45年間演じたローリー役に「さようなら」――『ハロウィン』ジェイミー・リー・カーティスが語ったホラーファンへの感謝
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――『ハロウィン THE END』の終わり方には100%納得していますか?
イエス。他の終わり方はあり得なかったと思います。恐らくですが、これが最後の「ハロウィン」映画ではないと思いますし、きっとこれからも作られると思います。全部をリメイクするようなことだってあるかもしれない。この先どうなるかはわかりませんが、新しいローリー・ストロードが出てきて、1978年の『ハロウィン』を新しく解釈した作品ができるかもしれない。今までもそういうことはありましたから。ただ、私はそこに出演はしません。今回が最後だと決めています。「さようなら」と言うのはとても難しいことでしたし、すごくエモーショナルなことでもありました。ほろ苦い別れであると同時に華やかで美しい別れでもあると思っています。
45年間演じたローリー・ストロード役に「さようなら」 (C)2022 UNIVERSAL STUDIOS
――ローリーにはこれからどんな未来が待っているでしょうか。
1978年の『ハロウィン』に登場したローリーは、とても賢くロマンチックで、未来ある若者でした。しかし恐ろしい暴力によって全てを奪われてしまった。そしてその後の45年間、彼女は暴力的な行為にさらされ続け、精神的なサポートが与えられることはありませんでした。暴力の形はともかくとして、このことは世界中の人に起きることでもあります。
45年経った後、もしローリー・ストロードが癒される、喜びを見つける機会が巡ってきたとしたら、それこそが究極の希望のメッセージだと思っています。人生を完全に破壊され、あれほどの悲しみと苦痛を経験した少女が、一連の事件の最後に一縷の希望を手にできるかもしれない。それを描けたことを、とてもうれしく思っています。
――最後に、日本のホラーファンへのメッセージをお願いします。
みなさんのおかげで、私の人生があります。1978年から、そして2018年からの3部作まで、 みなさんがローリー・ストロードへの愛と、彼女とマイケル・マイヤーズの戦いをずっと見守ってくれたおかげです。みなさんがずっと私の仕事を応援してきてくれたからこそ今があります。本当に心から感謝しています。これからも誇らしく思ってもらえるように頑張りたいと思います。(日本語で)どうもありがとう。
「日本のホラーファンのみなさん、どうもありがとう」 (C)2022 UNIVERSAL STUDIOS
(取材・文:編集部)
映画『ハロウィン THE END』は公開中。