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麻生祐未、40年超のキャリアには「この仕事向いてない」ともがいた時期も 20代終盤の海外留学が転機に

ドラマ

◆「この仕事に向いていない」もがいた20代



 大学在学中に映画『あいつとララバイ』に出演し、21歳となった1984年に麻生祐未という名前で活動をスタートさせた。バラエティ番組『オールナイトフジ』で司会業を務めたほか、『ドリフ大爆笑』ではコントにもチャレンジ。以降、数々のドラマや映画で存在感を示してきた。芸能生活40周年を迎え、麻生は「自分でも気づいていなかったんです。『いつの間に!?』という感じで、本当にびっくりしました」と重ねた年月に驚いているとニッコリ。20代は『男女7人秋物語』(87)や『君が嘘をついた』(88)といったトレンディドラマで一気に知名度をあげたが、「20代はわけもわからずに、目の前のお仕事をやっていくことにいっぱいいっぱいだった」と告白する。

 転機となったのは、アメリカ留学だという。麻生は「勉強をしないままこのお仕事を始めてしまったので、お芝居が下手だなということは今でも思うんです」と切り出し、「当時は、『私はこの仕事には向いていないな』『俳優として引き出しがなくなった』という気持ちもあって。他の仕事ができるものならば、そういったことも考えてみたい…と思って、29歳ぐらいの頃に一度お仕事をお休みしてアメリカに行きました」ともがいた時期を回想。

 1年ほど新天地で生活をする中で、「冷静にいろいろな作品を楽しめるようになった」と客観的に足元を見つめる機会を得た。「すると、『こうやってお芝居をしてみたら面白いかも』『お芝居をするには、もっと考えないといけないんだ』という思いが芽生えてきて。『このお仕事で、自分がやれることがもっとあるんじゃないか』と感じるようになってからは、あっという間でしたね。いろいろなことを楽しめるようになりました」と明かす。

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◆『カーネーション』『ぎぼむす』…「どれも思い入れのある役ばかり」

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