池井戸潤も役作りに太鼓判！『シャイロックの子供たち』キャラクター紹介特別映像解禁

映画

公開日：2023/2/10 15:00

【動画】阿部サダヲ、上戸彩、玉森裕太らの役作りに原作者も太鼓判！

　累計発行部数60万部を突破した池井戸潤による小説『シャイロックの子供たち』（文春文庫）。池井戸が「ぼくの小説の書き方を決定づけた記念碑的な一冊」と明言し、原点にして最高峰とも言える原作が、満を持して映画化された。

　今回の映画は小説と展開が異なり、独自のキャラクターが登場する完全オリジナルストーリー。池井戸が太鼓判を押した脚本をもとに、2018年に大ヒットを記録した『空飛ぶタイヤ』の本木克英監督はじめメインスタッフが再集結。主演の阿部サダヲのほか、上戸彩、玉森裕太、柳葉敏郎、杉本哲太、佐藤隆太、柄本明、橋爪功、佐々木蔵之介が出演する。

　メガバンクの小さな支店で起きた現金紛失事件。真相を探る西木（阿部）や、現金紛失への関与を疑われる北川（上戸）、銀行の不正を疑う田端（玉森）はある真相にたどり着くが、それはメガバンクにはびこる、とてつもない不祥事の始まりに過ぎなかったー。

　本作は原作とは異なる完全オリジナルストーリーだが、原作者の池井戸は、阿部演じる主役の西木を「期待した通り」と絶賛。この度、そんな登場人物の個性が凝縮したキャラクター紹介映像が解禁された。事件の真相に近づく西木、北川、田端に加え、九条（柳葉）や古川（杉本）ら曲者揃いの銀行員、映画オリジナルキャラクターの沢崎（柄本）を始めとする銀行を取り巻く謎の人物たちの怪しげな行動や発言が切り取られている。

　原作の登場人物はそれぞれ深刻な問題を抱えている者が多く、撮り方によっては沈鬱なものになる可能性もあったという。だが、池井戸は「笑いが漏れたりするようなところもあり、涙する方もいたり、俳優さんの演技も相まって、どこか救いがあるような軽妙さのある映画にしてくれて嬉しかったですね」と各キャストの役作りに太鼓判を押す。

　絶賛の声は過去に池井戸作品に出演した俳優陣からも続々と届いている。人気ドラマ『半沢直樹』でオネエ調の黒崎を演じた片岡愛之助は、「面白い。池井戸先生の魅力がふんだんに詰まった2時間でした」と一言目に大絶賛。映画『七つの会議』の存在感が記憶に新しい北大路欣也は、「登場人物の豊かな個性に魅力を感じ、見事に演じきられた出演者の皆さんに心からエールを送ります」と賞賛する。その他、池井戸作品を含む多くの作品で活躍する陣内孝則、落語家の立川志の輔や俳優・千葉雄大、過去に銀行での勤務経験のあるタレントの磯野貴理子など、多くの著名人からコメントが到着している。

　映画『シャイロックの子供たち』は、2月17日より全国公開。

　※著名人のコメント全文は以下の通り。