クランクイン!

  • クラインイン!トレンド

川平慈英&浦井健治、ミュージカル『最強のふたり』で再タッグ 映画とは逆の設定から生まれる化学反応を楽しむ

エンタメ

関連 :

川平慈英

浦井健治

◆フィリップとドリスの年齢設定を逆にすることで生まれた化学反応


(左から)浦井健治、川平慈英
――日本発信のオリジナル・ミュージカルで、世界初演となりますが、今後世界で上演される可能性も十分あります。

川平:フランス大使を招待して観てもらわないと! フランス公演なんかできないかなぁ。

浦井:行きたいだけですよね(笑)。

川平:別にフランスじゃなくても、韓国やハワイでもいいので、みんなで飛行機に乗ってどこかに行きたい(笑)。

浦井:家族についていろんな国の方が共感できる部分がある素敵な作品になっているので、世界中の方に観ていただきたいです。

韓国ミュージカルがトニー賞を獲りましたが、我々も日本オリジナル・ミュージカルを世界に発展させたいという目標がありますね。

川平:スポーツ界もそうですけど、アジアだから世界に出られないというような垣根はもう全くなくなってきましたよね。『最強のふたり』も日本ミュージカルのエポックメイキングみたいな舞台になればすごくうれしいです。

――今回演じられるフィリップとドリスの印象はいかがですか?

浦井:デビューしてから25年、車いすでの演技は初めてです。フィリップは全身麻痺で首から上と右手の先だけが動く。歌唱シーンもあるのでちょっと演劇的なところはありますけど、失礼のないようにというのが大前提で。人生の中で介護や生死に向き合うことって必ず訪れるので、失礼のないように演じなきゃいけないなって思っています。

――ドリス役はいかがですか?

川平:ちょっと今心配しているのは、役作りがあまりにも川平慈英になっているんじゃないかと。役者仲間が観に来たら、「自分をやってるだけだろ。役作りじゃないじゃん!」って言われるのではないかというのが心配事のNo.1です(笑)。

実はドリスは負の部分、ダークサイドもあるんです。家族の関係が破綻していて、ある意味自分の生き方も破綻していて、服役経験もある。でも陽な部分が強ければ強いほど、逆に負のシーンがより色濃くなるんじゃないか、自分らしくやればやるほど息子とのシーンでのクラッシュが強くなるんじゃないかとも思うので、思いっきり“川平慈英節”を出しまくりたいと思っています。

浦井:慈英さんは稽古に入る前に、映画をぎゅっと落とし込んだミュージカルにするためにドリスの深掘りを提案していらして。ドリスはこうだからとすべて解釈されて、家族愛のシーンを増やしほしいと。そういう先輩ってやっぱりすごいなって思いました。

川平:今回映画とは逆の設定で、ドリスが60手前の悪戦苦闘している陽気なおじさんである意義のあるシーンをもうちょっと作ってほしいと提案したら、息子との葛藤シーンを膨らませてくださった。

エリザというフィリップの養子の生意気な娘に「人生悪くないよ」って言うのもおっさんドリスだからこそ成り立ちましたし、年齢が逆転した設定はやりやすいですね。

浦井:フィリップもドリスと親として共感し合って、そこでもふたりを繋いでいたんだという、書かれていないところのリンクが浮き出てくる。年齢が逆転しているから、実はフィリップに対してもドリスが背中で見せて教えているという、そこも家族になっているのがとても深いと感じました。慈英さんの提案から化学反応が起きて、ミュージカルバージョンとして戯曲が深みを増していっていると感じてます。

浦井健治
――映画のファンの方も別の『最強のふたり』を楽しめるというか、また新しい作品としても受け取れそうな感じがあります。

川平:映画ファンの方は懐疑的に観に来るかと思うんです。「なんで逆転させる意味があったんだろう?」って。でも観てみたら「これは新しい解釈で面白い」となるんじゃないかな。あの映画を知っている人は2度旨味があるんじゃないかなと思います。

浦井:フィリップとドリスは実在していて、映画の最後には現在の姿が写真で映るんですけど、お二人の若々しさや友情関係みたいなものが僕には逆転して見えたんですよね。今回それを体現できるんじゃないかなと思っています。

――最後に作品を楽しみにされている皆さんへメッセージをお願いします。

浦井:川平慈英さん、そしてこのカンパニーが「人生っていいな!」ってみんなで共有しあっている感じがしますし、自分もそこで浄化されている感覚があります。問題はいっぱいあるけれど、「ケ・セラ・セラ」って言っていこうと。

「風になろう」という曲があるのですが、板垣さんが「それは対相手じゃなくてお客様に届けたいんだ。そういうシーンになるよう僕は演出の中で心がけるんだ」とおっしゃっていました。今の時代に「風になろう」ということを伝えるのはどういうことなんだろう?と楽しんで観ていただけたらと思います。

川平:皆さんにも僕たちと一緒に劇場で、ハッピーエナジーに満たされたこの『最強のふたり』、最強のキャスト、最強の音楽を楽しんでいただいて、みんなでハッピーになりましょう! ぜひお待ちしています。

(取材・文:近藤ユウヒ 写真:上野留加)

 ミュージカル『最強のふたり』は、5月1日~10日東京・ヒューリックホール東京、5月14日~17日大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール、5月21日愛知・御園座にて上演。

2ページ(全2ページ中)

この記事の写真を見る

関連情報

あわせて読みたい


川平慈英 の関連記事

最強のふたり の関連記事

最新ニュース

クランクイン!トレンド 最新ニュース

おすすめチケット

powered by ローチケ

おすすめフォト

おすすめ動画

最新&おすすめ 配信作品

注目の人物

  • [ADVERTISEMENT]

    Hulu | Disney+ セットプラン
  • [ADVERTISEMENT]

トップへ戻る