『紅白歌合戦』返り咲きの櫻坂46 2023年躍進の3つの理由
ステージで躍動した2023年、櫻坂46は3枚のシングルを相次いでリリースして話題を作り続けた。オリコン調べの初週売上では、5thシングル「桜月」が34.9万枚、6thシングル「Start over!」が43.9万枚で、7thシングル「承認欲求」は自己最高の45万枚を記録した。
さらに、国内で戦略的に活躍する一方で、海外へと活躍の場を広げたのも躍進の原動力に。YouTube上でも、かねてよりグループのMVでは海外のコメントが目立っていたが、2023年はステージでも海外展開を加速した。
7月にフランス・パリで開催した「Japan Expo Paris 2023」を皮切りに、8月にはマレーシア・クアラルンプールで開催の「Japan Expo Malaysia 2023」に出演。12月にフィリピン・マニラで開催した、アジア圏で活躍するアーティストの祭典「2023 Asia Artist Awards 」ではパフォーマンスを展開すると共に、ファン投票1位獲得による「人気賞」、「ベストミュージシャン賞」の2冠を達成した。
栄誉ある賞を受けて「これからの道幅や視界が 大きく広がった気がしました」とブログで報告したのは、パフォーマンスをけん引する二期生の田村保乃。続けて「こんな世界もあるのかと、 まだまだ知らないあんな世界もあるんじゃないかと、 ワクワクしています」と、グループの今後へ期待を込めた。
かつての涙を乗り越えた、櫻坂46の未来は明るい。年末の大舞台『第74回NHK紅白歌合戦』では二期生の藤吉夏鈴がセンターを務める「Start over!」を披露する彼女たち。新たな通過点として、さらなる飛躍が期待される。(文:カネコシュウヘイ)