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「ただいまです!」武田玲奈、6年ぶり『おいしい給食』復帰に市原隼人も歓喜 “超近距離”での撮影に「戻ってきたな」実感

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■片桐仁演じる“堅物教師” 樺沢先生に考えさせられたこと


映画『おいしい給食 炎の修学旅行』場面写真 (C)2025「おいしい給食」製作委員会
――今回は、片桐仁さん演じる新キャラクター・樺沢先生の“すがすがしいほどの堅物ぶり”が本当に見事でした。対する甘利田先生は、まるで未来から来た人のように時代を先取りしている印象がありました。片桐さんとの共演はいかがでしたか。

市原:片桐さんはもともと教師を目指されていたんですよね。教員免許も持っていらして、本読みの時から子どもたち一人ひとりにあいさつをされていて。生徒たちは、最初の本読みまでに、綾部監督から「台本にないバックグラウンドをたくさん考えてきてください」と伝えられていて、あいさつと共に自分で考えてきた設定を話すのですが、片桐さんはそれを全部メモされていて。その真摯な姿勢に感銘を受けました。だからこそ、昭和の象徴のような “堅物先生”をあれほど説得力を持って演じられるんだと。今までの「おいしい給食」にはなかった、新たなキャラクターを作ってくださり、本当に感謝しています。

――ああいう先生いましたよね。

武田:そうみたいですね。私の時代にはいなかったけど、当時の先生を思い出しながら演じられたそうです。「厳しかったけど、その人なりの正義がある」と話されていて、確かにそうだなと。いろんなことを考えさせられました。

市原:人の気持ちを100%理解できることは絶対ないと思うんです。でも、たとえ最初の1%でも相手に寄り添う気持ちがあれば、もっと世の中が人道的になって、人間愛にあふれた素敵なものがたくさん生まれるんじゃないかなと、そんなことを考えさせられたシーンがたくさんありました。

■甘利田のライバル、粒来ケンと初対面!

映画『おいしい給食 炎の修学旅行』場面写真 (C)2025「おいしい給食」製作委員会
――武田さんがいない間に、甘利田の給食道に粒来ケン(田澤泰粋)という天才児が現れました。今回初共演されていかがでしたか?

武田:かわいらしいですよね。どこかつかめない天然さがあって、自分の世界をしっかり持っている。面白いなと思っていつも見ていました。

――市原さんは、田澤さんと長い付き合いになりましたね。

市原:今回、彼と卓球するシーンがあるんです。しかも卓球をしながら会話しないといけないという、これまでにないシチュエーションで。僕も泰粋も卓球の経験がなかったので、プロの方に教わって、その後は2人だけでよく練習しました。学校帰りの泰粋と待ち合わせをして、ショッピングモールの端にある卓球場で練習したり。長い時には1日6時間ぐらい練習していました。

武田:6時間も!

市原:終わったら一緒にご飯を食べたりして、今までにない役作りの時間がありました。そんな時間も、この作品に向ける気持ちを育ませてくれました。泰粋は現場で撮影が終わってもずっと食べてるんです。ほんとに食べるのが好きで(笑)。フードスタイリストの(松井)あゆこさんに「もっと食べて」と言われると、どんどんおかわりして、ちょっとデカくなったんじゃないかって思うぐらい(笑)。

――背も伸びましたね。

市原:成長してますよね。「season1」で神野ゴウを演じた佐藤大志も気が付いたら大きくなっていて。大志も泰粋も、ほんとにすぐ大きくなるんですよ(笑)。彼らにとっては多感な成長期。そんな時間を一緒に過ごせたことは、自分にとっても貴重な経験ですし、財産になりました。

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■自分を信じるために心がけていることは? 「自信がないからこそ努力できる」

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映画『おいしい給食 炎の修学旅行』市原隼人&武田玲奈インタビュー

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