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伊藤沙莉×竹野内豊『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』、海外ビジュアル&新場面写真解禁

映画

 女優の伊藤沙莉が主演を務め、俳優の竹野内豊が共演する映画『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』が、ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭のホワイト・レイヴン・コンペティション部門に正式出品されることが決定。併せて、海外ビジュアルとキャスト・監督からのコメントが到着した。

【写真】探偵マリコを演じる伊藤沙莉

 本作は、東洋の魔窟と称される歌舞伎町を舞台とした、ブラックユーモアあふれる、過激で少しだけアダルトな異色エンタメ。『ミッドナイトスワン』の内田英治監督と『岬の兄妹』『さがす』の片山慎三監督の2人がタッグを組み、6つのストーリーを2人で分業、1本の映画として創り上げた。

 主演を伊藤沙莉、その恋人役を竹野内豊が務めるほか、北村有起哉、宇野祥平、久保史緒里(乃木坂46)、松浦祐也、高野洸らが出演。主題歌はDa‐iCEの「ハイボールブギ」に決まった。

 新宿ゴールデン街、三番街にある小さなバー「カールモール」のカウンターに立つ女マリコ(伊藤)。日々バーテンとして常連の相手をしているが、実はもう一つの顔を持っていた。それは探偵稼業だ。ある日、とある組織から「歌舞伎町に紛れ込んだ宇宙人を探してくれ」という依頼を受け、恋人の自称忍者MASAYA(竹野内)の協力のもと、宇宙人に迫ってゆくのだが…。

 ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭(BIFFF)は、ベルギーのブリュッセルで1983年から開催されているファンタジー、スリラー、SF作品を対象とする国際映画祭で、今年で40回目を迎える(途中コロナで中止あり)。シッチェス・カタロニア国際映画祭、ポルト国際映画祭と並ぶ、世界三大ファンタスティック映画祭の一つ。本作は『LIFE OF MARIKO IN KABUKICHO』の英題にて、主要部門であるホワイト・レイヴン・コンペティション部門への正式出品が決定した。

 解禁された海外版ビジュアルは、歌舞伎町を舞台に、忍者、宇宙人、ライフルをもつ女性など、本作のエキセントリックでカオスな世界観をイラストで表現している。

 主演の伊藤は「海外の映画祭に人生で初めて行かせていただいたのが内田英治監督の作品『獣道』でした。なので今回の出品は私自身すごく感慨深いものとなっております。ポップでダークな、滑稽で切ない世界観を海外の皆様にも楽しんで頂けたら嬉しいです!」とコメント。

 竹野内は「内田監督と片山監督は、海外生活のご経験があるからこそ、一つの国の枠に捉われる事なく、独特な視点と感性で新宿の街を映し出すのではないかと勝手に想像が膨らみます。海外の方々がこの映画を観た時、どの様な反応があるのかとても興味深いです」と話す。

 内田監督は「いわゆるファンタ映画への愛が強く、今回の上映はとても嬉しいです。本作は、なんでもありのごった煮映画を片山監督と撮りました。海外のお客さんの反応が楽しみです!」、片山監督は「この映画がどう受け止められるのか楽しみでなりません」としている。

 映画『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』は、2023年全国公開。

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