ホアキン・フェニックス主演×マイク・ミルズ監督×A24製作『カモン カモン』公開決定
映画
オスカー俳優ホアキン・フェニックスが主演し、マイク・ミルズが監督と脚本を務めたA24製作の映画『C’MON C’MON』が、邦題を『カモン カモン』として4月に公開されることが決定。日本版ビジュアル3点が解禁された。
【写真】ホアキン・フェニックス、狂気の男から一転 『カモン カモン』日本版ビジュアル
本作は、突然共同生活をすることになったラジオジャーナリストと彼の甥が織りなす感動のヒューマンドラマ。子供たちへのインタビューを仕事として、NYでシングルライフを送る主人公ジョニーは、LAに住む妹から頼まれ、9歳の甥ジェシーの面倒を数日間みることに。突然始まった共同生活は戸惑いの連続だったが、ぶつかり合いながらも歩み寄ろうとする二人の想定外の日々は、やがて愛おしさに変わっていき…。
主人公ジョニーを演じるのは、名優ホアキン・フェニックス。『ジョーカー』での怪演でアカデミー賞主演男優賞を受賞した後、次の出演作に選んだ本作で狂気のイメージを覆す姿を披露した。子どもに振り回されるキャラクターを軽やかに演じ、好奇心旺盛で少し風変りな甥ジェシーを演じる新星ウッディ・ノーマンと微笑ましい掛け合いを見せている。
監督・脚本は、『人生はビギナーズ』『20センチュリー・ウーマン』など、身近にいる大切な人をテーマにした作品を生み出し続けるマイク・ミルズ。ミルズ監督が自身の子供をお風呂にいれている時に着想を得たと語る本作では、ホアキン自らが聞き手となり、アメリカ各地の子供たちにインタビューした映像も散りばめられている。「君を幸せにするものは？」「未来に希望を持ってる？」などの問いに対し、自分の言葉で語る子供たちの姿からは、ミルズ監督が未来の世代に託す想いが伝わってくる。
公開後、2021年のナショナル・ボード・オブ・レビュー賞でインディペンデント映画トップ10に選ばれ、タイム誌やヴァニティ・フェア誌ほか有力誌もこぞって年間TOP10映画に選出、オバマ元米大統領が選ぶ2021年のベストムービーのひとつにも挙げられるなど各方面で高評価を獲得し、オスカーノミネートへの期待も高まっている。
製作は、『ムーンライト』『レディ・バード』『ミッドサマー』など、数々の話題作を生み出してきた気鋭のスタジオ・A24。撮影は、『女王陛下のお気に入り』でアカデミー賞ノミネートを果たしたロビー・ライアン。ロックバンド「ザ・ナショナル」のアーロン・デスナーとブライス・デスナーがサウンドトラックを担当している。
今回解禁された日本版ビジュアルは3点で、いずれもジョニー（ホアキン）とジェシー（ウッディ）をモノクロで捉えた写真を使用したもの。2人の心が近づいていく瞬間を表現したビジュアルには、「君の話を聞かせて」と語り掛けるコピーが。そのほか、子供らしく跳びはねているジェシーをジョニーが複雑な表情で見つめるビジュアルには「大人も子供もどっちもどっち」、2人が微笑みながら見つめ合うビジュアルには「大丈夫じゃなくても、大丈夫」というコピーが添えられており、いずれも二人の関係性が垣間見えるビジュアルに仕上がっている。この日本版ビジュアルについて、ミルズ監督は「最高だね！ワンダフル！何枚か送ってほしいよ！」とコメントを寄せている。
映画『カモン カモン』は4月公開。
【コメント全文】
■マイク・ミルズ監督
ポスターはストーリーの大きさを伝えるために3枚用意した。特写は、撮影監督のロビー・ライアンによるもの。ニューオリーンズでのクランクアップの日に撮影したんだ。僕がやりたかったのは、真っ白なバックで、とてもクラシックでシンプルなレベル、リチャード・アヴェドンの写真のようなイメージ。
前の夜に打ち上げパーティーがあって、次の朝のポスター撮影は、ホアキン、ウディ、ロビー、僕だけでやったんだけど、ただ自由にふざけあって撮影した。僕がアイディアを出して、ホアキンとウディが勝手に取り入れて遊ぶ。この時までにとても長い時間一緒にいたから、ホアキンとウディは俳優同士としても、友達同士としてもとても親しくなっていて、カメラの前で一緒になる最後のひと時となったこのポスター撮影で、“さよなら”という意味合いも込めて、二人の関係性がとてもよく現れていると思う。
日本版ポスターも最高だね！ワンダフル！何枚か送ってほしいよ！
