クランクイン!

  • クラインイン!トレンド
no image

十朱幸代

十朱幸代 出演映画作品

  • 殺人者を消せ

    制作年:

    石原裕次郎と舛田利雄監督のコンビによるコメディ・アクション。裕次郎扮する平凡なサラリーマンが、大倉庫会社の二代目に顔が生き写しのためその身代わりとなって、会社を乗っ取ろうと画策する悪玉と闘う。ギャグに新味がなく凡打に終わった。

  • 逃亡列車

    制作年:

    終戦直後の満州=朝鮮国境沿いの部隊に赴任してきた裕次郎扮する少尉が、終戦後に抗日ゲリラと戦いながら、避難民を輸送する鉄道を守る。最後の避難列車が爆破され、古い機関車を修理して決死の脱出行を試みる裕次郎の手に汗握るアクションが見どころ。

  • 敗れざるもの

    制作年:

    石原慎太郎の『小さき闘い』を山中垣が脚色し、石原裕次郎が主演した感動のドラマ。高村家の運転手・橋本と、脳腫瘍に冒された高村家の長男で中学2年の俊夫の心のふれあいを描く。死に大きな疑問を持ちながら、病魔と闘い大好きな天体観測を続ける少年をいじらしく演じているのは、子役時代の小倉一郎。

  • 星と俺とできめたんだ

    制作年:

    星川健次はナイトクラブ“地中海“のアルバイト歌手。健次の兄はアメリカ帰りの歌手マリを残して謎の事故死を遂げる。その背後には高速モーター・ボートのエンジンをめぐる企業間戦争があった。健次は兄を犠牲にした陰謀に立ち向かうが……。主役の西郷を、マリを愛する剣道家として渡哲也が脇で支えるアクションもの。

  • でっかい太陽

    制作年:

    利根川を挟んで長年対立し、何かにつけて喧嘩を繰り返している北高と南高。南高に赴任したばかりの英語教師・由木真介は、河原で喧嘩している両校の生徒を発見、劣勢にあった北高の生徒の方に味方してしまう。怒った南高の校長は彼の採用を取り消すが……。TVの青春ドラマから飛び出したキャラクターの先生が活躍する学園もの。

  • 大空に乾杯

    制作年:

    吉永小百合がスチュワーデスに扮し、お馴染みの浜田光夫とも恋をする青春映画。二人のコンビ作としてはそれぞれ、ユニークなキャラクター設定が面白い。厳しい訓練を経てゆり子はプロとなり初フライトを無事済ませた。2度目には財界の大物の孫を助ける働きぶり。後日、その孫との縁談を持ち込まれるが、彼女の心は別の人にあった。

  • ハラスのいた日々

    制作年:

    深い愛情で結ばれることになる人間と犬の交流を長きにわたって描き出したハートウォーミングな物語。初めはうとましく思っていた1匹の犬・ハラスが、子供のいない夫婦にとってかけがえのない存在になっていく過程が綴られている。原作は、新田次郎文学賞を受賞した同名のノンフィクション。

  • 螢川

    制作年:

    初恋、ケンカ、友情、そして親友の死。かつては実業家でありながら、落ちぶれて死んでいく父。母の過去、父の先妻との出会い、故郷との別れ。昭和30年代の富山を舞台に、冬から夏にかけて様々な出来事を経験していく少年の姿を描いた作品。芥川賞を受賞した宮本輝の同名小説の映画化である。ラスト、少年は初恋の少女、母、知り合いのおじさんとともに川の上流で数百万匹の螢の群れと遭遇する。このファンタスティックな光景は、彼が今まで通過してきた日常の中の感動と同次元で捉えられ、観る者の心に同一の感動を呼び起こす。また、特撮が

  • 首領になった男

    制作年:

    松方弘樹が主演を兼ねて初プロデュースに挑んだ意欲作。バブル経済下の現代社会を背景に、駆け出しのヤクザが株、不動産などに手を出してのし上がっていく様を壮絶に描いていく。少年時代の主人公役に松方の息子である目黒大樹が演じ、スクリーン・デビューを飾っている。

  • 江戸城大乱

    制作年:

    江戸城を舞台に徳川五代将軍の座を狙う争いを描いた娯楽色の強い時代劇。1680年。大老・酒井雅楽守は、四代将軍・家綱が病弱で子供がないことから五代目継承の人選を進める。家綱の弟・綱重か、綱吉か? それとも尾州、紀州、水戸御三家から出すか? ところが、そんな時に綱重が襲撃され暗殺されたことから事態は二転三転する。

