『VIVANT』“別班”平山祐介「和田としての存在意義を全うしたい」 壮絶な最期と、堺雅人の言葉にこらえた涙
――平山さんが感じる『VIVANT』の魅力とは何でしょうか?
平山:ドラマや映画は、僕たち制作側が作ったものを視聴者の方に届けるのが基本ですが、『VIVANT』は放送後の1週間に、皆さんのさまざまな考察が飛び交いますよね。「こんなふうに考えるのか」「こんなアイデアもあるんだ」と、見ていて本当に感心させられます。
和田の死に対しても、「死んでほしくない」「こういう伏線があったから、実は生きているんじゃないか」という声を目にすると、こちらが驚いて「あれ、和田ってまだ生きている?」と思ってしまうくらい(笑)。作り手の思いと視聴者の皆さんの熱量が合わさって、凄まじいスピードで巨大なうねりになっていく。それこそが『VIVANT』の醍醐味だと感じます。自分はその渦を回す一翼のはずなのに、一緒にブンブン振り回されている感覚がありますね。
お互いに熱量を共有してどんどん楽しさが膨らんでいく。「テレビドラマって、まだまだこれだけやれるんだ」という手応えを感じましたし、この作品に参加できて本当に良かったです。
――堺さん演じる乃木の存在に引っ張られた部分もありましたか?
平山:出番の多さや見せ場の有無に関わらず、同じ現場に立っている以上は絶対に負けたくないという思いがありますし、それが良い方向に作用したのだと思います。全員が直前まで妥協なく準備を重ねて撮影現場に入っていますし、少しでも気の緩みがあれば立てないような緊張感があります。仲間としての心強さもありつつ、役者としては真っ向からぶつかり合う。そういった高い緊張感があるからこそ、全員が引き上げてもらえたのだと感じています。
残り2話、僕自身も一視聴者として楽しみにしています。ぜひ皆さんも、放送を見ながら物語の展開に思いっきり振り回されて楽しんでいただきたいです。
日曜劇場『VIVANT』第2シーズンはTBS系にて毎週日曜21時放送。
