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石原さとみ、ハンジ役はアニメ版声優・朴ロ美を参考 『進撃の巨人』で試行錯誤

映画

 ハンジ役が決まってから、撮影、そして公開までの月日は石原にとって、これまで経験のないような時間だった。「撮影の4ヵ月間はプレッシャーに押しつぶされそうでした。客観的になった瞬間、プレッシャーに負けてしまうので、どうにかして嘘がないようにハンジを演じることだけに集中していました。毎カット毎カット挑戦しつつも『やりすぎかな』とか『もうちょっとやってみようか』みたいな試行錯誤を重ねていました」。

 石原が魂を込めて演じたハンジは、スクリーンで躍動。観ている人に強い印象を残す。「探究心の強いハンジのように、私もハンジをできる限りの方法を尽くして研究しました。動きや癖、しゃべり方、性格……かなり調べました(笑)」。そんな石原の執念ともいえる思いが、ファンに伝わった。公開が「ただただ怖い」とつぶやいていた石原だったが、封切り後のハンジに対する評判はすこぶる良い。

 劇場版前篇と後篇の間には、dTVオリジナルドラマとして、ハンジを描いたスピンオフが配信されている。この作品では立体起動装置が開発されるまでのハンジの苦悩や葛藤が描かれる。「映画では、自分の世界にどれだけ入れるかが重要でしたが、スピンオフは、コミックの好きなシーンや『このカットをやりたい』みたいなハンジに対する愛を前面に出した作品なので、すごく楽しんでできました」。スピンオフを含め、巨人の世界で個性を発揮し続ける石原ハンジの活躍に注目だ。(取材・文・写真:磯部正和)

 『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』は9月19日より全国公開、『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN 反撃の狼煙』は8月15日よりdTVにて独占配信中。

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