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岡田健史、あふれるハングリー精神 同世代で異質な「オスの部分をしっかり出していきたい」

映画

■「反抗期がなかった」岡田健史を支える、父からの言葉

 役柄にちなみ自身の思春期を振り返ってもらうと、岡田には「反抗期がなかった」のだとか。「すごくすてきな両親なんです。あの2人のもとに生まれて、本当に良かったなと、心の底から思っています」と打ち明けるが、そんな両親と唯一、ぶつかった瞬間があると話す。

 「僕が“芸能界に入りたいです”と言ったときに、ぶつかりました。働くのか、大学に行くのかなど、将来への選択肢が一気に広がる年齢になって、僕も“これまでのように甘えてはいけない”と感じて、出した答えです。それが唯一で、その前もそれ以降も、両親とぶつかったことはないです。


 もちろん小さなことで言えば、高校生になっても携帯を持たせてもらえなかったり、みんなよりお小遣いが少なかったことなど、“なんでだろう”と思うことはいろいろありました。みんなが学校の帰りにいっぱい買って食べているのに、“俺、300円しか持っていない!”とか(笑)。でも今となってはそうやって厳格に育ててもらったことにも、とても感謝しています」。

 さらに「僕を子ども扱いせず、いつでも1人の人間として見てくれた。“なんでそう思ったの? 自分で考えなさい”というスタンスで、いつも僕を見守ってくれた」と両親への感謝をあふれさせる。演じた規士は、堤真一ふんする父親から背中を押される一幕があるが、岡田自身も父親からの言葉が支えになっていると明かす。

映画『望み』場面写真 (C)2020「望み」製作委員会
 「“お前の子どもには、俺たちがした以上のことをしてやれ。それが俺たちへの最大の恩返しだ”と言われて、“親父、かっこいい!”と思いました。僕もそんな父親になりたいです。そして“無理はしていいけれど、無茶はするな”ということも、よく言われていました。何をやるにも全力を出して、手を抜くなと。やるだけやって失敗したら、それでいい。運動にしても、勉強にしても、その教えをもとにやってきたことが成功体験につながったことが多い。だからこそ僕は、努力をすることを惜しまないようになったと思います。逆に努力をしなかったら、“怖いな”と感じる自分がいます」と注いでもらった愛情が、努力家の彼の原点となっている。

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