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ヴェネチア国際映画祭で2冠! 映画『イニシェリン島の精霊』日本版ポスタービジュアル解禁

映画

 『スリー・ビルボード』のマーティン・マクドナー監督の最新作『イニシェリン島の精霊』より、友情に亀裂が入った男たちの切ない後ろ姿を捉えた日本版ポスタービジュアルが解禁された。

【写真】第79回ヴェネチア国際映画祭にて男優賞を受賞したコリン・ファレル

 本作の舞台は、1923年、アイルランドの孤島イニシェリン島。島民全員が顔見知りのこの平和な小さい島で、気のいい男パードリックは長年友情を育んできたはずだった友人コルムに突然の絶縁を告げられる。急な出来事に動揺を隠せないパードリックだったが、理由は分からない。賢明な妹シボーンや風変わりな隣人ドミニクの力も借りて事態を好転させようとするが、ついにコルムから「これ以上自分に関わると自分の指を切り落とす」と恐ろしい宣言をされる。美しい海と空に囲まれた穏やかなこの島に、死を知らせると言い伝えられる“精霊”が降り立つ。その先には誰もが想像し得なかった衝撃的な結末が待っていた…。

 先日開催された第79回ヴェネチア国際映画祭においてヴォルピ杯男優賞(コリン・ファレル)、脚本賞(マーティン・マクドナー)の2冠を手にした本作は、10月21日、日本に先駆けて世界各国で公開。北米では全世界興収1億ドル突破の大ヒット作『Everything Everywhere All At Once』(原題)に迫る、今年の館アベレージ2位を記録し、イギリスでは週末興行収入ランキングで2位、そして物語の舞台でもあるアイルランドでは1位発進と各国で堂々の大ヒットスタートを切っている。

 日本版ポスタービジュアルで、アイルランドの美しい海辺の景色を前にたたずむ主人公パードリック(コリン・ファレル)がこっそりと様子をうかがう先には、親友のコルム(ブレンダン・グリーソン)の姿が。一方、コルムはパードリックを見向きもせず、真っすぐ正面を向いている。“すべてがうまく行っていた、昨日までは。”というパードリックの思いを代弁するかのようなコピーからも、2人の友情が一方通行であることを感じさせる切ないビジュアルになっている。果たして、コルムがパードリックとの絶縁を望む理由とは? そして、パードリックはコルムとの友情を取り戻すことはできるのか?

 映画『イニシェリン島の精霊』は、2023年1月27日よりTOHOシネマズ シャンテほかにて公開。

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