“新しい人生、メニューにあります。”『ニューヨーク 親切なロシア料理店』予告&ポスター解禁
第69回ベルリン国際映画祭コンペティション部門のオープニング作品に選ばれたロネ・シェルフィグ監督の最新作『ニューヨーク 親切なロシア料理店』が、12月11日より全国順次公開されることが決定。併せて、予告編とポスタービジュアルが解禁された。
【動画】『ニューヨーク 親切なロシア料理店』予告編
本作は、ニューヨーク・マンハッタンに、事情を抱え無一文で2人の子どもを連れてやってきた女性クララが、再起を目指す老舗ロシア料理店に集う人々とめぐりあう希望の物語。家族や仕事、恋愛にトラブルを抱えながらも、自分らしい生き方と幸せを見つけていく人々の姿を優しい眼差しで描き出す。
クララ役は巨匠監督エリア・カザンの孫娘で、映画『ルビー・スパークス』(2012)では製作総指揮・脚本・出演を務めた女優ゾーイ・カザン。料理店のオーナーは名優ビル・ナイが演じるほか、アンドレア・ライズボロー、タハール・ラヒム、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズら国際色豊かなキャストが脇を固める。
本作で製作総指揮・監督・脚本を務めるのは、デンマーク出身の女性監督ロネ・シェルフィグ。シェルフィグ監督は、『幸せになるためのイタリア語講座』(2000)で、ベルリン国際映画祭銀熊賞をはじめ多くの賞を獲得し一躍脚光を浴びた。その後も、キャリー・マリガン主演作『17歳の肖像』(2009)で英国アカデミー賞において9部門受賞し、米国アカデミー賞でも3部門にノミネート。アン・ハサウェイを主演に迎えた『ワン・デイ 23年のラブストーリー』(2011)では、日本をはじめ多くの女性から熱烈に支持されるなど、世界的な活躍を続ける監督だ。
マンハッタンで創業100年を超える老舗ロシア料理店ウィンター・パレス。かつて栄華を誇った伝統ある店は、今や古びて料理もひどい有様。店を立て直すために雇われたマネージャーのマークは、刑務所を出たばかりの謎だらけの人物。常連の看護師アリスも、他人のためだけに生きる変わり者だ。そんな料理店に、事情を抱えて逃げてきたクララが2人の息子を連れて飛び込んできて…。
予告編は、ロシア料理店ウィンター・パレスで、クララが2人の子どもと一緒に店内のグランドピアノの下で眠っているシーンからスタート。希望をもってマンハッタンへやってきたが、やがて無一文となり、寒い冬のニューヨークでホームレス状態となってしまうクララたち。映像では、クララたちが抱えた切実な事情が明らかとなる一方で、親子が店に集う見知らぬ人たちと出会い、彼らの“優しさ”に導かれていく様子が映し出されていく。「つらい体験をした孤独な他人同士よ。もっと思いやりを」。登場人物たちの印象的なセリフも散りばめられた、心温まる予告編となっている。
ポスタービジュアルは、エンパイア・ステート・ビルディングを中央に据えたニューヨークの風景と、そこへたどり着こうとしているクララと2人の息子、脇を固めるキャスト陣を配置したもの。中央には「新しい人生、メニューにあります。」という希望のドラマを予感させるキャッチコピーが添えられている。
映画『ニューヨーク 親切なロシア料理店』は12月11日より全国順次公開。
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