中村麗乃、『SHOCK』との出会いが転機に 堂本光一から送られた忘れられない言葉とは

――先日開設されたファンクラブの名称もとても良いですよね。「curtain call」にはどのような思いが込められているのでしょうか。
中村:私、舞台の中でカーテンコールの時間がすごい好きなんです。役として物語を終えた後、自分として立っている瞬間。初めて客席にライトが当たって、皆さんの顔を見るんです。その時に皆さんがすごく幸せそうな笑顔で拍手をしてくださるんですよ。それを見ると「今日も頑張ってよかった」という気持ちになれるので、すっごく好きな時間でした。ファンクラブでもそんな温かい空間が作れたらいいなと、大好きな時間をこのファンクラブでも作りたい、という思いで付けました。
――作品をやり遂げてステージに立った人にしか分からない景色ですよね。
中村:そうですね。どれだけ立ってもあの景色は毎回感動します。
――ファンの皆さんは、中村さんにとってどんな存在ですか。
中村:舞台が終わった後に「こういうところが良かったよ」と感想を伝えてくれたりすることですごく自信に繋がりましたし、私自身が逆にパワーをもらっていました。だからこそ舞台に立つことが大好きになれたので、皆さんに私の未来を導いてもらったと言っても過言ではないぐらい、本当に私の力になっていた存在です。感謝、とかではちょっとまとめられないですけど、本当にすごく大きい存在だなと毎回、身に沁みて感じています。
――そんなファンの方に「2026年の中村麗乃」はどういった姿を見せたいですか。
中村:自分がどういう風に芸能活動をしていくかはまだ分からないんですけど、今までできなかったことは、やっていきたいなと思っています。お芝居もそうですが、ファンクラブでも今まではできなかったようなイベントとかをやりたいなといろいろと妄想しています。どこまで叶うかは分かりませんが、ファンの方との時間もちゃんと作りつつ、今後の自分のやりたいことに向けて動いていく年なのかなとは思っています。舞台に関しては、全然技術もないし、歌ももっとボイトレをしないといけないし、いろいろと課題はあるので、そこを詰めていく期間にもしたいです。

――乃木坂46には8年半在籍されました。これから先の8年半後、どんな存在になっていたいですか。
中村:8年半後だと、32歳ですね。今は正直、キャスト表で私を見ても「誰だろう」と思う方がほとんどだと思うんですけど、8年半後にはミュージカル好きな方に「あの子か」と名前をちゃんと認知していただけるようになっていたいです。そのために基礎的なことを学び、経験を積んでいくことが大事だと思っています。グループでのステージはたくさんやってきたんですけど、舞台となると圧倒的に経験が少ないので、とにかくいろんな現場に行って、いろんな方から勉強させていただける時間を作りたいです。アイドルを8年半やってきましたが、新人のつもりで本当に1から挑もうと思っています。
――1から挑む中でも、乃木坂46のメンバーとして学んだことで、今後も大切に残していきたいと思っていることはありますか。
中村:乃木坂46では「努力・感謝・笑顔(ライブ前など円陣を組んだ際の掛け声)」をずっと教えてもらったので、それは今後も変わらずに貫けるような人になりたいです。
――乃木坂46がずっと言い続けている、いい言葉ですよね。
中村:もう円陣を組むこともないんですよね、きっと。だからそれは自分の心に留めて、残し続けていきたいです。
――最後に改めて、卒業後も応援してくださるファンの皆さんと、これから中村さんを知っていく方々に向けて、今後の意気込みをお願いします。
中村:今の私を作ってくれたのは、もちろん8年半の乃木坂46での活動があってのことだと思うので、今までの感謝の気持ちだったり、育ててくださった乃木坂46に対する気持ちは変わらずに持ちつつも、今後は新しいスタートとして、やっぱり変わっていかなきゃいけない部分もあると思うし、今までのやり方じゃ足りない部分もたくさん出てくると思うので、改めて自分に喝を入れ直して頑張っていきたいです。ファンの皆さんとは、乃木坂46時代と変わらずにコミュニケーションを取れる時間を今後も作っていきたいなと思っているので、変わらずに頑張りたいです。
(取材・文・写真:山田健史)