  • 何処へ

    制作年:

    高橋英樹が傑作「けんかえれじい」で、はみだし中学生を演じる2年前に、教師役に挑んだ典型的な明朗青春ノリ石坂文学の一編。熱血教師が芸者たちにひたすらモテるという才能を生かし、校長の椅子をめぐる教職員の派閥争いを解決する。当時、“男の紋章“シリーズでやっと成功をつかんだ高橋の芸域を広げようと企画されたが、失敗に終わった。

  • 白い野望

    制作年:

    主任看護婦との愛のもつれ、色仕掛けで近づく製薬会社のセールス・レディ、病院内での激烈な権力争い――才能と野望にあふれるエリート脳外科医を主人公に、彼を取り巻く様々な人間模様を描いた社会派サスペンス。医学界の内実もチラリと垣間見られる。

  • 北国の旅情

    制作年:

    北国の駅に降りたった上村は、そのまま大学のクラスメイトの由子の実家を訪れた。由子は冬休みで帰省中に婚約したばかりであり、周囲の者はせっかくの良縁が駄目になるのではないかと心配する。男と女の友情と愛をさわやかに描く、西河克己監督お得意の青春映画。原作は石坂洋次郎。倉本聰が脚色に参加している。

  • 君が青春のとき

    制作年:

    女性ディレクターとして初めて自分の企画が通り、ドキュメント番組『君が青春のとき』を手掛けることになった木所香。原宿族の生態を捉えようと制作を開始するが、そこで彼女はチンピラのピン公と知り合う。仕事と良心のはざまに立つヒロインを吉永小百合が熱演する日活青春路線の一編。

  • 青春とはなんだ

    制作年:

    主演の石原裕次郎のキャラクターがこれまでのものとはうって変わり、きわめて“指導者“的色彩の濃いものとなっている。そうした意味でターニング・ポイントとなった作品であろう。型破りの授業で生徒の信頼を得た高校教師が、自分が指導をしているラグビー部に、同校の不良グループを勧誘し入部させ、“更生“させる、というお話。翌年東宝は返答映画として「これが青春だ」を作った。

  • 関の彌太っぺ

    制作年:

    ふとしたきっかけから、孤児のお小夜を旅篭“沢井屋“に届け、名も告げず去っていった旅人・関の弥太っぺは、10年後、お小夜一家が彼を命の恩人として探していると知らされるが、ヤクザ渡世の身をはばかって立ち寄ろうともしない。しかし、同じヤクザ仲間の箱田の森介が、昔の恩人と偽って沢井屋に乗り込み、お小夜を苦しめていると知るや、素性を隠してお小夜の前に現れる……。ヤクザ渡世に生きてきた男の苦渋と心の優しさを、悲しく美しくうたい上げた作品。特に、弥太郎とお小夜が運命的な再会をする場面がいい。今を盛りと咲きほこる白いむくげの花を垣根にして、ヤクザ家業で傷だらけとなり、変わりはてた弥太郎が、美しく成人したお小夜に“お小夜さん、この娑婆にゃあ、悲しいこと辛えことがたくさんある。だが、忘れるこった。忘れて日が暮れりゃ、あしたになる“と10年前と変わらぬ言葉をかけ、さっと立ち去っていく。ハッと気づいたお小夜が“旅人さん“と呼び止めようとする場面では、観る者の瞳を潤ますに違いない。

  • 極道の妻〈おんな〉たち II

    制作年:

    うだつのあがらぬ組長に代わって組を仕切る妻の遊紀と、ヤクザとの間に生まれた子をモデルをしながら懸命に育てる麻美という二人の女性の姿を通して、極道の世界に生きる妻(おんな)たちの悲哀を描く。

  • 悪名・縄張荒らし

    制作年:

    第1作「悪名」と第2作「続・悪名」のストーリーを再構成。増村保造監督以下、旧大映関係者の心意気が画面にみなぎり、一級の娯楽映画に仕上がった。田宮二郎の当たり役・モートルの貞を北大路欣也が熱演。

  • 日本侠客伝 刃〈ドス〉

    制作年:

