ハッピーエンド好きじゃなかった岡田将生「ここ何年かで考え方が変わった」ワケ
変化は作り手としても生じた。「先輩たちにいろんな話を聞いて。たとえば小栗旬さんとか。一緒にやらせていただいた作品もすごくワクワクしましたし。作品や人と出会うことで自分が変わっていく。前は変わりたくないって思ってたんですけど、そんな自分を小さく感じるようになりました」。
先輩に影響を受けてきた岡田だが、本作ではチームスバル、チームアゲハを通じて、岡田が一番年上だった。「そういう現場がこれまでなかったので、チームの子たちのことが本当に気になりましたし、新しい感覚でした。瀬戸(利樹)くんや清水(尋也)くんとは年が離れているので、話についていけないこともありましたが(笑)、一緒にゲームをやったりして、コミュニケーションをとっていました」。
新たな体験を幾つもした本作。挑戦への意欲はもとより持ち続けている。「怖さはあります。この作品も、即答はできませんでした。でも飛び込むことはとてもいいことだと思っています。セイフティなところばかり行ってもつまらないですから。時には流されることもありますけど(笑)、そうした面を超えて頑張ろうという気持ちは、年をおうごとに強くなっています」と語る岡田。ちなみに本作がハッピーエンドかどうかは、スクリーンで確認を。(取材・文・写真:望月ふみ)