田中圭、まさかのハプニングも「お風呂に入れば」気持ちはガラリ チャレンジングな撮影を振り返る
――お芝居以外のことも少し聞かせてください。今年は3月に、所属事務所が開催した「トライストーン 大運動会」がありました。配信もあったので拝見してました。画面だけでも楽しかったですが、田中さんはカメラの外でのファンサービスもすごかったとか。
田中:サービスと言われるともちろんそうなるんですけど、あまり意識はしてないんですよ。単純に「みんなで盛り上がろうぜ!」と思っているだけですね。それと今回はキャプテンが小栗旬、綾野剛、清塚信也、そして僕と4人いて、ほかのみんなもいるなかで、旬くんとか剛とかは僕みたいなキャラじゃないから、とりあえず「自分が行くか」くらいの感覚でした。
――お芝居の現場でも、みんなで仲良くという意識はされていますか?
田中:単純に「みんなが楽しいほうが良くない?」とは思っていますが、僕が何もしなくていい現場なら何もしないですよ。誰かムードメーカーが別にいる現場だったら、その人に任せちゃうし。どちらかというと、僕は椅子に座ってみんなのことを見てたりする方です。
――そうなんですか?
田中:今回の運動会みたいな場だと、清ちゃんが喋り始めたら止められるのは俺しかいないし、旬くんに突っ込めるのは俺だけだしってことで「俺がやるか」となりますけど。もちろんそれも嫌々やっているわけじゃなくて、自然にです。
――ちなみに『おい、太宰』では一般的なイメージとは違う、ギャップがすごい太宰が登場しますが、田中さんは、現場でも何かギャップだと言われることはありますか?
田中:僕のことをあまり知らない人からは「こんなに気さくな方だとは思わなかった」とは言われます。「こんなに喋りやすい人だと思わなかった」とか。その人の見てきた役によって印象が違うのかもしれません。基本的にいつも僕はこんな感じですけどね。まあ、どうしたって調子が悪いときもあるけど、でもそれで現場で不機嫌を出していてもいいのかというと、やっぱりそれは違うし。頑張っているときもたまにあるけど、でも基本的にはずっと変わらないですね。
『ドラマW 三谷幸喜「おい、太宰」』ポスタービジュアル(C)WOWOW
(取材・文:望月ふみ 写真:松林満美)
『ドラマW 三谷幸喜「おい、太宰」』はWOWOWにて6月29日22時放送・配信。