ブラッド・ピット、マーゴット・ロビーら『バビロン』ワールドプレミアに集結! 渡辺直美も特注ドレスで登場
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『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞を受賞したデイミアン・チャゼル監督がブラッド・ピット、マーゴット・ロビーらを迎え製作した最新作『バビロン』のワールドプレミアが米・ロサンゼルスにて現地時間12月15日(木)(※日本時間12月16日)に行われ、ブラッド・ピットがマーゴット・ロビー、デイミアン・チャゼル監督らが集結。日本代表として渡辺直美が、本作のヒロイン・ネリーの衣装からインスパイアをうけた特注ドレスでレッドカーペットに登場した。
【写真】特注ドレス姿でレッドカーペットに登場した渡辺直美
本作の舞台はゴールデンエイジ(黄金時代)と呼ばれた1920年代ハリウッド。サイレント映画からトーキー映画へと移り変わる時代に、映画業界で夢をかなえようとする男女を描く。第89回アカデミー賞6部門を受賞した『ラ・ラ・ランド』で、最年少でアカデミー賞監督賞を受賞したデイミアン・チャゼルが、自身で脚本も執筆、再びハリウッドを舞台に物語を描いた。
ワールドプレミア会場のAcademy Museum of Motion Pictures/アカデミー映画博物館は、昨年オープンしたばかりの、1927年からスタートしたアカデミー賞の歴史が飾られているアメリカ最大級の博物館で、まさに1920年代・ハリウッドを舞台に栄光と破滅の物語を描く本作の幕開けにふさわしい場所。
会場には、サイレント映画の超大物スターを演じたブラッド・ピット、怖いもの知らずの新鋭女優を演じたマーゴット・ロビー、映画作りを夢見てハリウッドの世界に飛び込む青年役のディエゴ・カルバをはじめ、ジョヴァン・アデポ、ジーン・スマート、オリヴィア・ハミルトン、リー・ジュン・リー、トビー・マグワイア、フリー、オリヴィア・ワイルド、そしてこの壮大なる作品を手掛けたオスカー受賞監督のデイミアン・チャゼル、作曲を担当したジャスティン・ハーウィッツが登場した。
ブラッド・ピットは、サテン生地の鮮やかなブラックスーツで颯爽と現れ、「日本の皆さん! 映画をお楽しみに!! そして良いクリスマスを!」と最新作の公開を待つ日本のファンへ笑顔でメッセージを。またマーゴット・ロビーは、予告編でも映し出される派手なパーティーシーンで身にまとう深紅のドレスを彷彿とさせるような、非常に大胆なデザインのアライアの黒のラップドレスで登場して会場を魅了した。
そして、この豪華な面々とならびメインキャストへの大抜てきにして、見事な快演でゴールデングローブ賞へのノミネートを果たした新鋭ディエゴ・カルバは「何かにノミネートされるのも初めてだし、批評家たちに自分の演技が評価されるのも初めてだし、とても不思議な気分ですが嬉しいです。まだ信じられませんが、ブラッドやマーゴットといった素晴らしい共演者たちとのこのレッドカーペットを一緒に歩けるのは幸運だし、光栄です。最初は家族も誰も信じてくれませんでしたが、今はみな興奮して喜んでいます。僕のことを誇りに思ってくれていれば嬉しいですね」と偉大なキャリアの始まりに驚きとたかぶりが混ざった表情で答えた。
さらにキーキャラクターのひとりを演じたリー・ジュン・リーも「まだ実感がありません。ブラッドとマーゴットとの共演もあり、一緒に仕事ができて本当に光栄です。映画の衣装を作ったメアリー・ゾフレスは素晴らしいんです。7000以上の衣装を用意しなければならず、私のキャラクターに美しい衣装を用意してくれて、非常に感謝しています」と胸いっぱいの様子で語った。
監督デイミアン・チャゼルは、映画製作を志しLAに飛び込んだ約15年前からこの作品の構想を持っていたそうで、「ついに公開できるのが嬉しいし、信じられない気分です。私にとってこれまでで最大のレッドカーペットだから、迷ってしまいそうな気分です(笑)。これまでいくつも映画をつくってきましたが、今回が最大で、最大のキャスト、最大のスケールなので、全てが新しく感じますし、現実とは思えません。特に本企画を実現するためにかかった年月を考えると、やっとお客さんに見てもらうことができて、より嬉しく感じます」と感慨深そうにコメント。
ブラッド、マーゴットなど豪華キャストを迎えての作品作りに「世界一幸運な監督だと思いましたよ。彼らの素晴らしい演技もそうですし、あれだけのスターが全身全霊で、キャラクターを掘り下げ、妥協しないんです。とにかく皆で作品に飛び込んで作り上げました。日本のファンのみなさん、『バビロン』を見てもらえることを非常に楽しみにしています。私の作品では、これまでで最も大きく、最もワイルドで、最もクレイジーな作品です。是非、みなさんにも早く体験していただきたいです!」と力を込めて語った。
また本作の作曲を担当、『ラ・ラ・ランド』でもチャゼル監督とタッグを組んで第89回アカデミー賞作曲賞・歌曲賞を受賞したジャスティン・ハーウィッツも「8月に日本に行ったんだけれど、とっても楽しかったし、日本が大好きだよ。日本のファンは、僕らの映画も音楽も受け入れてくれているし、非常にリッチな作品で、いろんなことが盛り込まれているから、日本のみなさんにも「バビロン」を気に入って喜んでもらえると嬉しいよ」と今年8月にオーケストラの『ラ・ラ・ランド』コンサートで来日したことを振り返りながらメッセージをおくった。
また本作のワールドプレミアには、世界中から多くの女優やインフルエンサー、セレブなどが集結してレッドカーペットを盛り上げたが、日本代表として、渡辺直美が、劇中でマーゴット・ロビー扮するネリーが着用し、予告編でもひときわ印象強い赤のドレスからインスパイアを受け、オリジナルで制作された特注のラップドレスをまとって登場。
「こんなにすごい方々に囲まれてレッドカーペットを歩けるなんてとてもラッキーで光栄なことです。こんなセクシーな赤いドレスは初めて着たかも! THEアメリカ、THEハリウッドという雰囲気に合わせられたかなと思います。ポイントはサイドのヒラヒラです! 世界中の人が憧れるハリウッドにしかない空気感、夢のある世界観ですね!」と貴重な体験に興奮気味の様子で話した。映画についても「1920年代のハリウッドが舞台、昔のハリウッドだけど映像がめちゃくちゃ綺麗で、激しくクレイジーなシーンがジェットコースターのように最後まで続いていく素敵な映画です。実は監督と昨日少しお話させていただいて、本当に色々なこだわりが詰まっているそうで、心がずっとハラハラドキドキするのでぜひ日本の皆さんにも観ていただきたいです!」とすっかり心奪われてデイミアン・チャゼル監督とも語り合ったことを明かした。
映画『バビロン』は2023年2月10日より全国公開。