    博多出身の車夫・松吉は、恩人の芸者・小芳を身請けするため、金沢の北陸逓送で懸命に働く。総選挙の際、代議士・青山を応援した北陸逓送は、敵対する救国社に迫害され、倒産に追い込まれる。松吉は救国社に殴り込み、かつては厚い絆で結ばれた御家政と対決する。

  • 社葬

    制作年:

    大手新聞社のトップが急死し、次期社長の座をめぐる社内抗争がスキャンダラスに展開。クライマックスの社葬でその争いの終結を迎える、大企業版の「仁義なき戦い」。緒形拳扮する叩き上げの販売局長が、あくまでも派閥にくみせずに、バイタリティーあふれる行動力で、大物たちに立ち向かっていく。

  • 陽のあたる坂道〈1967年〉

    制作年:

    かつて、石原裕次郎主演で映画化された石坂洋次郎の原作を、渡哲也主演でリメイク。3時間弱の堂々たる大作だった前作に比べ、安手な作りになっていることは否めない。自分が妾腹だと知った青年が、実の母が異母妹の家庭教師と同じアパートに住んでいることを知る。彼は実の母に近づくが……。

  • 意気に感ず

    制作年:

    サラリーマンを描く源氏鶏太の同名小説を、斎藤武市が映像化した企業内幕もの。神保物産営業部員・英吉は、神保物産から独立した西田物産に引き抜きの誘いを受けていた。それを蹴って、彼は神保物産立て直しをはかるべく、4年前退職した東沢を連れ戻す。が、社内にも西田物産派がおり、様々な妨害が……。

  • ウホッホ探険隊

    制作年:

    前作「ひとひらの雪」で腰のすわった都会派ぶりを発揮、改めて注目された根岸吉太郎が、森田芳光の脚本を得て演出したホーム・ドラマの力作。インタビュアーの仕事をこなし、中学生と小学生の二人の息子と暮らしている登起子は、単身赴任中の夫から愛人ができたことを告げられる。やがて離婚を決意した彼女は子供たちのバックアップを得て、明るい母子家庭を築きあげていくが、ある日、夫がやって来て女と別れたことを告白するが……。根岸はこのかなり裕福な中流家庭を確かな現代感覚をもって描いており、これが成功の主因と言えよう。無機的な雰囲気、船に乗り電車で荒地を越えて行く夫の研究所の地理など、どことなく森田の「家族ゲーム」を思わせるが、この映画に息づくのはまぎれもない等身大の人間たち。解体しつつある家庭の新しい絆を、不安のうちに求めている現代人たちが見事に描かれている。室内を縦横に動きまわる時にトリッキーなカメラ・ワークが実に面白く、十朱幸代や子役など俳優陣も好演。

  • 育ちざかり

    制作年:

    当時、人気絶頂だったアイドルスター・内藤洋子主演の青春映画。新人・小寺朝のオリジナル脚本を森谷司郎が演出、思春期の少女が夏休みに体験した初めての失恋を描く。乗馬やテニスに興じる内藤の、陽光を受けて輝く額が美しく、若い肉体が躍動感にみなぎっている。

  • 制作年:

    五社英雄監督、宮尾登美子原作のコンビによる第3作。大正3年から昭和11年に至る、女衒を生業とする一家の骨肉相はむ争いを、五社監督独特の骨太なタッチで描いている。女衒の岩伍を演じる緒形はもちろんだが、妻の喜美に扮した十朱幸代の熱演が見どころ。

  • 猟人日記〈1964年〉

    制作年:

    「にっぽん昆虫記」「月曜日のユカ」「赤い殺意」などと並ぶ日活エロス路線の力作。江戸川乱歩賞を獲得し、一躍、猟奇推理小説家として有名になったシャンソン歌手・戸川昌子の原作を浅野辰雄が脚色。しかも戸川昌子自ら主演するというセンセーショナルな話題をふりまいた。夜な夜なガールハントし、その猟の成果を“猟人日記”と題したノートに記していた男が巻き込まれる連続殺人事件。異常性生活のクールな描写、そして事件が解き明かされていくミステリーの面白さ。緻密なカメラワークとカット割りが、暗いエロティシズムと隙のないサスペンスを醸成していく。演出巧者・中平康の面目躍如。『流浪の民』が朗々と流れる薄暗い喫茶店や、猟色にとりつかれた男の過去の秘密の深層心理的フラッシュバックなど、宿命的ムードに貫かれた黒白撮影が見事だ。

  • 日本一短い「母」への手紙

    制作年:

