王林、グループ卒業時には引退も頭に 2023年はマグロのようにパワフルに頑張りたい
――さんまさんやウッチャンナンチャン、くりぃむしちゅー・上田晋也さんなど、大物司会者に愛されるイメージがありますが、ご自身ではその理由をどう分析しますか。
王林:愛されている感覚はないですが、青森という自然豊かで食べ物が美味しいイメージの土地で育った女、田舎から来た子ということで、みんな優しくしてくれているのかなと思います。
――ご自身としては少し東京に染まったなと思うところもありますか。
王林:Suicaを持っていることを自慢しなくなったことです。最初の頃はSuicaを持ったことがうれしすぎて、鞄の1番表側の透明部分に見えるように得意げにカードケースを入れて、「Suicaが必要な女なんだぞ」というの(アピール)を大学などで出していたんですが、Suicaを使うのも普通になっちゃって。電車はあまり乗らないですけど、自動販売機とかどこでも使えるじゃないですか。
――最初は怖いと思っていたのに、今は平気になったものもありますか。
王林:いや、怖さはずっとあります。人の多さには慣れないです。青森では年に何回かのお祭りの時の人の多さが東京ではいつもだから。いろんな人の欲望、感情が溢れている街だなということを空気から感じるので、気が張り詰めます。
――いつも笑顔の印象ですが、笑顔になれないときもありますか。
王林:全然ありますよ! ただ、私のお父さんの口癖が「スマイル」で、何があっても笑おうとは思っています。よく「類は友を呼ぶ」と言いますが、私の場合はママやパパがそれで、家族がみんな天然だから、私自身は天然と呼ばれるより呼ぶ方が多かったんですよ。ママとパパの天然がすごいから、弟と私でいつも「やれやれ」という感じで。ママもパパも会話が成立しているのを見たことがないくらい。
パパは真面目なお仕事をしているのに、透明のガラス戸が見えなくて、突き破ったことがあったくらいで、ママもゆで卵を茹でるとき、「お湯が見えなかった」と言って素手で卵を取ったりして。友達もみんなこんな感じなので、私は弟ぐらいにしかツッコまれることがなかったんですが、自分もそっち(天然)側だったということにテレビに出てから気づきました。
――レベルが高すぎます(笑)。
王林:うれしくないです、そんなの、レベル高くても(笑)。