まらない、観ている人をクスっとさせるようなコメディー的なお芝居もある。そういうお芝居は大好きなので、どんな沙霧を演じられるのか、本当に楽しみですね。
でも、まだ沙霧を分かりきってはいない気がする。きっと稽古を重ねて、皆さんとの関係性の中で出来上がっていくんだと思います。百戦錬磨のすばらしい皆さんがそろわれていますから、せっかくご一緒できますしいろんな方にアドバイスをいただき、沙霧という役を豊かに演じられるように励んでいきたいと思います。人見知りですけど(笑)。
――新感線といえば、殺陣やアクションも見どころです。
桜井:運動神経、ちょっと自信があるんですよ(笑)。
――映画『SAKAMOTO DAYS』でのアクションは、最初桜井さんだと気づかなかったくらい、体もバキバキに鍛え上げられていてすごかったです。
桜井:4ヵ月くらい稽古をたくさんして頑張ったのでうれしいです!
今回の沙霧役でも、そうしたこれまで見たことのない姿をお見せできればと思うので、ちょっと気合いが入っています。
――ご自身と沙霧に共通点はありますか?
桜井:沙霧は一本気と説明されるくらい真っすぐで、人のことを疑うよりも信じて生きてきた子だと思うんです。
自分で自分のことを真っすぐというのはどうなのかと思うんですけど(笑)、私も簡単に人を信じちゃうので、そこは似ているかもしれません。
◆振り切った“怪演”が話題に 意識が変わったきっかけとは?
【公演概要】
2026年劇団☆新感線46周年興行・冬公演 いのうえ歌舞伎『髑髏城の七人 LAST STAND』
■演出 いのうえひでのり
■出演
早乙女太一 塩野瑛久・藤岡真威人(Wキャスト)早乙女友貴
柚香 光 片岡千之助 桜井日奈子 近藤頌利 河野まさと
木村 了 浜中文一 粟根まこと 山口馬木也
右近健一 逆木圭一郎 村木よし子 インディ高橋 山本カナコ
礒野慎吾 吉田メタル 中谷さとみ 保坂エマ
川原正嗣 武田浩二 横山一敏
藤家 剛 川島弘之 菊地雄人 あきつ来野良 藤田修平
北川裕貴 寺田遥平 竹之内景樹 石倉和樹 永易大空 古見時夢
山崎朱菜 奥津陽子 乾 ライム 大内美里沙 岡山玲奈 高野 渚 日比野愛柚
■公演日程・会場
【東京公演】2026年11月14日(土)~12月25日(金) 新橋演舞場
【長野公演】2027年1月21日(木)~24日(日) ホクト文化ホール
【金沢公演】2027年2月8日(月)~14日(日) 金沢歌劇座
【大阪公演】2027年2月25日(木)~3月11日(木) フェスティバルホール
■企画・製作 ヴィレッヂ 劇団☆新感線
<公式サイト>https://www.vi-shinkansen.co.jp/dokuro2026/