    母親への様々な思いを込めた手紙を1冊の本にまとめた、同名のベストセラーを映画化。秀作の中の1編で30字の短い手紙をモチーフに、一つの家族のドラマを描く。18年前に両親が離婚。母親は家族を捨て男の元へと走り、服飾デザイナーの真紀と大学生の宏の姉弟は男手一つで育てられた。そんな生活を送る中、父親が急死。真紀は自分の気持ちをワープロに綴り、それを見た宏はこの手紙を“日本一短い「母」への手紙コンテスト”に応募。そして、作品が秀作に選ばれたのを機に宏は母親探しを始める……。

  • 黒い海峡

    制作年:

    自分の窮状を救ってくれた船場のために人を殺し、自首した槙が3年ぶりに横浜に帰ってきた。船場組は横浜一の組にのし上がっていたが、槙の同僚・啓次は突然姿を消し、槙は彼を追って神戸へ飛んだ。そこで槙は、船場がずっと自分をだましていたことを知るのだった……。日活ムードアクションに属する佳作。ロングショットを生かした演出が印象的で、江崎実生監督の名を初めてファンに知らしめた。

  • 魚影の群れ

    制作年:

    本州最北端、下北半島の漁港・大間を舞台に、ある一人の頑固な漁師を中心に展開される骨太の人間ドラマ。彼が男手一つで育てあげた娘と、一人前の漁師になろうとする青年との愛憎を軸に、家出した妻との再会など多彩なエピソードを盛り込んで描く。相米慎二監督がアイドル映画ではない、大人のドラマに初挑戦した作品で、巻頭の海辺の長回しから、撮る対象と粘り腰で格闘する相米ワールドに引きずり込まれる。オール・ロケで撮影されたマグロ漁の場面は、魚影を捕えてから釣り上げるまでが記録映画のようにリアルタイムで描かれていて、海の男のドラマに広がりを与えた。父に近親愛を抱く娘に扮した夏目が、全身にエモーションをたぎらせ熱演。サブ・エピソードながら家出妻・十朱の落ちぶれ役の好演も光る。DVDは「夏目雅子 出演名作集 DVD-BOX」に収録。

  • 花いちもんめ。

    花いちもんめ。

    制作年:

    アルツハイマー型老年痴呆症、いわゆる老人ボケの問題をホーム・ドラマの中に取り入れた、ショッキングな社会派作品。加速度的に進行するボケと、それをもてあまし始める家族の冷たい対応……。千秋実が迫真の演技で老人役を演じ、各種の演技賞を獲得した。

  • 天狗党

    制作年:

    武士階級の圧政から村を追われた百姓・仙太は、江戸でヤクザになり故郷に帰った。剣の腕前を水戸天狗党に買われた仙太は、世直しを信じ天狗党と行動をともにすることにした。巨匠・山本薩夫が、階級闘争の厳しさを娯楽色豊かに描く骨太の時代劇。

  • 燃える雲

    制作年:

    福本和也の原作『航空検察官』を映像化した日活アクション映画。かつて優秀なジェット・パイロットだった朝日名隆は、航空検察官の一員として勤務することになった。そこで彼は、香港に働きに行っていた踊り子が帰国直後に殺された事件を担当することになる。航空網犯罪の摘発に命を懸ける男の姿を描く。

  • 新・座頭市物語/笠間の血祭り

    制作年:

    生れ故郷の笠間に帰った座頭市は、百姓を苦しめる土地のヤクザと悪徳代官を相手に大暴れする。このあと、勝プロ製作によるTVシリーズが作られた。

  • かあちゃんと11人の子ども

    制作年:

    西伊豆に住む農家の主婦が書いた体験談が原作。11人の子供を産み、夫とともに仕事に励んだ母親の子育てと労働の半生を明るくほのぼのと描く、文字どおりの大型ホームドラマ。昭和の時代をたくましく生き抜いた母親を、左幸子が好演。

  • 伊豆の踊子〈1963年〉

    制作年:

