竹内涼真「結構、寂しがり屋」 “本人役”を演じて再認識した“竹内涼真”
■がむしゃらだった『仮面ライダードライブ』の撮影
2014年、『仮面ライダードライブ』の泊進ノ介/仮面ライダードライブ役で主演を務め、注目された竹内。『下町ロケット』(TBS系)やNHK連続テレビ小説『ひよっこ』、『過保護のカホコ』(日本テレビ系)など話題作で知名度を上げ、『テセウスの船』(TBS系)での熱演も光るなど、一歩一歩、役者道をまい進してきた。
若手勢の登竜門としても知られている『仮面ライダー』シリーズだが、竹内は『仮面ライダードライブ』でどんなものを手にしたのだろうか。
「現場に飛び込んで1年半、同じ役を演じさせていただきました。最初は何も分からず、ただただがむしゃらだった。でもそこでもがいたおかげで、今はっきりと“この仕事が好きだ”と言える自分がいます」と断言する。「何者でもなかった僕が、毎日のようにスタッフさんと一緒に撮影に励んで、それがテレビで流れる。ものすごく貴重な経験ですよね。舞台あいさつやイベントに出ると子どもたちが喜んでくれるし、作品を観てくれる人たちの存在を知ることもできました」。
それから6年。「仕事の仕方、仕事への意識もまったく違う」と変化を実感しているという。「『仮面ライダードライブ』では、周りの方が僕を育ててくださいました。ライダーファンの人や子どもたちがいないと、“へっぽこ”だった僕はライダーにはなれなかった」と振り返る。「作品を重ねるごとに、自分がどうしたいのか、何をすべきなのかも見えてくるもの。今は“助けてもらう”という意識ではなく、自分からも発信していくことが大事だと思っています。事務所の先輩の藤原竜也さんや鈴木亮平さんの姿を見ても、この仕事や演技について、ものすごく知識が深いなと思うんです。僕ももっと勉強しないといけないと思っています。基本的に勉強は嫌いな僕ですが、好きなことだからこそ、勉強も楽しい!」と力強く、前を向いていた。(取材・文:成田おり枝)
WOWOWオリジナルドラマ『竹内涼真の撮休』は11月6日スタート。WOWOWプライムにて毎週金曜24時放送。全8話。【第1話無料放送】