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由紀さおり「家族の温かさを感じてもらえる映画」 主演作公開に喜び

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映画『ブルーヘブンを君に』岐阜・公開記念舞台あいさつの様子(左から)ミナモ、古田知事、秦建日子監督、由紀さおり、小林豊、本田剛文
映画『ブルーヘブンを君に』岐阜・公開記念舞台あいさつの様子(左から)ミナモ、古田知事、秦建日子監督、由紀さおり、小林豊、本田剛文(C)2020「ブルーヘブンを君に」製作委員会

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秦建日子

 歌手の由紀さおりが12日、岐阜県で行われた映画『ブルーヘブンを君に』の公開記念舞台あいさつに、共演するBOYS AND MENの小林豊と本田剛文、秦建日子監督、岐阜県知事の古田肇氏と共に出席。主演を務めた本作について「家族の温かさを感じてもらえる映画をこのタイミングでご覧いただけるのは良かったのかなと思っています」と語った。

【写真】岐阜県で撮影 映画『ブルーヘブンを君に』フォトギャラリー

 岐阜県の池田山や揖斐川など自然豊かな土地が舞台の本作は、不可能の代名詞といわれた「青いバラ」を品種改良により生み出した実在のバラ育種家の女性をモデルに、いくつになっても夢を諦めない人生の素晴らしさを描いた感動作。映画初主演となる由紀が、残り半年の余命宣告を受けた青いバラの生みの親・冬子を演じる。

 この日、映画のロケ地となった岐阜県で舞台あいさつを行ったキャスト陣と秦監督。由紀は「こういう状況の中、劇場に足を運んで映画を観ていただき本当に嬉しゅうございます」と喜びの表情。そして、主人公のモデルとなったバラ育種家の河本純子さんと対面した時のエピソードを明かし「河本さんの生き方といいますか、あきらめない姿が素敵だと思います。自分が決めたことをやり通す思いの強さはとても刺激になり学ばせていただきました」とコメント。

 続けて「コロナになってみて、家族の温かさを感じてもらえる映画をこのタイミングでご覧いただけるのは良かったのかなと思っています。また本作は病気になり余命すくない主人公ですが、シリアスになるのではなく、どんな時も思いを貫く強さを大切に演じさせていただき、とても楽しかったです」と語った。

 冬子の孫・蒼太を演じた小林は「本作は『前向きになれる』『勇気を与えられる』作品になっていると思っています。自分で言うのもおこがましいのですが、本当に勇気を持ってもらえるパワーのある映画だと思います」とアピール。また、この日の舞台あいさつの会場となったイオンモール(イオンシネマ各務原)で閉店後にダンスシーンの撮影を行ったことを明かし「閉店後の誰もいないイオンモーンは不思議でしたね。ここは映画の聖地ですよ!」とほほえんだ。

 秦監督は「これまで青いバラの花ことばは『不可能』という意味だったのが、河本さんのお陰で『願いは叶う』という意味に変わったという事実がある事をしったんです。こんな凄い偉業を知らなかったことが恥ずかしかったし、花ことばをその人の努力で変えることが出来ることに驚きました。自分の努力で花言葉さえも変えることが出来る、そんな前向きなパワーを感じて欲しいという思いで映画を作りました」と作品に込めた想いを語った。

 映画『ブルーヘブンを君に』は公開中。

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