“もう一人の兄貴”に義弟・ノコルは? 脱出への攻防も 『VIVANT』第21話を振り返る
関連 :
警官たちがバスを囲み、銃口を向ける。だが乃木は、市民を巻き込まないよう、相手が撃つまで攻撃しないことを指示。自らバスを降りようとした時、ノコルが声を掛けた。「大丈夫だ…偉大なるノゴーン・ベキの息子よ」…聞き覚えのあるせりふだが? 続けてモンゴル語でひと言。
「好機は、静かに歩いてやって来る」
丸腰の乃木を迎えるシュウは、リュウと瓜二つの顔に驚く。乃木はその反応に疑念を抱くが、再びシュウへ目を向け、はっとする。その背後に男の姿が…。乃木の視線の先へ、銃身が入ってくる。
シュウに銃を突き付けていたのは、なんとチンギス(Barslkhagva Batbold)だった。すかさず乃木も警察官の銃を奪う。
ノコルは街から空港までを最大の難所と考え、チンギスに連絡していた。しかも、第1シーズンで野崎にしてやられたパトカーの鍵抜きを、今度は自ら実践。トレンド1位をさらった援軍は、追跡の足まで封じていた(このアイデアは本人の提案。舞台裏は『VIVANT‐Adventure Log‐』(TVer)の「V_Log#21」で。さらに、自動通訳機の声を担当するのは大塚明夫。「渋すぎる」と視聴者も沸いた。頼もしさは、声までスキがない。
シュウを人質に押さえた車内で、黒須は奪われていた乃木家の守刀を取り返す。だが、乃木に返そうとしたその刀を、廣瀬瑞樹(珠城りょう)が取った。刃を向ける先には、和田の命を奪ったシュウがいる。乃木が報復を制止。今はシュウたちが脱出のための「生命線」なのだ。
そこで刀の代わりに高田明敏(市川笑三郎)の言葉がシュウを斬る。「泣かされた」「高田の言葉良き」と視聴者にも刺さった、和田の仇への一撃だ。本放送後に生放送・生配信中のTBSラジオ『VIVANT 悪役会議室』には、廣瀬、熊谷一輝(西山潤)と共に登場。「別班らしい活動はしていない」との話も出たが、その謙遜も吹き飛ぶ迫力だった(熱演の舞台裏は「「V_Log#21」でも)。
そのときチンギスのスマホにメールが届いた。画面を確認し、乃木に何かを伝えかけるが…。
バスは空港のバリケードへ。フロントガラスに押し付けられたシュウや同僚を前に、警察は撃てるのか? さらにフィルザが、乃木から届いた警告文を、東条が加工してくれた声で読み上げ、同僚を犠牲にしてまで従う任務なのかと突き付ける。
バリケードを突破し、ジェット機へ急ぐ一行。だが、チンギスは地上に残る。警察による機体への攻撃や滑走路の封鎖を防ぐためだ。
「さあ行け、偉大なるノゴーン・ベキの息子達よ」
やむなくチンギスに地上を託し、乃木とノコルたちは機内へ。なおも攻撃を命じるハンに、ここで再びFが動く。ノコルは、もう“兄貴”の見分けがつくらしい。
太田に声をシンシー館内へ流させ、直接ハンを挑発するF。第20話で掌握した本部と通信網が、ここでも効いてくる。そして響く「別班儀礼曲」。視聴者も驚いたその曲は、機内の別班員たちだけでなく、リュウや牢屋の野崎、ドラムにも届く。はたして、それぞれの表情は…?
「これで殉職した先輩方が俺らを守ってくれる」
その言葉には、共に帰路につく和田への思いも重なる。エンジンがうなり、機体が動き出す。Fは、機体に何かあればどうなるかをハンに突き付ける。
「撃てるもんなら撃ってみろ!」
ついに2機のプライベートジェットが空へ上がる。笑顔で見送るチンギスのもとには、パトカーが近づいていた。
田代たちの仕込みに、太田たちの援護。救出された仲間も反撃に転じ、チンギスが最後の道を開く。窮地を迎えるたび、誰かが一手を繰り出す。敵陣に儀礼曲まで流しての脱出とは、最後までただでは帰らないチームだ。
日曜劇場『VIVANT』は、TBS系にて毎週日曜21時放送。
※第22話は『SMBC日本シリーズ2026 第2戦「DeNA×ソフトバンク」』の試合状況により、番組が遅れて始まる可能性あり。
