映画『月の満ち欠け』、大泉洋&柴咲コウ演じる夫婦の幸せいっぱいの場面写真解禁
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俳優の大泉洋が主演し、有村架純、目黒蓮(SnowMan)、柴咲コウが共演する映画『月の満ち欠け』より、本作のタイトルにちなみ、一年を通して最も月が美しいとされる本日9月10日「中秋の名月」に場面写真が一挙解禁された。
【写真】9月10日は中秋の名月! 映画『月の満ち欠け』で夫婦役を演じた大泉洋&柴咲コウらの場面写真
本作は、第157回直木賞を受賞し、累計発行部数が42万部を超えた佐藤正午のベストセラー小説「月の満ち欠け」(岩波書店刊)を映画化。「愛する人にもう一度めぐり会いたい」という願いが起こした“奇跡”が紡ぐ、壮大なラブストーリーだ。監督は、『ストロボ・エッジ』『余命1ヶ月の花嫁』『ナミヤ雑貨店の奇蹟』など、リアルな人間描写と圧倒的な映像美に定評のある廣木隆一。
主人公・小山内堅(大泉)は、愛する妻・梢(柴咲)と家庭を築き、仕事も順調、どこから見ても順風満帆だった。だが、不慮の事故で梢と娘の瑠璃を同時に失ったことで幸せな日常は一変。深い悲しみに沈む小山内のもとに、三角哲彦と名乗る男(目黒)が訪ねてくる。事故に遭った日、小山内の娘が面識のないはずの自分に会いに来ようとしていたこと、そして彼女は、かつて自分が狂おしいほどに愛した“瑠璃”という女性(有村架純)の生まれ変わりだったのではないか、と告げる。
愛し合っていた一組の夫婦と、許されざる恋に落ちた恋人たち。全く関係がないように思われたふたつの物語が、数十年の時を経てつながっていく。それは「生まれ変わっても、あなたに逢いたい」という強い想いが起こした、あまりにも切なすぎる愛の奇跡だった―。
今回解禁された場面写真は、大泉演じる主人公・小山内堅を中心とする、とある一家を写し出した4つのシーン。写真をたどると、一家の歴史を感じ取ることができ、壮大な物語への期待が高まる。
娘の瑠璃が生まれ、堅が誕生したての我が子を大事そうに抱きかかえる、特別な瞬間を切り取った1枚や、小山内夫妻がまだ幼い瑠璃(阿部久令亜)を連れて夏の海辺へキャンプに出かけたシーン。この場面では、堅とその妻の梢(柴咲)、そして瑠璃が砂浜から空を見上げているが、視線の先には月がある。笑みがこぼれる両親に対し、“満ちては欠ける”月を瑠璃が不思議そうに眺める表情が印象的だ。一家団欒を楽しむ様子が捉えられた1枚では、家族の仲の良さと18歳になった瑠璃(菊池日菜子)の成長が伝わってくる。打って変わって、一人哀愁を漂わせ佇み、寂しげな表情を浮かべる堅の姿を写した場面も。
4枚の写真からも伝わるように、本作で大泉は、堅を実に27年に及ぶ期間、演じきった。時代ごとの演じ分けにも苦労したと思料するが、大泉の熱演に注目したい。
映画『月の満ち欠け』は12月2日より全国公開。