吉高由里子「皆が体のシミになれば良い」 『花子とアン』クランクアップの胸中を語る

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NHKで放送中の連続テレビ小説『花子とアン』が、26日、横浜市内のスタジオでクランクアップを迎え、ラストカットが報道陣に公開された。
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自らが演じたラストシーンをモニターでチェックし、文字通りクランクアップを迎えた直後に登場した吉高由里子と仲間由紀恵。駆けつけた共演者たちから花束を渡され、満足げな笑顔だ。
約10ヵ月に及ぶ撮影を座長として無事乗り切った吉高は、「正直終わった気持ちになれません。もう終わり!と送り出されるような、次の現場に配達されるような、ベルトコンベアに載せられた荷物のような気持ちになりました」とコメント。
そして、「すごく素晴らしい現場で、皆の顔を見るために現場に向かう毎日でした。今は胸がいっぱいで言葉が出ないや」と語る目には、うっすらと涙が。「2度と出来ない朝ドラのヒロインの現場が『花子とアンで』すごく良かった。今回の現場で巡り会えた人たち全員が、体のシミになれば良いな」と続けた。
花子の女学生時代の友人・葉山蓮子であり、後の歌人・白蓮を演じ、主演の吉高に並ぶ注目を集めた仲間由紀恵は「胸がいっぱいで、終わって嬉しいのか、切ないのか、悲しいのか、よくわかりません」と挨拶。
吉高については、「10ヵ月は並ではないので、大変だと思います。今、この現場が好きだったという言葉を聞いてホッとしました。吉高ちゃんも頑張っているから、私も頑張らなきゃ思い、毎日少しずつ前に進んでいました」と、改めて絶賛した。
更に話を続けた仲間だが、「今回は3度の結婚をしましたが、最後に支えてくれました…誰だっけ、中島歩君でしたね(笑)」と、相手役の名前を失念。吉高から「仲間さんも緊張するんだ?」と突っ込まれると、「緊張しますよ、私はもともとこういう天然なタイプだから。吉高ちゃんには負けるなと思いましたが」と笑顔で返した。