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高畑充希「自分ではなくなっていた」時期も…実感した「仕事以外の時間」の大切さ

映画

高畑充希
高畑充希 クランクイン!

 『超高速!参勤交代』シリーズの土橋章宏の原作を映画化した『引っ越し大名!』で、星野源演じる主人公を支える女性・於蘭を演じる高畑充希。意外にもあまり経験がなかったという時代劇に挑んだ。昨年、初めての3ヵ月ほどの休みを取ってリフレッシュし、その後も精力的に、映画、ドラマ、舞台とクオリティーの高い仕事を生み出し続けている高畑。そんな彼女に本作についてのみならず、休み前の「自分であって自分ではなくなっていた」という時期のこと、そこから抜け出した今の心境を聞いた。

【写真】鮮やかな着物姿の高畑充希 インタビューフォト集

■時代劇に挑戦 霧の中を歩いているような必死な日々


 高畑が扮する於蘭は、国替えを命じられた藩で以前、”引っ越し奉行”を務めた男の娘。人と話すのが苦手で書庫に引きこもってばかりながら、知識を買われて新たな引っ越し奉行に任命された春之介(星野)を助け、藩総出の引っ越し準備に関わっていく。

 「すごく好きな女性です。原作とはまた違った人物像になっていますが、脚本を読み、とても正直で、必要以上にいろんなことを甘やかさない、芯の通ったかっこいい人だと思いました。同時に春之介さんを立てる人。於蘭自身、いろんな知識を持っていますけれど、主体的に動くというよりは、サポーターのように、斜め後ろから春之介さんの髷(まげ)を見つめている感じでした」と於蘭を語る高畑。

 時代劇への挑戦となったが、「ポップなコメディーで、サラリーマン活劇のような印象のある作品」のため、「当時の女性らしくといったことはあまり考えずに、於蘭さんがどういう人かを意識しました」といいつつ、「そうはいっても時代ものには変わりないので、基本的な所作などは教えていただきながら演じました。初めてのことが多く、常に手探り状態で、霧の中を歩いているような必死な日々でした」と振り返る。

 「一人では駆け抜けられなかったかもしれません。でも命綱のように、共演者の方々にずっとつかまって、最後まで楽しく過ごすことができました」とほほ笑んだ。

■休みを通して実感した「仕事以外の時間の大切さ」


 柔らかな笑顔で周囲への感謝を口にする高畑。その胸には受けた仕事は「命を懸けて取り組む」と言い切るポリシーを持つ。「やると決めたら、すべてを投げうって、皆さんに良いものを届けられるようにできる限りを尽くしたい、といつも思っています」。そうした思いは、昨年の3ヵ月の休みで「仕事以外の時間の大切さ」を改めて感じたことでより強くなったという。

 「朝起きて、電車に乗ってどこかへ出掛けて、バスにのんびり揺られて過ごす。スーパーに寄って帰ってご飯を作って食べる。そうした、かつては当たり前にしていたことが、仕事が忙しくなったり、多くの人に私のことを知ってもらえるようになってから、いつの間にか疎(おろそ)かになっていたことに気づきました」。

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