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『【推しの子】』ルビー役・伊駒ゆりえが語るキャラクターへの“愛”「共に生きていけることがすごく幸せ」

アニメ

■“嘘”と“愛”の本質

――6月にはアニメ第一話にあたる『【推しの子】Mother and Children』の復活上映もありましたね。

伊駒:舞台挨拶もさせていただいたのですが、そこで初めて『【推しの子】』をご覧になったという方もいらっしゃって。「あの第一話を劇場で見られるなんて羨ましい!」と思いました(笑)。

――物語の原点となる衝撃の第一話ですからね。

伊駒:そうですね。私自身も女性アイドルが大好きなので、改めて第一話を振り返ったときに「“アイドル”とは何だろう?」と深く考えさせられました。

――作中でも度々言及されていますが「“嘘”とは何か?」と。

伊駒:そうなんですよ、“嘘”って一体何なんでしょうね。私はアイちゃんの「嘘はとびきりの愛なんだよ?」という言葉は本当にその通りだと思っていて、いちファンとしても、その“愛”をステージでパフォーマンスとして表現するアイドルのみなさんをすごく尊敬していますし、だからこそ応援したくなるのだと思うんです。

――「嘘が本当になることを願って、頑張って努力して全力で嘘をついてたよ」とアイは言っていましたが、その行動自体が“愛”にあふれているというか……。また、ルビーとアクアの関係性についてはどのように感じていますか?

伊駒:お兄ちゃんであるアクアくんとのシーンは毎回アフレコもすごく楽しいんです。たとえば、「恋愛リアリティショー編」のエピソードでアクアくんが『今ガチ』メンバーと焼肉を食べに行って帰ってきたときに、ルビーちゃんに怒られているシーンがありましたが、あんな兄妹がいたら可愛くないですか?(笑)

ルビーちゃんの過去や前世を振り返ると、やはり家族や愛情に対して複雑な感情を持っている子だと思うんです。そんな彼女がアクアくんという家族と軽口を叩き合えるような関係になれたんだなと思うと、とても微笑ましい気持ちになりますね。


――さりなちゃんとしての人生も重ねて見ると、日常の中にある温かさをより感じますよね。また、新生B小町の関係性についてはいかがですか?

伊駒:新生B小町は本当に3人のバランスがいいなと思っています。アイドルグループの中で、なりふり構わずまっすぐ突き進むタイプも必要ですし、もちろんみんな可愛いですが、ビジュアル担当も欠かせない。そして、一歩引いた目線からグループ全体のことを考えられるバランサー的な役割も重要。この全てのバランスが整っているのが新生B小町だなと感じるシーンが作中にたくさんあって。私はとくにMEMちょのことをすごく尊敬しています。

――MEMちょは人としての魅力もさることながら、マーケティング担当として会社に欲しい人材だなと思いました(笑)。

伊駒:本当にプロフェッショナルですよね(笑)。そんな3人の空気感や、それぞれが持つ個性を尊重して支え合っている関係性が新生B小町の魅力であり、大好きなポイントのひとつですね。

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■「2.5次元舞台編」を彩るキャラクター

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