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『獣になれない私たち』賛否あり 新垣結衣の“愛される力”ゆえの反響?

エンタメ

 いい演技とは何か、なんてことを考えても結局は観る側の好き嫌いだったりするわけだが、少なくとも新垣、松田のように、観る側の心を揺り動かすことのできる役者はいい役者であると言って間違いはないだろう。

■田中圭、黒木華との行方も気になるところ

 晶の婚約者・花井京谷役の田中圭も、晶と交際して4年になりながらいまだ元カノと同居しているワケありな役を演じているが、いったい今後どう解決するつもりなのか、面白そうだ。

 その、一向に出ていこうとしない元カノ・長門朱里を演じているのは黒木華。初回の登場シーンは少なかったものの、部屋は散らかし放題で、京谷から何を言われようがテレビゲームに興じているだらしない役どころが強い印象を残した。晶とは敵対関係にあるわけだが、具体的な2人のバトルも今後あり得るのだろうか?

 京谷の母親・千春役の田中美佐子もさすがベテラン、盤石な芝居で千春の人物像が伝わり、安心して見ていられる。また、最近まで根元と付き合っていたとみられるブランドデザイナー・橘呉羽を菊地凛子が演じているが、野性味ある情熱系のとんがった役どころにピッタリはまっている。

 そしてこのドラマ、夜の街角のシーンや行きつけのバーのシーンなど、光や色をやさしく生かした映像が、どことなくやさしい。個性豊かな人々が繰り広げる人間ドラマを、やさしい気持ちで包み込んでいるようにも感じられる。(文:志和浩司)

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