『魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?』市ノ瀬加那&山本彩、異世界の絆を紡ぐ声と音楽の交錯
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――先ほど「アニメが大好き」と言っていた山本さん。アニメを好きになったきっかけや、普段どのような作品をご覧になっているか教えてください。
山本:本当に色んなジャンルの作品を見ているので、作品名を挙げるのが難しい……! ですが、自分の中でトレンド入り作品を1つ挙げるとすると『コードギアス 反逆のルルーシュ』です。アニメを何度見返したことか。「ロボットアニメ」というジャンルでは括れない、一言では語り尽くせない魅力があると思っています。
――声優さんもお好きとのことで、この機会に市ノ瀬さんに質問してみたいことはありますか?
山本:今の声優さんは特に、声のお芝居に限らず、歌もお上手な方が多い印象があります。そのためにやられていることはありますか?
市ノ瀬:ボイトレには週1で通っています。新しく通い始めたところでは、今まで習ったことのない呼吸法を教えてもらっていて。歌に限らず、声のお芝居でもまず呼吸が大事になってくるんですよね。
市ノ瀬加那
――山本さんも歌う上で、呼吸は大事だと思う瞬間はありますか?
山本:はい。ライブ前にはある程度の緊張はあった方が良いなと思うのですが、程度を超えると呼吸が浅くなってしまいます。そうすると声も出なくなるので、自律神経を整えるストレッチやマッサージをしていますね。
――逆に、市ノ瀬さんから山本さんに質問してみたいことはありますか?
市ノ瀬:ネフィの目線で楽曲を作ったと言っていましたが、歌っている時はどういう目線で歌っているのですか?
山本:やはり1番はネフィの心というか、ネフィ自身を宿らせる感覚で歌っています。その一方で、作品を見ていただく方に楽しんでもらうのはもちろんなのですが、そうじゃない方にも自分に置き換えて聴ける楽曲でもあってほしいので、半分ネフィ、半分自分の目線で歌っています。
山本彩
――作品、楽曲で注目してほしいポイントを含め、メッセージをお願いします。
市ノ瀬:かわいらしい描写とコミカルな描写のギャップが本当に面白くて、思わずクスっとなっちゃうシーンがたくさん出てきます。真面目なシーンではザガンのかっこいい立ち振る舞いも見れたりして、いろんな視点で楽しむことができる作品になっているのではないでしょうか。あとは、キャラクターたちが本当に魅力的! 見ていて、気持ちが温かくなるんですよね。「なぜこんな温かい気持ちになるんだろう?」と考えた結果、私は保護者目線でみんなを見ているんだなとついさっき気づきました(笑)。皆さんも保護者目線で見て……いや、好きな目線で良いのですが(笑)。是非、温かい気持ちになってもらえたら嬉しいです。
山本:ネフィとザガンの2人はもちろん、それ以外のキャラクターもすごく魅力的です。オタク的目線でいうと、いろんな“カップリング”があるので(笑)、それを探してもらえると、より作品を楽しめるのではないかと思います。そして話を追うごとに、私の書いた楽曲に対して「ここはこういう意味だったのか!」と分かってもらえるところも増えてくると思いますので、あわせて楽しんでいただけたら。
(取材・文:米田果織 撮影:吉野庫之介)
テレビアニメ『魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?』は、TOKYO MXにて4月4日より毎週木曜24時30分、BS朝日にて4月5日より毎週金曜23時30分、MBSにて4月6日より毎週土曜27時8分放送。