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『アラジン』作曲家アラン・メンケンが明かす「ホール・ニュー・ワールド」誕生秘話

映画

アラン・メンケン、『アラジン』インタビュー
アラン・メンケン、『アラジン』インタビュー クランクイン!

 1992年に公開されたディズニーアニメ『アラジン』は、ディズニー・ルネサンスと呼ばれるディズニー黄金期に作られた名作であり、全世界で大ヒットを記録した。その黄金期を支えたのは、同作の「ホール・ニュー・ワールド」をはじめとする数々の名曲たち。それらを生み出した最重要人物こそが、作曲家アラン・メンケンだ。現在公開中の実写版『アラジン』のプロモーションで来日した巨匠が、実写版の魅力、そして名曲「ホール・ニュー・ワールド」誕生秘話を語った。

【写真】アラン・メンケン、インタビューカット&『アラジン』フォトギャラリー

 27年の時を経て、ついに実写化された『アラジン』。完成した映画を観たアランは「うれしいという言葉に尽きます」と感慨深げ。「非常に満足しました。新たなアプローチがあり、新曲もあって、新鮮で現代的なストーリーになっている」と実写版の出来に太鼓判を押す。

『アラジン』場面写真(C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
 主人公のアラジンとヒロインのジャスミンには、新星メナ・マスード、若手女優ナオミ・スコットという、フレッシュな2人が起用されたが、「2人の相性がとてもいいんです。自然に惹(ひ)かれ合っている雰囲気がある」と絶賛。アニメ版での故ロビン・ウィリアムズのイメージが強いランプの魔人ジーニーを演じるのは、ハリウッドスターのウィル・スミスだ。ウィルが演じると聞いたとき「まさに“完璧”だと思いました」と明かすアラン。「ウィルはジーニーを演じるに必要なすべてを持ち合わせていた。だから今回、彼にこうしてほしいとか注文することなんて何ひとつなかったんだ。本当だよ」と感心しきりの様子だった。

 『アラジン』を語る上で欠かせないのが、ディズニーアニメの楽曲として唯一グラミー賞最優秀楽曲賞に輝いている名曲「ホール・ニュー・ワールド」の存在。実写版でも大きな見せ場になっているこの名曲は、いかにして誕生したのだろうか。

『アラジン』場面写真(C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
 当時アランは、ともに楽曲制作を続けてきた盟友ハワード・アシュマンを亡くし、すでにミュージカル界では有名だった作詞家ティム・ライスと初タッグを組むことになる。「ティムに初めて会うときにこの曲を作って持っていったんだ。まだ『ホール・ニュー・ワールド』になる前だね。それで歌詞で韻を踏みたい場所や、こんなトーンにしたいというのが分かるように、ダミーの歌詞を入れておいたんだよ。そこからティムが自由に歌詞をつけていくという作業だった。ティムはとても紳士的で、素晴らしいパートナーだった」と振り返る。

 「あの曲は、ティムがそれまでに作詞したミュージカル『エビータ』のラテンな感じや、『ジーザス・クライスト・スーパースター』の曲を意識しながら作ったんだ。そして空を自由に飛びまわるイメージも重要だった。“A Whole New World”という歌詞だけど、完成前に僕がダミーでつけていたのは“The World at My Feet(足元に広がる世界)”だった。この世界ではなんだって可能なんだ、という意味を持たせたんだ。でも、ティムの『ラブソングに足というのはふさわしくないかな』という賢明な判断によって、“A Whole New World”という素晴らしい歌詞とタイトルになったんだよ(笑)」と名曲誕生の裏話を披露。

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