吉高由里子、“殺人者”役に苦笑「共演した人がどんどんクランクアップしていく」

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女優の吉高由里子が、松山ケンイチ、松坂桃李、佐津川愛美、清野菜名、木村多江、熊澤尚人監督とともに、5年ぶりの主演映画『ユリゴコロ』のキックオフ会見に出席。殺人者という役どころを務めた吉高は「共演した人がどんどんクランクアップしていくんです」と明かし笑いを誘った。
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沼田まほかるの同名小説を実写化した本作は、生まれながらに“人間の死”を心のよりどころとし、殺人という行為から逃れられない中、愛を知ったことで苦悩する美紗子(吉高)の壮絶な人生を、「ユリゴコロ」と書かれた一冊のノートを軸に紐解く。吉高は現在編と過去編の撮影が分けて行われたことを振り返り「今こうやって並んでるんですが、(現在編のキャストと)全然親近感が沸かない(笑)。別の現場の方たちなのかなと思うくらい」と苦笑。また、殺人者という役柄に絡めて「共演した人がどんどんクランクアップしていくんです」と明かして笑いを誘う。
美紗子と運命的な出会いを果たす男・洋介を演じた松山は、吉高との共演について「何度か共演はあるんですけど、僕がただ刺し殺すだけだったりとか、出番が違うシーンばかりだとか。でも、今回はちゃんとできたので、すごくうれしかったんです」とニッコリ。吉高との共演シーンの想い出としてグリーンバックを用いた撮影を振り返り、「多分美しいものになっていると思う…すごく面白い撮影でしたね。二人とも、ずっとすっぽんぽんでね(笑)」と語る。
一方、ノートを見つけるカフェ経営者・亮介にふんした松坂は「形が様々あると思うんですけど、色々な愛のある作品だなと。撮影し終わって、改めてそういったものをすごく感じました」と物語の魅力をアピール。イベント前日に終えた撮影での思い出については、オムレツを作るシーンに苦労したことを明かし、「自分の中ではもうちょっとうまくなりたいなと思ったので、悪あがきでご飯のタイミングで作ったんですけど、ほとんど誰も食べてくれなかった(笑)」と自嘲して吉高たちを笑わせていた。
映画『ユリゴコロ』は、9月23日より全国ロードショー。