乃木坂46・弓木奈於、初写真集で見せたギャップ インタビューでも表れた彼女らしさ
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バラエティ番組を中心に「大活躍」とは、けっして誇張した表現ではない。それでも、写真集に関するブログで「自分にあまり自信がないので、『私でいいのかな。』って不安になる事が多い」「自信ない事がバレないようにって、いつも笑顔でいる事を意識していてもどうしても落ち込んでしまう」と、吐露していたのは意外だった。
インタビューで掘り下げると「丁寧な言い回しを心がけているのもあり、かえって頭がこんがらがってしまうときもあって…」と返ってきて“ああ、なるほど”と納得した。周囲への気遣いからくるもので、心配性な彼女の裏には優しさが垣間見えたからだ。
そのほっとけなさは、坂道グループメンバーの心もつかむ。番組出演で落ち込むとグループ同期の賀喜遥香や田村真佑からの励ましで、前向きな気持ちを取り戻す日も。信頼も厚く、かつて、坂道研修生で共に汗を流した日向坂46の高橋未来虹(高の正式表記は「はしごだか」)からは、坂道研修生出身メンバーの集まりを「幹事」として企画してほしいと頼まれているという。
そして、狙っているわけではなく、素朴な発言だからこそこちらも笑顔になってしまう。写真集撮影までの不安や緊張を尋ねると「写真集は、私がいないと風景だけになってしまうじゃないですか」と、ポツリと一言置いていたのは彼女らしさだ。
また、自信がある仕事として挙げてくれたアシスタントを務めるラジオ番組『沈黙の金曜日』(FM FUJI/毎週金曜21時)に関しての話題では、番組内でよく“イジられる”パーソナリティのアルコ&ピースについて、写真集を見せて「お2人を『ギャフン!』と言わせます(笑)」と痛快なオチを付けて、強くインパクトを残してくれた。
弓木奈於、その人の独創的な言動の数々は、周囲を常に幸せにしてくれる。乃木坂46にとどまらず、アイドル界にとっての貴重な逸材であり、ますますの活躍を願ってやまない。(文:カネコシュウヘイ)