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『VIVANT』松坂桃李、大先輩ばかりの現場は「『この俳優陣を生で見られるのか』と感動している状態」

ドラマ

日曜劇場『VIVANT』第4話より
日曜劇場『VIVANT』第4話より(C)TBS

 堺雅人が主演を務める日曜劇場『VIVANT』(TBS系/毎週日曜21時)。長期モンゴルロケを敢行して描かれる圧倒的映像美、さらには視聴者の心を鷲掴みにする壮大なスケールのストーリー展開とキャストの熱演が大きな話題を集める本作で、6日放送の第4話で満を持して初登場した松坂桃李にインタビュー。出演を直談判したという本作への思い、演じる黒須役の役作りなどについて語ってくれた。

【写真】お待たせしました! 『VIVANT』第4話で、ついに松坂桃李が登場

――『VIVANT』の企画を知り、出演を直談判されたとか。その経緯をお聞かせください。

松坂:この仕事をしていると、風の噂でいろいろな作品情報が聞こえてきたりするんです。その1つとして、“TBSで、堺さん主演、阿部寛さん、役所広司さんが出演するドラマを作る”というのを聞いて。「どんな役でもいいから出演できないですか?」とマネージャーさんを通して直談判させていただきました。そうしたら話が進み、オファーをいただけたという流れです。

――黒須は、諜報部隊“別班”の一員ですが、演じるにあたり、意識されたことはありますか?

松坂:最初に台本をいただいたときは、まだ最終話まで完成していなかったので、別班がどういう部隊なのか、どういう組織でどういう構成で、どういう経緯で形成されたのかという詳細が分からない状態でした。なので、自分の中で想像を膨らませ、そこにはめていくようなイメージで役作りをしました。

また、黒須が乃木に対して絶対的な信頼を置いているというのは、台本を読んで伝わってきたので、それを軸にしつつ、堺さんに必死についていこうという思いで演じています。堺さんとのお芝居は本当に嬉しい時間です。

1~3話と、4話以降では、ガラッと話が変わるので、黒須の登場する第4話は、特に重要だという思いで撮影に挑んでいました。乃木の中にいる“F”が、ようやく皆さんの前に“F”として登場するシーンだったので。“F”が正体を現すシーンは、堺さんの切り替わる演技が本当に素晴らしくて。思わず一視聴者として魅入ってしまいました(笑)。

撮影現場では、周りにいる方々が大先輩ばかりなので、ずっと緊張しています。撮影中も「この俳優陣を生で見られるのか」と感動している状態で(笑)。緊迫するシーンが続いても、緊張と集中力が途切れない環境です。とてもお芝居がしやすいですし、なにより「こんな贅沢なところにいていいのだろうか」という気持ちが勝っています。

――モンゴルでの撮影で印象的だったエピソードはありますか?

松坂:日中と朝晩の寒暖差があるのが、僕にとってはとても新鮮な経験で楽しかったです。自分のスマホでモンゴルの天気情報を調べるのですが、全くあてにならなくて(笑)。天気予報では晴れになっていても、目の前ではものすごい雨が降っているというときもありました。そんな天候が読めない環境でしたが、景色は本当に素晴らしかったです。撮影以外ではなかなか訪れることのない場所だったので、とても貴重な経験でした。

――第4話で満を持しての登場。物語の流れについてはどんな印象をお持ちですか?

松坂:物語として、毎回謎を残して終わるという、エンターテインメントとして最高の終わらせ方は、次回が楽しみになりますし、放送までの1週間、考察する時間もできて楽しいですよね。僕も改めて新鮮な気持ちで観て、考察しがいのある作品だと思いました。

実は僕も視聴者の皆さんの考察をチェックすることがあるのですが、第1話をスロー再生して考察されていたのは驚きました。

また、キービジュアルで“VIVANT”という文字の後ろに立つメインキャストの、その立ち位置と文字に関連性があるという考察には本当に感心しました。

――毎週『VIVANT』を楽しみにしている視聴者に向けてメッセージをお願いします。

松坂:毎回、考察するのが楽しくなる展開になってくると思います。ぜひ『VIVANT』の世界にどっぷりと没入して、全話をお楽しみください。後半になるにつれて乃木と黒須が一緒に登場するシーンも多くなるかもしれないので、そこも含めて、楽しんでいただければと思います。

 日曜劇場『VIVANT』は、TBS系にて毎週日曜21時放送。

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