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ギャスパー・ウリエル、ドラン監督は「今までの監督とは違う」撮影中のダメ出しに衝撃

映画

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 ドラン監督のほか、フランスを代表する豪華俳優・女優陣が集結する本作。ギャスパーは彼らとの共演も「刺激を受けた」と述懐する。「激しいやりとりをする物語なので、撮影が終わったあともそれを引きずるということもあったりはするけど、そこは僕達もプロなので“役は役”、“現実は現実”として区別することができる現場だった。カメラが止まれば普通に和気藹々としていたよ」とニッコリ。

 加えて、「リラックスした雰囲気をドラン監督自ら作り出す」と言い、「仕事ではすごく難しいことを求めるんだけど、その要求に答えていれば、陽気な感じで何事も一緒に決めていくという連帯感が生まれるんだ。それはこれまでも同じスタッフと一緒に映画を作りあげてきたという経験もあるんだろうけど、快適な雰囲気を現場に作り出していたよね」。

 ドラン監督は率先して現場の雰囲気作りをする監督だったようだが、同じ“映画”とはいえ現場は様々。ギャスパーは「どんな現場であろうが、どんな監督だろうと自分を守ることができるタイプ」と自身を分析する。しかし「(本作の)ルイ役や、(『SAINT LAURENT/サンローラン』の)サンローラン役などが演じ終わったあとも、自分の中でその役が離れないということはある」と、役者ゆえの悩みを口にする。だが、「ラース・フォン・トリアー監督が言っていたんだけど、『1本の映画は、靴の中の石のようなもので、たとえ傷がつかなかったとしても何らかの傷跡は残すもの』なんだ」と言葉をつむぐ。俳優人生において、悩みがまったくないわけではないものの、その悩みすら受け入れる姿勢を見せるギャスパー。その眼差しを見たら、今後も期待せざるをえない。(取材・文:ほりかごさおり)

 映画『たかが世界の終わり』は、2017年2月11日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほかにて全国順次公開。

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