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上白石萌音、大学卒業し仕事一本になった1年は「“さぁどうする?”と問われている感じ」

ドラマ

◆大きな仕事が続いた2024年 一番印象に残っているのは「大学を卒業したこと」



 2024年は、舞台『千と千尋の神隠し』の再演でロンドン公演を経験、さらには映画『夜明けのすべて』で日本アカデミー賞 優秀主演女優賞やTAMA映画賞 最優秀女優賞を受賞、自身最大規模のライブツアーを開催するなど充実した1年となった。そんな中でも、一番印象に残っていることは、大学を卒業したことだという。「今までお仕事のかたわらに学業がなかったことがないので、『仕事一本だ!さぁどうする?』と問われている感じがして。印象が今までと全然違う一年になったなと思います」と振り返りつつ、「今まで学業に割いていた分を、自分の時間を大事にするとなって、自分の機嫌のバランスのとり方がすごく変わった年でもあった」とも。

 多忙を極める仕事と学業の両立はハードな日々であったと想像するが、「逆に人より時間がないから頑張ろうと思えていました。それに、どっちかで行き詰まっても、『課題をやるか』と逃げられていたんです。今は逃げ場がなくなって、やっとひざを突き合わせてじっくりやれるようになったなという感じです。言い訳がきかなくなったなって」と思いを吐露。「でも勉強はしていたいなという思いはあるので、たぶん、今後もいろいろと手を出すんだと思います」と新しいことへのチャレンジは続けていくつもりだ。


 「今回演じる竜美も26歳で社会人生活をスタートしてるんですよね。私と境遇が近いかもしれない」と語る上白石。「大学を出て就職したとなると4年目とかですかね。仕事に就いている友人たちを見ているとちょうど悩む時期みたいで。仕事もいろいろ軌道に乗ってわかってきて、後輩もできて、じゃあ私どうする?という悩みをみんな抱えてやっているんですよね。好きなことを仕事にした人も好きなだけじゃダメだと思い始めたり、だんだん仕事が好きになってきた人も、ここからどうしよう?と悶々としていたり。そういう意味でも、『法廷のドラゴン』の竜美の姿は、好きなものと仕事のバランスのとり方や折り合いのつけ方などの1つの例を示せる作品だと思います。いろいろ葛藤を抱えながら頑張っている社会人の皆さんにも見てほしいなと思います」。(取材・文:渡那拳 写真:高野広美)

 ドラマ9『法廷のドラゴン』は、テレ東系にて毎週金曜21時放送。

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