映画祭や王室公務、街角ルックも 2020年セレブたちの印象に残ったマスク姿を振り返り!

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新型コロナウイルスの影響で、すっかりマストアイテムとなったマスク。そんな今年は、セレブのマスク姿もさまざまな場面で取り上げられた。レッドカーペットイベントの浮世離れしたアイテムから、ロイヤルファミリーの公務ルック、わたしたちの日常でもマネできそうなコーデまで、印象的だったマスクを一挙振り返り!
【フォト特集】ティルダ・スウィントン、レディー・ガガ、キャサリン妃ら 2020年の印象に残ったセレブのマスク姿
■ヴェネチアでマスク文化が花開く
ティルダ・スウィントン、2種類のゴールドに輝く手持ち型マスク (C)Zeta Image
カンヌ国際映画祭が通常の単独開催中止を余儀なくされた中、9月に無事開催にこぎつけたヴェネチア国際映画祭。ここで、レッドカーペットにおけるマスクの可能性を見せつけてくれたのが、アーティストとしても活動するティルダ・スウィントン。彼女は、ゴールドに輝く手持ち型のマスクを、2つのバリエーションで披露。ビョークの共同クリエイティブディレクターとしても知られる、イギリス出身のアーティスト、ジェームス・メリーが手掛けたもので、そのデザインは立体的で大胆不敵、まるで高貴な宝飾品のよう。どちらも、ミニマルなティルダの美しさを引き立たせ、ドレスの邪魔をしないどころか、レッドカーペットルックの主役となった。
第77回ヴェネチア国際映画祭でセレブたちが見せたさまざまなマスク姿 (C)Zeta Image
『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のマヤ・ホークは、ゴールドのスパンコールがまるで人魚のように美しいドレスに、ヌードカラーのマスクをプラス。シルクサテン素材のマスクは、スペシャル感がありつつも、主張しすぎず完璧。
ヴェネチア名物、ボートでの登場シーンで印象を残したのは、モデルのテイラー・ヒル。フローラル柄のコーデにマスクをマッチさせるというスタイリングで、カジュアルスタイルでもマスクをファッションアイテムにできることを証明した。
いまや定番の黒マスクも、セレブはクール&個性的にアレンジ。今年のヴェネチア国際映画祭で審査委員長を務めたケイト・ブランシェットは、マニッシュなパンツスタイルにフェイスカバータイプをチョイスしヴェネチア入り。クールで洗練されたコーデを見せた。レッドカーペットに登場したポーランド出身の女優カシア・スムトゥニアクは、美しいラインストーンをあしらったマスクでアクセサリーに格上げ。オーストラリアの女優ラダ・ミッチェルは、鳥の口を立体的にデザインしたものをチョイスし、これ以上ないお目立ちコーデで驚かせた。
■レディー・ガガのマスク姿がさすがの芸術性! パフォーマンスでもマスク
レディー・ガガ&アリアナ・グランデ、マスク姿でパフォーマンス ※「MTV」公式インスタグラム
奇抜なファッションでおなじみのガガ。ここ数年は大分落ち着いてきたな、などと思っていたら、今年、マスクで本領を発揮。8月に開催されたMTVビデオ・ミュージック・アワードでは、圧巻の9変化を披露し、そのいくつかはMTVの公式SNSやYoutubeの授賞式動画で見ることができる。バーチャルで行われたレッドカーペットでは、宇宙飛行士をモチーフにしたトロフィーにあやかり、まるで宇宙服のヘルメットのような、クリアな球状のマスクをオン。また、アリアナ・グランデと一緒のパフォーマンスでは、音に反応するLEDマスクを着用。こちらはこれまでも多くのアーティストのステージ衣装を手掛けてきた「Smooth Technology」のカスタムメイド。さすがの芸術性と完成度と言えそう。
■日常で使える! ソーシャライトが教えるマスクスカーフがハイセンス
スカーフを使ったハイセンスなスタイリングが話題に ※「オリヴィア・パレルモ」インスタグラム
今年は街角でもマスク姿のセレブがキャッチされ話題を呼んだ。中でも、ニューヨークを拠点に活動するソーシャライト、オリヴィア・パレルモのスタイルがシックで注目を集め、自身のインスタグラムでもその数々を発信中。マスクの上にスカーフを重ねたルックは、気分によってワントーンコーデにもできれば、アクセントにすることも可能と応用自在。メイクでスカーフが汚れるのでは…という心配も、マスクの上に重ねることでモンダイ解決。