RADWIMPS、染谷将太主演『空海―KU‐KAI―』の主題歌を担当

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染谷将太主演、チェン・カイコー監督のタッグで贈る日中共同製作映画『空海―KU‐KAI―』の主題歌を、RADWIMPSが担当することが分かった。日本、中国に加え、全世界公開版での主題歌となる。同バンドのボーカル・野田洋次郎からのコメントも到着し、「監督がこの作品で描きたかった熱量に負けないよう、僕たちも楽曲を作らせて頂きました」と作品への思いを語っている。
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本作は、ベストセラー作家・夢枕獏による『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』をもとにした歴史スペクタクル作。玄宗皇帝と楊貴妃の悲恋から30年後となる唐の時代を舞台に、日本から遣唐使としてやってきた若き天才僧侶・空海(染谷)が、詩人の白楽天(ホアン・シュアン)と共に首都・長安を揺るがす巨大な謎に迫る姿を描く。共演には、チャン・ロンロン、阿部寛、松坂慶子、火野正平ら、豪華キャストが名を連ねる。
昨年の大ヒット映画『君の名は。』で主題歌を担当したことも記憶に新しいRADWIMPS。本作では、カイコー監督との綿密なディスカッションにより「Mountain Top」を完成させた。国境や言語の壁を超えた作品の世界観をさらに盛り上がるような、儚くも壮大な一曲になっている。
カイコー監督の印象について、ボーカルの野田は「日本でお会いした際、監督のビジョン、エネルギーやパッションがその語り口から溢れでてくるのが印象的でした」と回想。「圧倒的なセットやキャスト、映像技術が駆使されていますがストーリーの根幹は何百、何千年と変わることのない人間の本質的な美しさ、醜さ、理性と本能の間で絶えず揺れ続ける様」であると作品の魅力を伝えている。
カイコー監督は野田のボーカルについて、「映画『空海―KU‐KAI―』は、運命的で、台風のような作品になっている。そのように喩えるなら、野田洋次郎の歌はまるで、暴風雨の後の虹のように響く。虹は、強い風や雷鳴の激しさに揺らぐことなく、焦がされた世界を静かな美しさで彩るのだ」と雄弁をふるっている。
映画『空海―KU‐KAI―』は、2018年2月24日から全国公開。