『風の電話』劇場上映再開 諏訪敦彦監督&渡辺真起子参加のティーチイン大盛況
関連 :
■原茂樹 日田リベルテ支配人
「元々は『風の電話』を4月に上映予定でしたがコロナ禍により上映できなくなりその後ミニシアター・エイドや#SaveTheCinemaなどの後押しによりようやく再開できました。そして再開後、どうしても『風の電話』を上映したいと思いこの時期に上映させていただくことになりさらにこのようなイベントもさせていただき一生忘れられない緊張感に包まれております。再開したとはいえ座席の制限があり、その空席を販売してみるという実験的なイベントを実施し今後に役立てていただければと思っております。本当に多くの皆さんのおかげで実現できました。この場をお借りしてお礼を申し上げます。」
■諏訪敦彦監督
「やっと映画館が開いて映画がスクリーンで上映されていることを実感するだけで少し救われた感じがします。一館もミニシアターが無くなって欲しくなく、居ても立っても居られませんでした。まだこれから大変な状況が続きますが何か出来ることがあればと思ってます。『風の電話』でモトーラ世理奈演じる主人公ハルは触れたりハグすることで世界との繋がりを保ってます。現実世界ではソーシャル・ディスタンスでこういったリモートなどで接してますが触れるということは人にとって本来重要なことだと思います。#SaveTheCinemaの活動を通じて映画は文化だと言い続けてますが最近そんな生易しいものではないと思っています。人を救う映画もあれば不快な気分にさせる映画もある。多様だからこそ「これは私の映画である」、と感じられる作品に出会うことがあるのです。自由な映画がありまたその出会いも自由でなければいけないと思います。」
■渡辺真起子
「『風の電話』というみんなで心を込めた作品があったお陰で、こうゆう(オンラインでの)新しい形で観客の皆様と出会えたりまた仲間と出会えたことを嬉しく思います。『風の電話』でベルリン国際映画祭に参加した後から全ての活動がストップしていき、周りの映画人も何か動かなきゃという雰囲気の中、ミニシアター・エイドや#SaveTheCinemaなどの活動に参加していきました。さらに何が出来るかを模索する中、日田リベルテさんや様々な人たちと一緒にやって行こうという気持ちで瞬く間に今回のイベントが実現できて実は少し泣きそうです。(笑)いつの日か劇場で皆さんにお会いしたいと思います。」
■カトウシンスケ
「オンラインでの舞台挨拶は初めてで緊張してますが、実際にお会いできないのが少し寂しく感じます。いつか劇場に行きたいと思います。友人から日田のちゃんぽんと餃子は絶対に食べろ、と言われたので必ず行きます(笑)。この状況下でしんどい思いをしている方、傷ついている方も多いかと思います。映画でどこまで救えるか分かりませんがしんどい思いをしたら僕らが(スクリーンで)代わりに傷つきますのでそれを観て少しでも楽になったら、楽にならなくてもその映画館で過ごした2時間はそれはそれでいいことだと思いますのでもし気が向いたら足を運んでいただけたらと思います。」
■占部房子
「映画を映画館で観られるのは嬉しいことですね。ここずっと映画館で映画を観たいと泣いてました。私も早く観に行きたいと思います。『風の電話』では岩手県大槌町の人物を演じるので撮影前に自分で調べて大槌町に行ってその土地の感じを確かめたりしました。『風の電話』自体が今も旅をしているような気がしていていろんな人と出会い育っていると思います。この作品は自分にとっての救いにもなっていると今回あらためて実感しました。」
この記事の写真を見る
関連記事
-
Yahoo!検索で詳しく調べる
-