松下由樹、嫌われ役から『ナースのお仕事』まで幅広いキャリア 蟹江敬三の言葉が自信に
シリアスからコメディまで幅広い演技を披露し、第一線で活躍し続けている俳優の松下由樹。『お終活』シリーズの第二弾『お終活 再春!人生ラプソディ』では、人々に寄り添う葬儀社の社員役を続投。新しい終活のあり方を楽しく提唱するシリーズの、大切な役割を担っている。若い頃は嫌われ役が続いたものの、ドラマ『ナースのお仕事』でイメージをガラリと変えることができたという松下。“人生百年時代”において「生涯現役でありたい」と話す彼女が、俳優業の転機や「すごく助けられた」という蟹江敬三さんへの感謝を明かした。
【写真】『ナースのお仕事』『大奥』『北見志穂』――代表作を数多く抱える松下由樹
◆高畑淳子、橋爪功らベテラン陣との共演は刺激になることばかり!
シニア世代に笑顔と勇気を与えた前作に引き続き、高畑淳子と橋爪功が夫婦を演じる本作。熟年夫婦の悲喜こもごもや親子の葛藤、介護の本音など、実力派俳優陣が集結して“人生百年時代”の人間群像劇を描く。剛力彩芽や水野勝、西村まさ彦、石橋蓮司、藤吉久美子、増子倭文江ら前作からの『お終活』ファミリーに加え、長塚京三、凰稀かなめ、藤原紀香、大村崑ら個性豊かな面々が顔を揃えている。
ベテラン陣が魅せるコミカルかつ味わい深い名演が大きな見どころで、松下も「これだけの先輩方と共演させていただける作品って、なかなかないですから。今回もお話をいただけて大変うれしいです」と続編が叶ったことに感激しきり。
「橋爪さん演じるキャラクターのとぼけた雰囲気もユーモアがあって面白いですし、高畑さんもとにかくエネルギッシュ。お二人とも役作りのように見せないと言いますか、どこから演じているのかわからないくらい、自然と『お終活』の世界に入っていくんです。『ご近所の話だ』と思えるような“日常にいる人”を自然かつ魅力的に演じられるというのは、本当にすごいこと。また今回、高畑さんはシャンソンを披露されているんですが、『緊張するわ』と言いながらも、ダイナミックに、それでいて落ち着いて、心を込めて演じられていました。そういった姿を見ても、とても刺激を受けます」と撮影風景を見るだけでも、「ものすごく面白い」と胸が躍るような気持ちがするという。
映画『お終活 再春!人生ラプソディ』メインビジュアル (C)2024年「お終活 再春!」製作委員会