永野芽郁 → 白石聖だけじゃない! 代役びっくりエピソード 稽古わずか2日で舞台を成功させた人気女優も
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■香川照之の代役を務めたのは…
2022年10月期の日曜劇場『アトムの童(こ)』(TBS系)では、山崎賢人(「崎」は正式には「たつさき」)が演じる主人公の若き天才ゲーム開発者の前に立ちふさがる敵役で、巨大資本のIT企業社長を演じるはずだった香川照之が、過去の性加害疑惑を報じられて降板。代役を演じたのはオダギリジョーだった。
香川とオダギリと言えば、かつて西川美和監督の映画『ゆれる』で兄弟役を演じたことで知られる。代役を引き受ける際に「香川さんへの恩返しのつもりで、お引き受けします」とコメントしていたオダギリ。いざ放送が始まると「ハマってる」「オダギリジョーで正解」「イケメンで似合っている」といった絶賛がSNS上にあふれた。
■ 深田恭子の代役を務めたのは…
2021年7月期ドラマ『推しの王子様』(フジテレビ系)でヒロインを演じるはずだった深田恭子が、適応障害と診断されて療養のために降板。代役を務めたのは、比嘉愛未だった。
同作の第1話完成報告のイベントでは、比嘉が「お話を頂いてから1週間なかった」と、まさに土壇場での代役オファーだったことを明かしたが、「役作りができなかったんですけど、かえってよかったなと思う。ガチガチに固めずに、(共演者)みんなとのセッションが楽しめる」と、時間がないという不都合な状況を逆手に取って作品を作ったことを明かしていた。
■ 天海祐希の代役を務めたのは…
今も語り継がれる伝説的な“代役”は、三谷幸喜と野田秀樹がタッグを組んだ2013年上演の舞台『おのれナポレオン L'honneur de Napoléon』で生まれた。ナポレオンの愛人アルヴィーヌ役を演じていた天海祐希が軽度の心筋梗塞と診断されて舞台を降板し、ここで白羽の矢が立ったのが宮沢りえだった。
宮沢は稽古期間、わずか2日余りにも関わらず、NGが許されない2時間超の生の舞台をやり遂げた。宮沢の奮闘もあり、舞台の中止は天海の降板直後の2回にとどまり、千秋楽まで走り切ることに成功している。