佐藤浩市、松雪泰子、『北方謙三 水滸伝』参戦! ビジュアル&場面写真解禁
関連 :
■佐藤浩市(王進役)
日本でこれだけの規模の作品を作るというのは新鮮さがあります。水滸伝は中国の話ですが、日本の時代劇と相通じる表現の仕方をしていますので、それをお客さんに面白く見ていただけたら嬉しいなと思います。
若松監督とも日本の時代劇的な要素を入れる部分と、そこから離れてみる部分をシーンごとに話ができていました。過去にご一緒したことがあるので、お互い信頼してコミュニケーションが取れて良かったです。
中国のお話であっても、男同士の人と人の繋がりや“漢”(おとこ)みたいなものを描いた“北方節”とも言える世界観があって、登場人物の皆でその世界観を体現しています。数多くのキャラクターが登場し、裏切りや信頼など色々なものが交錯する中で、“漢”が描かれているところを楽しんでいただきたいなと思います。
■松雪泰子(馬桂役)
水滸伝という作品の壮絶さの通り、撮影現場もクリエイティブで、大きなうねりのある波の中に参加しているような感覚でした。
馬桂は、この物語に出てくる女性の中でもドラマチックな展開をする女性です。生い立ちを含めて非常に困難なものを抱えながら宋江さんと出会い、変化していきます。私は信念をもって生きている女性だと捉えて演じていました。
キャラクターごとにエピソードがあるので、男性視点と女性視点で解釈が少し違う感覚になるのではないかなと感じています。男性の方がご覧になると生き様や魂の叫びといった熱い部分や苦しみ、また、その苦しみの中で生き抜く重圧感を感じていただけると思います。そして、女性の方々がどの様に感じて頂けるか私自身楽しみにしております。
■若松節朗監督
・佐藤浩市について
衣装合わせに登場した浩市さん。「オレは日本一、衣装合わせが早い俳優だよ。さあ10分で終わろう」緊張感漂う中でいつものせっかちな決め台詞だ。そんな事は無理と知ってても敢えて発する言葉の端々に俳優界を牽引する重みと、その逆の子どもの様なお茶目な格好良さに、誰もが魅了されるのである。王進登場で漢たちの魅力に拍車がかかる。武術師範の心技をお見逃しなく。
・松雪泰子について
凛と背筋を伸ばした立ち姿。そして内に赤々と燃え滾る激情。私達のインスピレーションが見事に嵌まり壮絶な芝居の数々を演じていただいた。漢たちの壮絶な闘いの裏側で翻弄される女性たちの物語も、他を圧倒する“北方謙三版”『水滸伝』の面白さのひとつです。生と死、そして歓びと悲しみのドラマにご期待ください。

