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米アカデミー賞直前! ジョーカー、パラサイト、ブラピ…今年は作品&演技部門で“初”に期待

映画

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ブラッド・ピット

ホアキン・フェニックス

■演技部門のノミネートはまたもや白人だらけ

 6部門のノミネートを獲得した『パラサイト 半地下の家族』だが、残念なことに、演技部門(主演・助演男優/女優賞)にはいっさい入っていない。先日の全米映画俳優組合賞(SAG)で、最高賞にあたるキャスト賞を受賞しただけに、なおさらアカデミーとしては面目なしといったところだ。

 ここで同作の主演ソン・ガンホが入っていればよかったのだが、そうならなかった結果、今回の演技部門ノミネートの20人のうち白人は19人で、「#OscarsSoWhite」時代にほぼ逆行することになってしまっている。

(左から)シンシア・エリヴォ、レネー・ゼルウィガー (C)AFLO
 受賞結果が“真っ白”になるのを避けるためには、主演女優賞ノミネートに食い込んだシンシア・エリヴォ(『ハリエット』)に受賞してもらうしかない。この部門はレネー・ゼルウィガー(『ジュディ 虹の彼方に』)で決まりと思われているものの、レネーには受賞歴があるのに対し、シンシアは受賞すればこれが初となる。さらに、彼女が取れば、EGOT(エミー、グラミー、オスカー、トニーをすべて受賞した人)がまた増えることになり、エキサイティングだろう。

■ブラピとホアキンに期待

(左から)ブラッド・ピット、ホアキン・フェニックス (C)AFLO
 ファンとしては、今年、助演男優賞にノミネートされたブラッド・ピット(『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』)がようやく演技部門で受賞しそうなのも、楽しみな部分だ。プロデューサーとしても優秀な彼は、すでに『それでも夜は明ける』でオスカー像を手にしているが、俳優としてもオスカーをもらうに十分ふさわしい。

 同様に、ずっと演技派として尊敬されてきたのに、今まで一度も受賞していない主演男優賞ノミネートのホアキン・フェニックス(『ジョーカー』)がいよいよそのチャンスを得たことにも、胸がときめく。この2人はまた、最近の授賞式で、人柄の表れた、心のこもった受賞スピーチをしており、“本番”で何を言うかを聞きたいがために、彼らに票を入れたいという人もいるのではないかと思われる。そんな期待に反しない素敵なスピーチをしてくれることを楽しみにしたい。(文:猿渡由紀)

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