愛すべき“キモかわクリーチャー”映画 定番からイボ痔までオススメ勢揃い

コワモテなオッサンが実はスイーツ好きだったり、普段はマジメな好青年が異常に酒癖が悪かったり、思わぬ一面を垣間みると、一瞬「ドキッ!」とすることがある。いわゆる「ギャップ」というやつだが、その振り幅が大きいほど引力は強い。ホラーやSF映画にもそんな二面性を持つクリーチャー(生物)がたくさんいて、いまどきの表現で「キモかわ」なんて呼ばれていたりする。今回は、そんな愛すべきキモかわクリーチャーを紹介したい。
【関連】オススメしたい「キモかわクリーチャー映画」フォトギャラリー
映画のキモかわクリーチャーを語る上で欠かせないのは、やはりスティーヴン・スピルバーグ監督が生み出した1982年公開の『E.T.』、そして84年公開の『グレムリン』(84)。この2作品の大ヒットが今に続くキモかわクリーチャー映画の根幹を作っているようにも思うが、特に『グレムリン』に出てくる愛くるしいモグアイは、3つのルールを守らずに飼うといたずら好きの悪魔(グレムリン)に変身するという面倒くさいキャラだ。間髪入れずに成敗したいところだが、「元はあの可愛いモグアイなのに…」なんて考え出すと、底知れぬジレンマにさいなまれる。
あれから30年…実に様々なキャラクターが誕生し、日本でも今年、主人公の右手に寄生した一つ目クリーチャー・ミギーが活躍する『寄生獣』が大ヒットを記録した。また、『グレムリン』『寄生獣』の新旧大ヒット作に加え、『バッド・マイロ!』『ギャラクシー・クエスト』『アタック・ザ・ブロック』『モンスターVSエイリアン』なども“キモかわ”作品として人気が高い。