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北澤響×中島歩『さいはて』5.6公開 孤高の映像詩人・越川道夫による最新作、ポスター&場面写真解禁

映画

 北澤響と中島歩が共演する映画『さいはて』の公開日が5月6日に決定。併せてポスタービジュアルと追加場面写真が解禁された。

【写真】トウドウ(中島歩)のコートの裾をつかむモモ(北澤響)

 本作は、夜の街で出会ったうつろな女性と秘密を抱える塾講師の幻想的かつノスタルジックな逃避行を描く。

 『海辺の生と死』『アレノ』『愛の小さな歴史』『あざみさんのこと』『アララト』など高い文学性と街に生きる人々の生と性を独自の視線で描く手法から、孤高の映像詩人とうたわれる越川道夫監督。最新作となる本作では、街に生きる人々の生と性を捉えてきた越川の温かな視線により、それぞれに喪失と空虚感を抱く男女二人の街から森へ、やがて海へと展開する旅路とまばゆい恋模様を映し出す。

 ある日、居酒屋で知り合う若い女性モモと、40歳の男性トウドウ。夜の街で手をつなぎ、「靴が鳴る」を歌いながら歩く二人はやがて互いを求め合い、身体を交わす。翌朝、昨晩の記憶をたどりながら「道行みたいだね」と語るトウドウ。その言葉の意味を理解したモモは黙って彼に泣きつく。それぞれにつらい過去を持つ二人は海を目指して、この世界から逃げることにする―。

 ヒロイン・モモには、本作が長編映画初主演となる新進俳優・北澤響。みずみずしい演技で悲しみを抱えた少女を演じる。トウドウ役には、『偶然と想像』『愛なのに』『よだかの片想い』『いとみち』などで高い演技力が評価される人気俳優・中島歩。人生に絶望した男性を哀愁漂う演技で見せる。

 ポスタービジュアルは、海鳥が飛ぶ広大な空と海を背景に、しっかりと手をつなぎ、遠くを見つめる主人公たちの姿を正面から捉え、さわやかさと力強さを兼ね備えたビジュアルに仕上がった。

 新規場面写真は8点。モモ(北澤)がトウドウ(中島)の上着の裾をつかむ様子や、森の中の隠れ家のような場所で向き合って座るふたりの姿などが映し出されている。

 映画『さいはて』は、5月6日より全国順次公開。

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