    川端康成の同名小説の、4度目の映画化。今回は踊り子・かおる役に吉永小百合を迎え、相手役に高橋英樹を配し、さわやかな仕上がりになっている。宇野重吉扮する大学教授が過去を回想するという形で始まるところが他の作品とは異なり、ラストには回想が終わり、教え子の大学生が恋人とデートに行くのを宇野重吉が目を細めて見つめているというエンディングも異色。この恋人を吉永小百合が二役で演じており、清楚な踊り子と現代っ子の女性と好対照をなす構成が面白い。踊り子が天城を訪れた学生と碁をさす有名なシーンは、この作品のみ“はさみ将棋”に置き換えられ、高橋英樹のひょうひょうとした感じと相まって、ほのぼのとした雰囲気が漂う。西河克己はのちに、山口百恵主演で再び「伊豆の踊子」を作っている。

  • 風と樹と空と

    制作年:

    石坂洋次郎の同名小説を吉永小百合と浜田光夫の日活純愛コンビ主演で映画化した青春もの。沢田多喜子は集団就職の一員として上京し、ある家のお手伝いさんとなり、幾多の苦しみや悲しみも持ち前の無邪気な明るさで次々に克服していく。今回は浜田の出番は少なく、吉永小百合の単独主演的な印象が深い。日活はマンネリ気味のダイヤモンド・ラインに対抗してグリーン・ラインなる青春スター路線を新設し、吉永小百合と浜田光夫を中心に、田代みどり、和泉雅子、杉山俊夫、そしてデビュー当時の高橋英樹がメンバーとなり青春路線を支えた。

  • 光る海

    制作年:

    石坂洋次郎原作による明朗青春ドラマ。作家志望の美枝子は、TV局に勤める野坂をひそかに思っているが、彼はOLの和子と相思相愛の仲。三角関係に悩む美枝子が、友人の出産、母の再婚といった問題を通して人間的に成長し、野坂と和子を祝福して自らも新人賞に入選する。吉永小百合は、内心はセックスに興味を持ちながらも、外見は勝気なインテリという娘をほのかなお色気を交えて好演。中平康も原作の味わいを生かした軽妙なタッチで仕上げている。

  • 雨の中に消えて

    制作年:

    お寺の部屋を借りて自由奔放な同居生活を送る高校の同窓生3人組。快活な女子大生のあや子、花嫁修行に励む感傷的なきみえ、一番大人の出版社編集部員たか子。3人はそれぞれに思いを馳せる男たちがいたが、やがて彼女らは不可解な大人の世界の激しい空気に巻き込まれていき……。西河克己監督らしい快活な青春映画。

  • 女帝 春日局

    女帝 春日局

    制作年:

    徳川300年の歴史の中で初めて天皇から“局”の称号を授かり、一代で“女帝”の名を欲しいままにした、春日局の生涯を描いた大作。権力闘争の真っ只中をしぶとく這い上がっていく一人の女のすさまじいまでの生きざまを十朱幸代が熱演。当時の資料をもとに見事に再現された江戸大奥のセットが圧巻だ。

  • 震える舌

    震える舌

    制作年:

    ごく平凡で幸福な家庭の子供が、破傷風にかかった。病気の苦痛と死の恐怖、看護に追われる家族のパニックに陥る状況などを描いた、芥川賞作家・三木卓の同名小説を映画化。意外にもろい家族の絆に焦点をあてる。子役の若命真裕子の熱演はもちろん、彼女の両親を演じた渡瀬恒彦と十朱幸代の鬼気迫る表情も忘れがたい。「砂の器」の名匠、野村芳太郎が撮り上げた異色のヒューマン・ドラマ。

  • 地獄の掟に明日はない

    制作年:

    山崎組代貸の滝田は、権藤組が組んだ八百長競艇をやめさせたため、命を狙われる羽目になる。滝田は、巧みに権藤を暗殺し、裏切り者も始末して足を洗おうとするが……。降旗&高倉コンビの初顔合わせ。長崎で原爆の洗礼を受け、いつ死ぬか分からないという健さんのキャラクターがすごい。

  • 大喧嘩

    制作年:

    山下耕作が、「博奕打ち・総長賭博」など“ヤクザ映画”の名手として評価される以前に、東映時代劇路線の中で撮った初期作品。敵の親分を斬った榛名の秀次郎が、将来を誓い合った仲のおかよに別れを告げ、旅に出る。そして3年ぶりに戻ってみると、おかよはかつての弟分の妻に、自分の組は新興勢力に苦しめられる弱体組織になっていた。やがておかよに新興勢力の手が迫り……。

最新ニュース

  • [ADVERTISEMENT]

    Hulu | Disney+ セットプラン
  • [ADVERTISEMENT]

トップへ戻る