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小泉今日子&小林聡美、出会いから40年 「嘘がない」「天才」“ふたり”を結ぶ心地よい信頼関係

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◆小泉&小林が考える人生百年時代の「50代」とは?


プレミアムドラマ『団地のふたり』第4回場面写真 (C)NHK
――ノエチとなっちゃんの日常に50代のリアリティーを感じたのですが、お二人は「ここ、分かるな~!」と思われたところはありましたか?

小林:私は普段、ひとりテレビを見ながらつっこむようなこともないし…。

小泉:もうそういうのも過ぎたよね。

小林:ご飯もそんな手の込んだものを作らないし…。

小泉:なっちゃんの作るご飯が、お野菜や豆腐中心だったりするところはリアリティーがあるかも。でも、普段は納豆とかもっと簡単なもの(笑)。今回55歳の役ですけど、私たち50代といえど間もなく60歳なんで、最初抵抗があったんだよね(笑)。

小林:(55歳の役は)若いからね(笑)。

小泉:60代以降どんな暮らしなのかなっていま頭の中で絶賛考え中なんですけど、ちょっと自然のあるところに住むのもいいなとか考えています。

小林:(野枝の母親役の)丘(みつ子)さんが実際そういうところにお住まいになられているんですよね。1人だと体力的に難しいのかなっていうのがあって、どうするかっていうのが今の問題です。

プレミアムドラマ『団地のふたり』より (C)NHK
――人生百年時代と言われますが、おふたりが考える、50代の大変さはどんなことでしょうか?

小林:大変さ…。あまり感じないですかね…。

小泉:体にすごくきている友達もいるかもしれないけど、私たちはあまり変わりなく過ごせたね。

小林:大きな病気もせずね。

小泉:本当に健康が一番だなっていうのは50代になって分かるところだなって。

小林:しみじみ分かる(笑)。健康でなければいろいろ楽しいこともできないしね。

小泉:(2人は)そういうところの思想も合ってるから、すごく楽だったよね。食べるものとか。

小林:ちょっと興味のある美容のこととかね。

小泉:そういう感じで、50代もそんな変わらない。とにかく健康だけを手に入れていれば、何歳になってもたぶん楽しいんですよ。ただリスクは高くなってくるじゃないですか、病気になるとかどこか体を壊すとか。でもきっと、聡美さんも私も若いうちから、健康に対してそういう志向があったと思うんですよね。だから培われたものは似てるよね。私もすごい粗食派だし。

小林:そうだね。おいしいものは好きだけれど。

小泉:かといって、美容だとか、そういうことに対してすごい頑張ってます!っていう感じもなく(笑)。

小林:自然に老いを受け入れて(笑)。

小泉:私達の感覚が遠くないから、一緒に演技をしていて、自然になっちゃんとノエチになったのかなという気もしています。

小林:30代とか40代はその人が置かれた環境にもよると思うんですよ、子どもがたくさんいて、育てていてとか。そうなるとやっぱり体も疲れるでしょうし、気も遣うでしょうし。私達はたぶん特殊というか、自分の好きな時に休めて、自分の好きなことを選べるみたいなところで、ありがたいな、幸せだなと思います。

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◆大先輩が多い現場 いろいろな話を聞ける機会が幸せ

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