麻生久美子、関西弁の人妻を熱演! “元夫”長谷川博己と恋に落ちた瞬間 『はい、泳げません』本編映像
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俳優の長谷川博己が主演を務め、女優の綾瀬はるかが共演する映画『はい、泳げません』より、本編映像が解禁。長谷川演じる泳げない哲学者・小鳥遊雄司(たかなしゆうじ)と、麻生久美子が演じる元妻・美弥子の出会いのシーンが収められている。
【動画】麻生久美子と長谷川博己、恋に落ちた瞬間『はい、泳げません』本編映像
泳げない男と泳ぐことしかできない女の希望と再生の物語を描く本作は、ノンフィクション作家・高橋秀実の同名著書の実写化。製作は、映画『花束みたいな恋をした』のプロダクション・リトルモア。監督・脚本を、映画『舟を編む』で第37回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した渡辺謙作が手がける。
水泳教室にて、身体の中心線を意識してまっすぐな姿勢で泳ぐことを教わった小鳥遊雄司(長谷川)は、泳ぎの練習の中で、ひたすらコーチ・薄原静香(綾瀬)のアドバイスを反芻する。同時に“中心線”というキーワードから、過去の記憶を辿り、水の中で元妻・美弥子(麻生)との出会いを思い出していく。
この度公開されたのは、そんな小鳥遊が美弥子と初めて出会ったシーン。
自身の著書の装丁デザインを担当した美弥子に対し、小鳥遊は「僕は真ん中に一本線のデザインをお願いしたのですが…中心線の右側は4.2センチで、左側は4.4センチ…」と不服な様子。
そんな「中心線に沿っているか、否か」という、カタブツな哲学者らしい細かすぎるクレームを美弥子は笑い飛ばし、自分の前髪を例に「まっすぐじゃなくても、まっすぐに見えるし、真ん中じゃなくても、真ん中に見えんねん」と論破。そんな彼女の顔を小鳥遊が、まじまじと見つめるシーンで終了する。自分の価値観とは違う、明るく潔い彼女の魅力に気づき、恋に落ちた瞬間だ。
自由奔放にトロピカルなカクテルを頼む美弥子に対して、首元まできっちりボタンを留めた白いシャツを着用し、アルコールではなくコーヒーを頼む、神妙な面持ちの小鳥遊の対比も面白いシーンとなっている。
目をそらし続けて来た現実と向き合うことになる小鳥遊と、元妻・美弥子との関係はどう発展していくのか。苦しい再生への第一歩を踏み出す、この元夫婦の行方にも注目したい。
映画『はい、泳げません』は、6月10日より全国公開。